人生でやるべきことが見つからない人へ

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オプラ・ウィンフリーと言えば世界で最も有名な黒人女性でテレビ司会者ですが、「オプラ・ウィンフリー・ショウ」が終了してからは、専ら自分の局「オプラ・ウィンフリー・ネットワーク(OWN)」で活躍しています。女性にとても人気があるオプラですが、私はあまり彼女の番組を見ないのでファンではないのですが、彼女がプロデュースしているSuper Soul Session というTEDのような講演シリーズでは私が大好きなブレネー・ブラウンが登壇したりしています。

今日はそのSuper Soul Sessionsで講演したエリザベス・ギルバートのビデオをご紹介します。

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エリザベス・ギルバートといえば「食べて、祈って、恋をして」で有名なベストセラー作家ですが、Facebook、インスタグラムをはじめ、ソーシャルメディア上でも読者と幅広く交流していることで人気があります。

この日の彼女のトークは、「ハチドリの飛行」というものです。

登場するなり「今日は、絶対に自分がするとは思わなかったことを話します。『情熱』に対する反対論です。」と切り出します。

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プライドで教えられたこと

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先日、久しぶりに会う友人と一緒に散歩に行きました。あまりにも話に熱中していたため、写真も撮らなかったのですが、うちの近所にあるガバメントハウスという庭園内を散歩しながらいろんな話をしました。

いつしか話は先日彼女がFacebookに載せたある投稿の話に。彼女は最近、別離、死、病気など自分の友人の周りで悲しいニュースが多く、心を痛めている、と書きました。でも、彼女自身はとても充実して幸せな生活を送っているそうなのです。そして、彼女は自分が幸せであることに一瞬罪悪感を感じてしまった、と書いていました。周りにはこんなに沢山つらい思いをしている人がいるのに、何故私だけが幸せなのか?

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短い人生を、いかに幸せに生きる?

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様々なニュースで取り上げられているのでご存じの方も多いと思いますが、FacebookのCOOのシェリル・サンドバーグ氏の夫のデイビッド・ゴールドバーグ氏が47歳の若さでバケーション中に突然亡くなりました。

ゴールドバーグ氏がCEOを勤めていたSurveyMonkeyは使ったことがある、という程度ですし、サンドバーグ氏においても著書「Lean In」を途中まで読みかけたままの状態で数ヶ月たっており、とても彼女の「ファン」とまではいきませんが、彼女のTEDトークは大好きですし、尊敬するビジネスウーマンの一人であることには変わりありません。

昨日、彼女がFacebookに投稿したこちらの声明に、涙した人も多いはず。特に、「結婚式の日に、誰かが彼とは11年しか一緒に居られないと教えてくれたとしても、それでも私は彼と結婚していました。」という部分に、胸を打たれました。

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頭のなかの自分

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この数日間、ちょっと落ち込んでいました。

自分が常に人に言っていることが、思いっきりブーメランで自分に返ってくることがあります。
「他人の言っていること、やっていることは気にするな。自分のことだけに集中しろ」と。
良い意味でわがままになれと。

でもこの数ヶ月、ちょっとしたスランプ状態だった私は、仕事で大成功している友人や、素晴らしい大舞台に立っている友人を見て「私はとてもじゃないけどあんなにはなれない」と感じていました。何故自分はあんなに活躍できてないのか、と自己嫌悪に陥ってしまったり。

これが自分の心にグサっと突き刺さるときと、かすり傷程度で済むときがあります。

この数日は、かすり傷ではすまない方でした。

「何故私は他の人のように普通の仕事ができないのか」「いい年していつまでも何をやっているのか」

などという、「頭の中の自分」に叱責されたことがあるのは、私だけではないと思います。

そうして思わずFacebookで弱音を吐いてしまったのですが、沢山の友人や、尊敬している先輩に暖かい励ましをいただいて、思わず涙ぐんでしまいました。

中でも特にはっとしたのが「停滞は飛躍の前の準備期間」「ジャンプをする前にいったんかがむようなもの」というコメント。自分でも知らず知らずのうちに焦って、空回りをしていたんですね。

