【1000冊紹介する021】猫を棄てる 父親について語るとき

日本から本を送ってもらうことになったので、便乗して、村上春樹の新作も一緒に送って欲しいとお願いしました。「猫を棄てる 父親について語るとき」プライベートなことに関しては口が重いことで知られる著者が、珍しく、父親について語った本。そんなに厚い本ではないですが、ほぼ一冊まるごと父親の一生を追っています。まったくの外からの邪推ですが、ご自分も70を過ぎられた(これが未だにちょっと信じられない)春樹氏が、自分と家族のために父親の一生を書き留めておきたいと思われたのではないでしょうか。

内容はほんとうにそれだけで、父親の一生をたどり、ところどころに春樹氏の思い出が綴られているだけです。

本の内容とは逆にはっとさせられたのがイラストレーションで、高妍さんのイラストがふんだんに入っていて、どれも本当に美しい。イラストだけで、電子書籍でなく紙の本を買う価値があるなと思いました。

トラウマからいかにして立ち直るか—Option B [1000冊紹介する:009]

Facebook COOのシェリル・サンドバーグは女性がもっと積極的に仕事に進出することを薦めて書いた 『Lean In 』で有名ですが、2015年に夫のデイビッド・ゴールドバーグ氏を突然亡くしたことでも大きなニュースになりました。今日紹介する本『Option B』にはその夫の死後、彼女がいかにして強さを—いえ、それは「強さ」ではないかもしれませんが—いかにして最愛の伴侶の死という大きなトラウマから立ち直っていったかが書かれています。

タイトルの意味はシェリルのFacebookポストに書かれていました。デイビッドが亡くなったあと、父親が参加するイベントに、友人が代わりに参加してくれるよう予定を立てていたのですが、ふと” But I want Dave. I want Option A” と泣く彼女に“Option A is not available. So let’s just kick the shit out of option B.” と彼が言ったことからつけたタイトルだそう。

この本は彼女の親しい友人で心理学者のアダム・グラント(著書に”Give and Take”など)との共著です。私のお気に入りのポッドキャストにOn Beingという番組がありますが、この番組にシェリルとアダムがゲストで呼ばれたエピソードもここにシェアしますね。シェリルとアダムはアダムがデイビッドが当時CEOだった会社、サーベイモンキーで講演をして以来の友人だそうですが、デイビッドが亡くなった際、すぐに飛行機で駆けつけたのもアダムだったそう。

死や病気などの辛い出来事があった場合、 ”It’s going to be OK(きっと大丈夫)”といったあいまいな慰め方をしてくる人が多い中、「若い時に親を亡くした子供達でも立ち直って幸せな大人になっているという例は沢山ある」と、データや研究に基づいた意見をアダムから聞くことにどれだけ救われたか、シェリルはOn Beingでのインタビューでも語っていました。

シェリルは夫の死後30日を過ぎた時に投稿したFacebookポストにも触れています。シェリルは彼女の宗教であるユダヤ教では配偶者の裳に服す期間は30日なのに、30日経っても全く哀しみが癒えないことに絶望してこのFacebookポストを書き、「こんなの、絶対に投稿できない」と決めて最初はそのまま寝てしまったらしいのですが、翌日「これ以上状況が悪くなるわけもない」と思い直して投稿し、多くの人々の共感を呼び、これは4千万回以上もシェアされました。

誰かが大切な人を亡くしたとき、癌などの深刻な病気になったとき。人は間違ったことを言ってしまうのではないかということを恐れて、結局なにも言わないことが多いと思います。シェリルも、夫が亡くなった後、誰もデイブのことを口にしなくなったことを”Elephant in the room(見て見ぬふりをされている問題”)と言っています。かといって、 “How are you?” と普通に聞かれても、「私の夫は死んでしまったのよ。元気なわけないじゃない!」と叫びたくなったというシェリル。でも、皆が間違ったことを言うことや、傷つけることを恐れて大切なことを口にしなくなった時、問題の当事者はさらに傷つくのだとシェリルは言います。病気で息子を亡くした作家のMitch Carmody は“Our child dies a second time when no one speaks their name人が私達の子供の名前を口にしなくなった時、彼等はもう一度死ぬことになる” (P33) と言っています。愛する人を亡くした人達は、彼等のことをいつまでも覚えていたいのですよね。

そして実際にトラウマを経験した人には代わりのあいさつとしてHow are you today? と聞くのはどうだろうか、そして今では、辛いことが起こった人には、何も言わないのではなく、”I know you are suffering, I am here.”と言うようになったと話していて、実際の生活でとても役に立つエピソードだと思いました。

また心理学者のマーティン・セリグマンによると、愛する人の死やレイプなど、大きなトラウマを経験した際、3つのPが立ち直りを防いでしまうのだそうです。その3つのPとは:

(1) Personalization—トラウマの元となった出来事は自分のせいだという考え

(2) Pervasiveness—その出来事が自分の人生の全ての面に影響するという考え

(3) Permanence—出来事の影響は永遠に続くという考え

だそうで、これをいかにして取り除くかがカギとなっているそうで、これもとても役に立つ情報でした。

アダムは心理学者なので、シェリルが「最愛の人が亡くなってしまって、もうこれから一生幸せなんて感じることはない」と打ち明けた際も、アダムは「それはPermanence という罠だよ。それにデイビッドが死んだのは自分のせいだと思うのもPesronarization という罠。罠を避けて、君が回復しないと、君の子供達も絶対に回復しない」と言われ、子供達が立ち直るためなら何だってする、と積極的に立ち直りへの道を歩むようになったのだとか。またこのような研究に基づく証拠を示してくれたことでとても心強かった、と話しています。

また、トラウマから立ち直る際役に立ったことが、意外にも「最悪の状況を想定する」ことだそうで、シェリルは「愛する夫を亡くして、これ以上ひどいことなんてあり得ない」と思っていたものの、アダムに「それよりひどいことはあり得る。例えばデイブが発作を起こした時、二人の子供を乗せて車を運転していたらどうなっていた?」と聞かれ、瞬時に「私にはまだ子供達がいる。私はなんてラッキーなんだ」というGratitude(感謝の気持ち)が湧いてきたといいます。最悪の状況を想定することは、一見逆効果のように見えますが、実はこれが、立ち直りに必要な感謝の気持ちを産むものなんですね。

それにしても、この本のテーマが「いかにしてトラウマから立ち直るか」なので当たり前といえば当たり前なのですが、この本には辛い経験をした人達が沢山でてきます。レイプの犠牲者、息子を亡くした親、二人の子供を乳母に殺された親。。。それぞれの状況を読む度に胸が痛みますが、みな、辛い経験を糧にして立ち直った人ばかりで、希望をもらえます。

トラウマを経験した人にどう接するか、の他にも、トラウマを経験したあとそこから学んで成長することは可能なのか?というトピックにも触れられています。英語ではPost-Traumatic Growthとなっていますが、このセクションでも、多くの辛い経験を経てさらに成長した人達の話に、きっとインスパイアされるでことでしょう。

とても感動的だったのが、家族でいつも遊んでいたボードゲームを思い切って子供達とプレイすることにした話や、デイブが好きだったGame of ThronesのTV番組を見るようになった、というくだり。デイブが好きだったものをいつまでも避けているのではなくWe take it backと宣言して、彼が好きだったものをもう一度楽しむ姿に感動しました。そして、喜びを感じることに罪悪感をもたないこと。サバイバーズギルトというのはよく知られている心理学用語ですが、デイブの死後、嬉しいこと、楽しいことを感じる許可を自分に与え、喜びを感じることに罪悪感を持たないこと、そして、その日あった嬉しいことや感謝することを寝る前にメモするようになったとも書かれていました。