私が敬愛するブレネー・ブラウンがよく書いている「欠乏感」というものと同じです。

朝起きて最初に思うことは「睡眠が足りない」そして「時間がない」そしてそれが「お金が足りない」「運が足りない」「幸せが足りない」となり、きりがありません。

私も、そのような欠乏感と焦りにとらわれ、それがさらにいらだち、自己不信などに繋がっていっていたようです。

このような場合の一番の対処法について、ブレネーは「Give Gratitude」つまり感謝の気持ちを持つことが大事であると説いています。私も、自分はなんと素晴らしい友人や先輩に恵まれているのだ、と気づき、思わず目頭が熱くなったのでした。

この日、ほんとうに偶然なのですが、エリザベス・ギルバートのFacebookページにて、Rayya Eliasという作家(二人は親友らしいのですが、Rayaaの名前は私も今回初めて知りました)と共にシドニーのオペラハウスでやった対談のビデオを見ました。ギルバートは「食べて、祈って、恋をして 」の世界的ベストセラー作家ですが、その後も不完全ながらも人間らしく生きよう、と読者やファンに語りかけ続け、圧倒的な人気を未だに誇っていて、私も大ファンです。私は彼女が創造性について語ったTEDトークが大好きで、今でもよく見返しています。

Rayyaは実はドラッグ中毒者という過去があるそうで、その当時のことを書いたメモワールを出版し、今は作家として成功している人だそうですが、ビデオの始めの方で、彼女が書いたエッセイを朗読しています。ビデオ自体一時間近くあるので、全部見る時間がないという人はせめて彼女のエッセイを聞いてみて下さい。(4分10秒あたり)

Dear Head、で始まるエッセイは、Rayyaが自分の頭に対して語りかけるという手紙形式を取っています。「あんたの頭の中に居るのは、どんな危険なエリアを夜一人で歩くよりも最悪だった。特に私が一人の時は。」「なぜならあんたの頭の中にいるということは、どんな事をしてでも、自分はこの皮膚の中に存在する価値がないくだらない負け犬だと自分を説得することを意味したから」どこに居たって、他の人たちは常に自分より頭が良く、教育もあり、才能のあるアーティストやミュージシャンで、自分だけが誰よりも劣っている、と感じていたというRayaa。

ドラッグにはまり公園のベンチで寝泊まりしていた時にお姉さんが助けに来てくれ、ホテルに泊まったそうなのですが、彼女の「頭」が「自分は助けられる価値のない人間だ」と自分を説得したため、お姉さんが寝ている間にホテルを抜け出したというエピソードを正直に語っています。

その後ドラッグをやめ、音楽や芝居をプロデュースし、本も出し、一見すると平和で幸せな人生のようですが、Rayaaはそれでも「頭」のネガティブな語りは続くと言います。シドニーのオペラハウスでトークのイベントの招待が来たときも「私はこんなイベントに招待されるにふさわしい人間なのか」「尊敬する友人とステージに立つなんてできるのか」と不安がよぎったと言います。
他の人のことはわかんないけど、こういうことは私にはしょっちゅうあるの」というRayaa(私も!)。

頭の中のネガティブな語りというのは誰にでもあるものだと思います。このRayyaのエッセイでとても良かったのは、最後の締めが「今となってはあんた(Headのこと)からの挑戦を受ける準備はできているわ。Remember, Head, I &%$king own you.」 となっているところ。ネガティブな語りは簡単に止めることはできないと思いますが、少なくとも、それに反抗する勇気があれば充分だと思うのです。ネガティブな考えが頭をもたげてきたら「そうかしら?あなたが正しいとどうして言えるの?」と問いかけましょう。それが最初の一歩。そして、愛する友人や家族の励ましの言葉を思い出して下さい。こんなに沢山友人がいる人が、「生きる価値のないくだらない人間」であるはずがないでしょう?