最後に、おそらくこの本の中で私が個人的にもっともインスパイアされた部分は、老いていくことは生きている私達だけにもたらされた特権であるということ。

シェリルは今まで、誕生日が来る度に、年取るのは嫌だな、とか、誕生日なんてたいしたことじゃない、と特に何もせずに過ごしてきたらしいのですが、デイブが50歳を目前にして亡くなった今、年を取るということがなんと恵まれたことなのか実感したとシェリルは言います。We either grow old or we don’t. 私も、1日でも長く生きれることに感謝したいと思いました。

この本に出てくる多くの人がトラウマから立ち直る姿に、きっと勇気をもらえるはずです。

騎士団長殺し[1000冊紹介する:008]


13歳の時に「ノルウェイの森」を読んで以来ずっと村上春樹の本を読み続けています。いわゆる「ハルキスト」ではありませんが、日本の作家で毎回新作が出るたびに読み続けるのは彼だけです。

いつもは新作がでるとすぐにアマゾンで購入してカナダまで取り寄せるのですが、今回に限りタイミングを逃し、そのうち読まねば、と思っていたらすでに3ヶ月以上経っていました。幸いビクトリア在住のお友達が親切にも貸してくれたので、一気に読みました。
「騎士団長殺し」
読む前はタイトルの意味もよくわからなかったのですが、読んでみるとこのタイトルも各部につけられたサブタイトル「顕れるイデア編」「遷ろうメタファー編」も、読んでみるとまさにそのままなんだけど、渋すぎる。良い!

(以下ネタバレありますのでご注意)

SNSやGoodreadsのレビューにも書きましたが、これは典型的な春樹ワールドでした。主人公は肖像画を描くことを生業にする画家で、離婚のため、友人の父親である、とある有名画家の家に一時的に身を寄せるところから話は始まります。妻に去られ、一人で静かに暮らす様子は世界観としては「ねじまき鳥クロニクル」、また後半の冒険部分では私が大好きな「ダンス・ダンス・ダンス」や「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」(この二つは私の中で村上作品のトップ2です)を彷彿とさせます。

春樹ワールドにおなじみの「美少女」「井戸」「恐ろしくチャーミングで裕福な男」「物が無くなる・人が消える」「壁抜け」「孤独」「音楽」「料理」「歴史」などがふんだんに盛り込まれていて読み進めながら「キタ−!」とワクワクしながら一気に読んでしまいました。

アンチ春樹の人はこういうところが嫌いなんでしょうけど、、、私は逆にそれが彼のスタイルだと思っているので、逆にないと面白くない。登場人物の会話も、「誰も『あるいは』とか普段の会話で使わないっしょ」と、ツッコミながら読むのが逆に面白いという。

ストーリーの流れとしては、キャラクターや設定が変わっているだけで、著者が意図したことなのかどうかはわかりませんが結局は過去作品と同じような気がしました。平和な生活→妻に去られる→一人→不思議なものを発見して話が展開。。。という。

有名画家の家に移り住んだある日、主人公は屋根裏部屋をみつけ、そこに隠されていた「騎士団長殺し」という絵を発見して、そこからどんどんと不思議な話が始まっていきます。

今までと全く違う村上作品を期待していた人や、過去2作「女のいない男達」や「色彩を持たない多崎つくる」のような本を期待していた人はがっかりするかもしれませんが、私は、「これっていつものパターンだよね」と思いつつも、そこまで気になりませんでした。思うんですが、世間の人って結局同じものの繰り返しが好きなんじゃないかなと思うんですよね。だって、Wes Andersonの映画とか、つまりは決まったスタイルを保った同じような映画ですし。

ただパターンが過去の作品に似てくるとつい先を予測してしまうというのは困りました。「この人絶対怪しい」とか「この人死にそうだな。。。」とか色々考えてしまいましたね。それも読書の楽しみのひとつなのかもしれませんが。

もちろん不思議なことも沢山起こります。起こるに決まってます。この「不思議系」で村上作品の好き嫌いは分かれるようですが。。。

後半のクライマックスのシーンでは、「ハードボイルド・ワンダーランド」の「やみくろ」を思い出しました。(しかしあの作品は今でも傑作だと思う)