このあとのトークも「恥の文化」や「創造性」についてとても興味深い、正直な話が続きます。人は誰でも、クリエイティブであると私は信じています。創り出すものはなんでも良いのです – 音楽、アート、文章、写真、社会活動など。 If you’re not creating something, you are destroying something. Usually yourself. (「何も創造していないということは、同時に何かを破壊しているということ。たいていの場合自分自身。」)というくだりもとても印象に残りました(34:00ごろ)

自己不信に陥ったり、頭の中の自分に叱責されたりするのは、誰にでもあることです。
そういうときは、信頼できる友人や家族に正直に悩みを打ち明けるのも良いと思います。でも、「自分の弱い部分や、胸の内をさらけだすなんて、とてもできない」と思う人もとても多いと思います。
でも、愛する友人や家族が何かに対して恥じていたり、自信をなくしている時、人と比較してしまっているとき、決して彼らに同意するということはないと思います。きっと「何を言ってるの、あなたはこんなに素晴らしい人なのに!」と褒めるでしょう?
でも、それが自分の問題となると、とたんに自分に厳しくなりますね。
これをブレネー・ブラウンは「心のもろさ(Vulnerability)のパラドックス」と呼んでいます。
もろさとは、他人の中に最初に探すものであるが、自分の中では絶対に見つけて欲しくないもの
ブレネーは、そんなときこそ、「Be seen」、つまり勇気を出して自分をさらけ出して本当の自分を見せてみようと言っています。私も何回か挑戦して、少しづつ上手になってきました。上に書いたFacebookでの弱音も、意図したものではありませんでしたが、最終的には Be seenされた結果と言えると思います。

少しづつ、一緒に練習してみませんか。









夢を公言して、スーパーヒーローになろう! #WDS2014(2)

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WDS2014レポートのパート2です。ート1はこちらをどうぞ

Michael Hyatt

Photo Credit: Armosa Studios
Photo Credit: Armosa Studios

いかにも成功しているビジネスマンといった雰囲気のMichael。ビジネスの話をるのかな?と思っていたら、子供の頃のお父さんとの思い出から、彼の話ははじまりました。

いつも自分のことを大事にしてくれた、最高のお父さん。。残念ながらその後、彼の人生はアルコール中毒という辛い道をたどります。

ティーンエージャーの頃、パーティから遅く帰宅したある夜、泥酔したお父さんが家の外の歩道に寝ているのを見て、「絶対に彼のようにはならない」と誓った、というくだりは胸にぐっとくるものがありました。

Michaelは彼の父親のそんな人生をDrifting Life、流されていく人生だと説明します。目標もなく、そのときの状況にただ流されていく人生。

それと反対なのが、Driven Life、突き進む人生とでも訳せるでしょうか。仕事やお金、成功だけを目標とした人生で、一部の人の基準では成功している人生なのかもしれませんが、意味のあるつながりや、やりがいを見つけられず、ほとんどの場合ストレスとむなしさでいっぱいになってしまう人が多いようです。

それとは別にMichaelが薦めるのが、Designed Life、自分でデザインしていく人生です。それではどのようにして人生をデザインしていくのか。

Michaelは自分自身に問いかけるべき3つの質問を教えてくれました。

1.自分は他人の記憶にどういう人として残りたいか?

2.自分にとって大切なものは何か?

3.今日できる勇気ある決断は何か?

私はこの答えをWDSのノートにしっかりと書き留めました。あなたの答えはなんでしょう?

もうひとつ、最後の方で彼が言ったことで印象に残った言葉があります。

 “How are you doing with what you’re given?”

人生とは必ずしも公平ではありません。恵まれた環境に生まれた人も居れば、そうでない人もいる。彼は、それでも自分が与えられたものを最大限利用して生きるべきだと説いていました。

Dee Williams

#WDS2013 Dee Williams

DeeはPortland Alterantive Dwellings (PAD)の共同創立者です。オルタナティブな住いってどんなものでしょう?それ84スクエアフィート(約5畳)の広さの家(!)です。ベッドも、キッチンもすべて込みの5畳一間のお宅で、DeeはこれをTiny House と呼んでいます。

子供の頃は農園で育ち自然に囲まれて暮らしていたというDee。兄弟とスーパーヒーローごっこをしてよく遊んだと言います。でも、大人になるとみんな、自分たちがスーパーヒーローであることを忘れてしまいますよね。そこでDeeはデルタ航空の赤いブランケットをマント代わりにして、スーパーヒーローのポーズを教えてくれましたw

体調を崩したことをきっかけに、自然に囲まれてシンプルな生活をしたい、と望むようになったDee。彼女の家は冬は寒いけれど、雨が降ると雨音が屋根を通して伝わってくる、素朴な家なのだそうです。

友人の家の庭にTiny House を置かせてもらっていたそうなのですが、その友人が亡くなってしまっていらい、しばらく何もする気が起きなかったという彼女。でも、

Simply showing up is a superpower

辛いときに、ただ姿を現すだけでもそれは十分にスーパーパワーなのよ。

本当にそうですよね。ただ一歩づつ足を前に進めていくだけでもそれは十分に意義のあることなのだと教えてくれました。

もうひとつ彼女が言った言葉で心に残ったこと。それは、

I’m a superhero. I need to pay attention” 

私はスーパーヒーローなの。ちゃんと気を配らないと。

上のMichaelの話にも似てきますが、毎日をただダラダラを過ごしていては、とてもスーパーヒーローとは言えませんよね。自分はスーパーヒーローなんだ!と自覚を持って生きよう、と決心した私でした。

Elise Blaha Cripe

Photo credit: Armosa Studios
Photo credit: Armosa Studios

Eliseはクラフトプロジェクトを紹介したり、実際にそのクラフト作品を売ったりするサイトを運営しています。ものを作るのが大好きというElise。でも人に、「お仕事はなんですか?」と聞かれるたびに、なんと答えればいいのか戸惑っていたといいます。このWhat do you do? という質問は、北米では初対面の人との挨拶の次にまず聞かれる質問です。(ちなみに、私もこの質問をされて困ることが多々あります)そのうち、I make stuff.という簡潔にして要を得た一文で済ませるようになったそうですがw

常に何か新しいものを常に作り続けて行くというのは、本当に大変なことだと思います。Eliseも、様々なプロジェクトを開始したものの、時には途中でインスピレーションがなくなってやめてしまったこともある、と言っていました。「途中でプロジェクトを中止するのは、必ずしも悪いことじゃないのよ」

また、失敗を恐れずチャレンジし続けることの大切さにも触れていました。パート1でご紹介したグリーンスムージーのJadahの言っていたことと重なりますが、不完全なままでもチャレンジしなさいと。Eliseは自分の娘が歩き始めるのを見ていて思ったそうです。どんな赤ちゃんも、「転んだら怖いから歩くの完璧になってから歩こう」なんて思わないですよね。バランスを崩して尻餅をつきながらも、とにかく歩き出す。なんて勇気づけられるお話でしょう!

Eliseのスピーチの前に、会場の全員に” I ________. “ とかかれたステッカーが配られました。Eliseも、自分の夢を公言することがとても大事だと言っていました。ポッドキャストを始めたかったけれど、どうすれば良いかわからなかった時も、「ポッドキャスト始めたい!」と公言したら、サイトの読者が、ポッドキャストの入門コースのことを教えてくれたそうです。そこで、彼女は、会場にいる私たちに、ステッカーの空白を是非、自分のやりたいことで埋めて欲しい、と言っていました。

私の夢は、本を出版して、世界中を旅しながら沢山の人達をインスパイアすること。さっそくインスタグラムで証拠写真を撮ってEliseにも送りましたよ。

他にも沢山の素晴らしいスピーカーが居たのですが、ご紹介するのはここまでです。もうすぐ、WDSのサイトにビデオがアップされる予定ですので、是非チェックしてみてください。