最後のオチが個人的にはうーん、もう一踏ん張り欲しかった、という感じでしたが、これってもしかして「ねじまき鳥」みたいに後で3部が出たりするんでしょうかね?第2部の最後は(第2部終わり)としか書かれてないし。回収されない伏線や説明されなかった部分がいくつかあって、そのあたりが気になりましたが、全体としては楽しめたのでよしとします。読んだ方、ぜひコメントで感想シェアして下さい。

どうせなら、楽しく生きよう


dousenara
Twitterで知り合って、この数年仲良くさせていただいている渡辺由佳里さんはライターとしても、女性としても尊敬している大先輩です。本が大好きで「洋書ファンクラブ」というサイトを運営するかたわら、「ジャンル別 洋書ベスト500」「ゆるく、自由に、そして有意義に──ストレスフリー•ツイッター術」などの本も出版していらっしゃいます。

そんな由佳里さんの最新刊が、「どうせなら、楽しく生きよう」という本。最初は電子書籍で発行され、私も読ませていただいた際、「!!!」と、言葉にならない感動を感じたのを覚えています。同じように感動したのは私だけではないようで、このたび、紙媒体でも発行されました。

マサチューセッツ州ボストン在住の由佳里さんのツイートは、毎日のジョギングで見かけるキノコや鹿の写真、現在読んでいる洋書の感想、ご主人と世界中を旅する様子、そして時にはアメリカの社会、政治問題に関するコメントなど幅広いのですが、感情的になることがなく、みんなに公平でいつも明るい由佳里さんに、私は嫉妬ではないものの、「幸せで恵まれた生活をされているようで、良いなあ」という漠然としたあこがれを抱いていました。ねたみや嫉妬ではなく、かといって「恵まれている人は良いわね」という見下した感情でもありませんでしたが、全体的に「いつも明るい、ハッピーな方」というイメージがありました。私も将来は由佳里さんのようになりたいなあ、なんて。

そんな彼女の、「恵まれた人」というイメージが、本書を読んで一変しました。ぜひみなさんに読んで欲しい本なので詳しい内容は書きませんが、家族との葛藤や、メンタルヘルスの面でも非常に大変な経験をされたというのです。

「出世していく夫へのわだかまり」

「真っ黒な海藻がいくつも絡みついてくるような感覚」

「私は、多くの人びとにとって『常識はずれ』のダメ人間でした。」

これらは由佳里さんの体験談のごく一部で、本を読んでいただければ詳しい内容は理解していただけると思いますが、本当に大変な苦労をされたようです。でも、今では「生きるのが楽しい」という由佳里さん。 一体、何が変わったのでしょうか。由佳里さんなりのアドバイスが、15章に渡って紹介されています。 ここで、私の心に特に響いた章をご紹介します。

常識を押しつける人から離れる
私も、由佳里さんのように日本を離れて海外に住んでいる人間ですが、「もう日本には戻れないなあ」と思うことの理由のひとつが、「常識」を押しつける人が少なくないということもあり、この章では多いに同意させていただきました。

助けてくれるのは「常識」にこだわらない人たち

これまでに四つの異なる国に住み、四十カ国以上を訪れましたが、ひとつだけ断言できることがあります。 どこの誰にでも通用する「常識」なんか存在しない、ということです。

このブログでもたびたび紹介しているクリス・ギレボーの最初の本も「常識からはみ出す生き方」というタイトルでしたが、他人の常識に従って生きる理由なんて、どこにもないんですよね。

「勝ち負け」へのこだわりを捨てる
この章では、発売直後から北米で非常に話題になった、「タイガー・マザー」ことエイミー・チュアの本にも触れられています。チュアは「一番になること」を「成功」とみなしているようで、娘たちが学校の成績でA以外の成績をとることを「許さない」と書いて、話題になりました。この章では、由佳里さんは「勝つことにとらわれすぎると不幸になる」と、注意を促しています。

前向きに諦める
この章では母親の目線から、娘さんの体験にも触れられています。特に、娘さんの水泳クラブに関する葛藤は、子を持つ親としては、思わず涙せずには読めませんでした。追い詰められていても、「水泳をやめる」という選択肢があるとは思わなかった、と振り返る娘さんの体験談を読んで、自分の子供だけでなく、全ての子供たちがこのような不安を持つことなく、自分から夢中になれることを見つけて欲しいと願わずにはいられません。

嵐が去るのを待つ
の章でも、思わず胸がいっぱいになってしまいました。どんなにがんばっても、生きるのがつらくて仕方がない時期というのは誰にでもあるようです。かくいう私も、この数年間の間だけでも、本当に辛くて仕方がないという時期がありました。 チャーチル首相の言葉に、「If you’re going through hell, keep going」というものがあります。数年前、父が亡くなってとても辛い思いをして居た頃、ある友人がこの言葉を思い出させてくれました。地獄の中を進んでいる時は、立ち止まらずにひたすら前に進むこと。そうすればいつか必ず通り抜けることができます。暗くて孤独なトンネルの中を、どちらに向かっているのかもわからないような状態で歩いている時でも、ひたすら足を一歩ずつ前に出していけば、いつかかならずトンネルの向こうに光が見えてきます。

本書の取材で知り合った人たちと私の共通点は、「どんなにつらくても、死にたくなっても、生きるのをやめなかった」ということです。生きるのをやめなかったから、後で「ああ、幸せだ」と思えるチャンスに出会うことができたのです。

この他の章にも、宇宙飛行士のアラン・ビーンさんのお話や、糸井重里さん、ご主人のデイヴィッドさんのお話など盛りだくさんです。

そして、やはり涙なしには読めなかったのがつらすぎる人間関係を切るの章に掲載されている、由佳里さんのお手紙です。身近な人とわかりあえないことほど辛いことはないと思いますが、それでも、最後は自分を選んだ由佳里さんに、心から拍手を送りたいと思います。

この本は、いわゆる、「自己啓発本」ではありません。「誰でもできる」「簡単なステップ」が紹介されているわけではないですし、この本を読んだからといって奇跡的に成功したり、幸せになれるという保証はありません。でも、あえて全ての人に読んでもらいたい本だと私は思っています。なぜなら、由佳里さんの体験談は、私たちに生きる勇気を与えてくれるからです。 今、生きるのがつらいひと、暗闇と戦っているひとこそ、ぜひ手にとってみてください。

あなただけのクエストとは?:Happiness of Pursuit

Happiness of Pursuitこのブログでも何度もご紹介しているクリス・ギレボーの待望の新刊が出ました。日本語版のタイトルは未定ですが、原書のタイトルはThe Happiness of Pursuit。ちょっと前に、Pursuit of Happinessという映画がありましたが、これは「幸せの探求」ではなく、「探求の幸せ」といった意味ですね。
クリス・ギレボーは、World Domination Summit/世界征服サミットの仕掛け人、また$100 Startup/一万円起業の著者として日本では知られていると思いますが、それ以前に、北米では「世界中のすべての国に旅する」という偉業を成し遂げたヤツ、としても有名です。

世界中の国193カ国すべて回るのに、10年近くかかったそうですが、このHappiness of Pursuitでは、そのようなクエスト=探求/冒険について書かれています。
それでは、クエストの定義とは一体なんでしょうか?
クリスによると、以下のようになっています。

  • クエストには具体的なゴールと明確な終了地点がある
  • クエストには何らかの犠牲がともなわれる
  • クエストは多くの場合使命感によって動かされる
  • クエストには多くの小さなステップがあり少しづつゴールに向かって進む

例えば「ダイエット」「禁煙」「借金返済」などはすべてとても有意義なゴールではあるのですが、人生をかけて挑むクエストではないのでは、とクリスは書いています。

この本にはそれぞれのクエストに挑んだ人達の実例も沢山紹介されています。
トルコ、またアメリカ(!)を徒歩で横断した人達、世界を単独で航海した16歳の少女、1年間に250(!)のマラソンに挑戦した人、世界一巨大なオーケストラの演奏を実現した人、、、と書くとスケールの大きな挑戦ばかりのようですが、必ずしもそうではありません。