そしてイベントのあとはアフターパーティ。なんだか、こっちの方を楽しみにしている人も少なくないようですが、今年のアフターパーティはバスで少し離れたフィールドに移動して、なんとそこでは熱気球が待っていました!私は堀さんと一緒に乗ったのですが、ここに短いビデオがあります。

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フードトラックとバー、熱気球、展示されていたDeeのTiny House、そしてタロットリーダー(これは私は体験し損ねて残念!)そしてもちろんバンドも来ていたアフターパーティですが、私が一番楽しみにしていたのは毎年WDSのパーティで大活躍のDJ PrashantというボリウッドのDJ。ダンス上手くない人でも楽しめること間違いなし!超楽しいです。

WDS2014
Photo Credit: Armosa Studios

今年は郊外でのパーティだったこともあり、パーティの途中でインドの色粉が登場。チョークを砕いたような様々な色の粉を、3,2,1のカウントダウンで空に投げると、無数の虹色の煙が!そしてそのあとその粉を近くに居る人達の顔に塗ります!色まみれになりましたが、あ〜楽しかった!こちら証拠写真。

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新しい友達もできて、去年よりさらにパワーアップしてたWDS、来年も絶対に行きます。WDSに興味のある方は、是非こちらのFacebookグループにご参加下さいね。ポートランドでお会いしましょう!









世界征服サミット

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あさってから、世界征服サミットに参加して来ます。

世界征服というとびっくりされるかもしれませんが、英語ではWorld Domination Summit(WDS)と呼ばれるカンファレンスで、毎年オレゴン州のポートランドで開催され、今年で3年目になります。カンファレンス主催者のクリス・ギレボーは、Conventional- 平凡な生き方、つまり、「みんなこうするから」自分もこうする「べき」と言った生き方に強く反対し、自分が夢中になれるものを見つけて自分なりの人生を歩んで行こう、と提唱するライター、起業家です。

彼との出会いは、2年ほど前、ふとしたことで「The Art of Non-Conformity(日本語では『常識からはみ出す生き方 ノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール」』というタイトルで出版されています。)」という彼の最初の本のことを知り、偶然数日後に彼がバンクーバーにブックツアーで来ると知ったことからはじまります。私が住んでいるビクトリアは小さな街なので、ツアーは来ないとのこと。島にあるビクトリアから、バンクーバーまではフェリーまたは水上飛行機などを使わなければならず、日帰りでとても行ける距離ではありません。そこまで気になる著者でなければ「ビクトリアまで来てくれればいいのに。。。残念!」とそれで終わってしまうと思うのですが、この本のテーマが、Unconventionalな生き方というところに共感した私は、バンクーバーまで一人で行くことにしました。

バンクーバーのダウンタウンにある書店に到着すると、知っている顔はひとつもありませんでしたが、そこでTwitterを通して知り合った2人の友人とは、今でも連絡を取り合う仲です。(ちなみに、今ではWDSのスピーカーで、女性のライフスタイルコーチとして引っ張りだこのDanielle LaPorteがこの日の司会でした。)それ以来、彼のパッションであるトラベルハッキング(マイレージなどを駆使してお金をあまり使わずに旅すること。クリスは世界全国全て旅するという夢を今年達成しました。)やロケーションインディペンデントな生き方(住んでいる場所に関係なく仕事できるライフスタイルー日本語でいうとノマドでしょうか)など、個人的にも共感するところが沢山あり、彼のブログをフォローし続けています。去年、二冊目の本、「The $100 Startup」が発売された際には、サンプル本も送っていただきました。

The $100 Startup by Chris Guillebeau

そんなクリスがやっているWDS、過去2年間は参加できずに悔しい思いをしていたのですが、ここビクトリア在住のライターで、私の友人、兼メンターでもあるMike Vardyから、常々「君は絶対にWDSに行くべきだ。会うべき人が沢山いる。」と言われていました。特に去年のWDSは大成功だったようで、キーノートを行ったChris BroganやC.C Chapmanも「今まで参加した中で最も素晴らしいカンファレンスだ」と絶賛していました。また、去年は$100 Startupの本が出た年だったので、参加者全員に、ビジネスなり、寄付するなり、自分のやりたいことに使う為の現金$100を配られた事は、ネットでも大変話題になりました。

2013年分のチケットは1月に発売されてすぐに完売。これまたタイミングを逃し、また今年も無理か〜と思っていたのですが、3月の東京にて事態は急変。ブロガーサミットでお会いした堀さんが、ご挨拶した際に「WDS行きますか?」とおっしゃるではないですか!「すごく行きたいんですけど、チケット買いそびれて」というと「知り合いでチケット売りたがっている人がいるので、是非」と!!すごい展開!カナダ帰国後に早速連絡を取り、見事チケットを購入することができたのです。オンラインでの友達でも、知っているだけで15人くらいはWDSに行くようで、3000人集まるという大規模なカンファレンスで、知り合い全員に会う機会があるかどうかは謎ですが、新しい友達を作るのもこういったカンファレンスの醍醐味。メインのスピーカーは、オーストラリア人で「ProBlogger」として超有名な Darren Rowse、「The Happiness Project (日本語版は「人生は「幸せ計画」でうまくいく!」)」を書いたGretchen Rubinやこれまた有名フォトグラファーのChase Jervisなど、そうそうたる面々。

オープニングパーティはオレゴン動物園を完全に貸し切ってパーティというのもすごい。すでにTwitterでも#WDS2013のハッシュタグで盛り上がっています。確かに、今まで参加したどのカンファレンスよりも、イベント開始前の熱気がただものじゃないです。

日本からは、堀さんと、サンディエゴ在住の塚越悦子さんが参加されるので合流することになっていますが、(どこかでビデオでもハングアウトでもやれたら楽しいかも)他にも日本人の方は世界各地からいらっしゃるようですので交流が楽しみです。もちろん写真、ツイートも沢山載せますので是非チェックしてみてくださいね。

それでは世界征服サミット、いざ、出陣!









パワーアニマルとあなたを「あなたらしく」するもの

最近ここでの投稿はもっぱら英語版を日本語で書いているような感じですが。。。

先日、うちの相方マークと興味深い話をしました。先週末、ベリーフィットのコンベンションに参加してきて(ベリーフィットとは、ヨガ、ピラティス、ベリーダンス、ボリウッド、アフリカンダンスなどをミックスしたフュージョンエクササイズで、ビクトリアで始まりました。日本にもベリーフィットを広めようとしている所なので、興味のある方は連絡下さい。)ベリーフィットライブをやってきたんだけど(ベリーフィットライブは、DJがいて、踊れる音楽を生でかけてくれるのです。)その途中で突然鳥のさえずりが聴こえて来たのです。一瞬すごくびっくりしたけど、踊りながら聴いていると、どうやらDJがかけていたトラックの一部に鳥のさえずりがミックスされていたんですね。

それで、ベリーフィットライブの最中に気がついたのが、私は何故か鳥に惹かれるヒトなのだということ。

数週間前から、我が家の周りにはとっても珍しい鳴き方をする鳥が住み着いていて、姿は見えないものの、いつもその声を聴いては「おー、また来てるな」と嬉しく思っていました。相方が起きている時に、「ほら!またあの鳥!!」と私が興奮して話しても、彼は「ふーん」という感じなのですが。。。ちなみにうちにはハミングバード(ハチドリ)も窓のすぐ外の花の蜜を吸いに来るのですが、私はそんな時にも必要以上に嬉しくなってしまうのです。

このことを相方に話すと「それは、鳥が君のパワーアニマルだからだよ」というではありませんか。なんだか、ネイティブアメリカンの話に出てきそうですが、グーグルで調べると、やっぱり。動物の守護神みたいな感じです。シャーマニズムと関係しているとか。興味のある人はググって見てください。うちの相方は普通はニューエイジ系のことは殆ど信じない、科学派の人なのですが、何故かパワーアニマルは信じるらしく、彼のパワーアニマルは象とコヨーテなのだそう。

私の場合は、何かのテストをうけてパワーアニマルを見つけたわけではなく、何故か鳥に惹かれることが多いのできっとそうなんだろう、と思っているだけですが、ハリー ポッターに出てくるパトロナスみたいですよね。

動物でなくても、何故かわからないけど惹かれるものって、誰でもあると思うのです。

下の子が生まれる前まで、茶道の教室に通っていましたが、そこで、先生のアシスタントをされていたNさんという先輩がいらっしゃいました。いつも優しくて、とても頼りになる先輩で、今でも尊敬する人です。

あるお茶会で、何故か前世の話になった時に、Nさんはアメリカでネイティブアメリカンの儀式を見に行った時のことを話してくださいました。

Nさんは特別にネイティブアメリカンに興味があったわけでは無いそうですが、その儀式を見ている間、何故か涙が止まらなかったそうです。ダンナさんにも「なんで泣いてるの?」と聞かれて「I don’t know!」と答えたそうで、本人にも理由はわからなかったそうなのですが、きっと何か前世が関係してるんだろうね、ということでみんな納得しました。

前世やパワーアニマルとまで行かなくても、誰でもきっと、理由はわからなくても惹かれるものがあるはずです。その、惹かれるものこそが、あなたをあなたらしくするものだと思うのです。何か好きなものがあればとことん追求することが、満ち足りた人生を送る為に欠かせないことではないかな、と思います。









成功するための許可

先週は、ライフコーチというか、インスピレーショナルスピーカーのDanielle LaPorteの話を聞きに行く機会があった。バンクーバー在住の彼女は、The Fire Starter Sessions
という本を出版して、最近巷で人気のヒトである。私は数年前に私がメンターとして慕うChris Guillebeauの本The Art of Non-Conformity
(日本語では「常識からはみ出す生き方 ノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール」」)のブックツアーでバンクーバーに彼が来た時に、Danielleが司会をしていて、その時に初めて彼女のことを知ったのだけど、実際に彼女にきちんと会うのは今回が初めて。

メインイベントの前にカクテルパーティがあり、本にサインをしてもらう機会があったが、何故か子供の話で盛り上がり、彼女は8歳の息子さんが学校から帰って来るのを木の陰から隠れて見ているような心配性ママになりつつあるとのこと。ははは。

彼女は最近グングンと有名になって来ているヒトで、私は普段はインスピレーショナルスピーカーの類いは半分くらいしか信用しないので、彼女は実際会ってみてどんな感じなのか気になっていたが、ユーモアのセンスがあり、話が面白く、ファンじゃなくても十分楽しめるスピーチだった。

暗記して読むようなスピーチではなく、観客に質問を募って答えを出して行くという構成だったが、特に印象に残ったのが、
成功することに関して女性は何かと許可を求めてしまうということ。
夫がいて子供がいて、それでも何か自分自身の道で成功したい、と願うこと、仕事と子育てに追われて、自分自身の時間が欲しいと願うことに何故か罪悪感を感じる女性がいかに多いことか。
これは私自身もしっかりしていないと時々陥る罠であり、良いリマインダーになった。

これにはダニエルは、彼女の場合、クリエイティブなヒトなので、何か書きたいことが出て来た時にはそれを書くしか無いし、旦那さんも子供も最近では慣れていて、「ママはまたしばらく書くことに集中しちゃうから」と言えば納得してくれるらしい。そういう環境を作って行かないとだめってことですね。

我が家も、相方も私もものを書くのが仕事なので、4歳の息子は、基本的に、私たちが一心不乱にキーボードに向かっている時は話しかけてはいけないというのがルールになっている。もちろん、まだ4歳なのでなかなか難しいが。幸い大抵の場合私か相方がいるのでどちらかが忙しい場合は片方が子供の面倒を見れるので助かっている。

成功することに誰の許可もいらない。自分が決めた道を進むのみ。









自分の頭でものを考える

英語ブログにも同じようなことを書いたんだけど。
巷にはライフコーチやらまるで何かの教祖のようにあがめられている自己啓発系のリーダーなどがあふれている。
先日書いた女性のビジネスグループでも、数人のメンバーが、北米で人気のある、某ビジネスコーチのコースにハマっているようだ。誰をフォローして誰のオンラインセミナーに参加するのか、ある意味ブランドのようにも思えてくる。

私も、数は多くはないけど数名、メンター(これって、日本ではあんまり良い印象の無い言葉だと聞きましたが、ここでは英語本来の意味で、信頼できる指導者、という意味です)と慕う人がいる。でも私の慕う人達はセレブぽい人ではないし、オンラインの世界で有名な人であっても私自身が実際に会って私自身の目で「この人は尊敬できる」と感じた人が殆どで、コースやセミナーを通じて慕っているわけではない。

私は一対一の、意義のあるつながりを大切にするタイプなので、ベストセラーの本を出しているような人が数万人のファンの一人と本当にしっかりと接することなんて無理だとわかっているし、実際にカンファレンスのキーノートスピーチなどでいわゆる「ロックスター」な人達に実際に会ってがっかりしたことは何度もある。

先に書いた某ビジネスコーチも、サイトを見る限りとても良いプログラムを提供しているようで、そのへんは偏見なしに興味があるのだが、いまいち右にならえで良いのか疑問にも思う。

最近は、いろいろなことをオンラインで友人やフォロワーに聞けるようになって、とても便利だ。美味しいレストランからおすすめのアプリまで、TwitterやFacebookで簡単に他人の意見を聞くことができる。

そんなときに、陥ってはいけないのが、何かに関してどう思えば良いのか、を聞いてしまうこと。
ある人物や事柄に関して、同反応するのか。他の人はどう思っているのか。

◯◯ってどうよ?って聞きたくなる気持ちはわかるけど、気になるなら、自分でしっかり宿題をやって、自分で判断してほしい。

自分の頭でものを考えることの大切さ。

たとえ今流行の人物であっても、自分でこの人は素晴らしい、と思えるのであれば、他人にミーハーと呼ばれようと関係ないと思う。

他人が私のことをどう思おうが、それは私の知ったことではないのだから。

自分の頭でものを考えよう。









11年

911・米国同時多発テロから11年。11年前のあの日、あなたはどこで何をしていましたか?

私は当時ビクトリアに来て数年で、語学学校にて受付の仕事をしていた。上の子が3歳で、幼稚園に通っていた頃。

朝、仕事に行く準備をしている時ーちょうど朝の7時くらいに、近所に住んでいる友達から電話がかかって来た。当時はまだ携帯を持ってなかったはず。普通の家の電話にかかって来て、友達のジョーが「なんかすごいことになってる。TVつけてみて」と言ったのだった。。。

TVをつけると最初の飛行機が墜落したところで、もちろんすごい騒ぎにはなっていたけど、まだ混乱した状況だった。

その後子供を幼稚園につれて行き、私は職場に向かい、学校でもTVをつけてみんなで見ていた。

ビクトリアのダウンタウンのスターバックスとEddie Bauerがその日は休業していたのを覚えている。

当時の夫のお兄さんが仕事でニューヨークに言っていて、タクシーの中から2つ目の飛行機が突撃するのを目撃したらしい。結局からはニューヨークからカナダに戻れず数日足止めされた。

2001年9月11日。別の国に住んでいる、日本人の私にでさえ衝撃的な出来事だった。

今日はあの日から11年目。Facebookのストリームも、当時の思い出を語る人、写真、それぞれのブログ、ニュース記事であふれていて、なんとも言えない哀しみにつつまれる。あの事件で家族や友達を亡くした人は、どんな思いでこの日を迎えるのか。

写真は911で息子さんを失ったRobert Peraza氏の去年Ground Zeroにできた記念碑での様子ですが、何度見ても涙、、、です。

2001年9月11日の犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。