オクラホマ在住のSashaは、子供の頃海外で過ごした経験があるものの、今ではすっかりアメリカでの快適な生活に慣れきってしまっていました。娘にも世界の文化を知って欲しいという願いもあり、彼女は毎週、世界各国の料理を作る、というクエストに挑みます。
記念すべき最初の国はアフガニスタン、次はアルバニア、と、毎週それぞれの国の料理に関してリサーチをし、料理を作り、その国の音楽をかけながら時には友人を招いて食事を楽しむ、という形のSashaのクエストは、その後反響を呼び、同じようなクエストを始める人達もでてきました。

このように、自分の住んでいる街から一歩も外へでなくても、クエストは可能なのだ、とクリスは説いています。別の例では、編み物好きが高じて「帽子を1万個編む」というクエストに挑戦しているRobynも紹介されています。彼女のサイトでは、編み物の図案を紹介したり、編んだ帽子を寄付したりするプロジェクトも行っているようです。このように、自分一人で始めたクエストに、賛同者が集まり、コミュニティができていくことも珍しくはないようです。

感動的だったのは、韓国で英語を教えている時に知り合ったアダムとミーガン。二人はその後結婚するのですが、哀しいことに、ミーガンは病気で命を失います。悲しみにうちひしがれていたアダムですが、ミーガンが残した「人生でやり遂げたいことリスト」を、ミーガンの代わりに一つ一つ達成することを、彼自身のクエストとして始めます。ミーガンが行けなかったトロント・ブルージェイズの試合を観に行き、今までより真剣にランニングにも力を入れ、ミーガンの目標だったハーフ・マラソンも完走します。ゆっくりとではありますが、縫い物や編み物も習っているというのです。

このように、クエストに挑戦する人には、「人生は短いものなのだ」という意識がある人が多いとクリスは書いています。

また、インタビューをした多くの人達に共通していたのが「これをやらなかったら、絶対に後悔する」というフレーズが何度も登場したということ。アメリカを歩いて横断したNateは「クレイジーなアイデアなんだけど、実行するまで2年間どうしても頭から離れなかったんだ」と語っています。

この本の中には、そんなクエストに挑戦した人達(中には、失敗した人もいます)から学んだレッスン、そして同じようなクエストに出たい人のためのアイデアが沢山詰まっています。また、Dispatchと称したミニエッセイでは、クリス自身の旅の思い出、そして失敗談なども載っていて、十分に読み応えのある一冊です。

この本を読んで、私も、私のクエストは一体何なのか、思わずじっくり考えてしまいました。自分の本を出したいという夢はありますが、これは果たしてクエストと呼べるのか?まだその答えは見つかっていませんが、時間をかけて考えてみたいと思っています。

あなたのクエストは一体なんでしょうか? ぜひこの本を読んで考えてみて下さい。

Think Like A Freak-ヤバい人達に学べ

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経済学者のスティーブン・レヴィットとスティーブン・ダブナーが最初の共著Freakonomics(邦訳:ヤバい経済学) を出版したのは2006年のことですが、私が実際にこの本を手にとったのはつい去年のことでした。リンゴとオレンジの表紙がとってもユニークだなと思って前から興味があったのですが、読んでみると「なんでもっと早くに読まなかったんだ!」と思わず後悔してしまうほど面白い本でした。

レヴィットとダブナーはその後第2弾SuperFreakonomics(超ヤバい経済学) を出版しましたが、今回ご紹介する本はその第3弾となります。

ニューヨークのコニーアイランドで毎年独立記念日に開催されるホットドッグ大食いチャンピオンに5年連続で輝いた日本人、小林尊さんの話は最初の章で紹介されています。それまで、このホットドッグ大食い大会での最高記録は規定の12分間の間に25個、というものでしたが、小林さんは、なんと最初に挑戦した年に50個という記録で世界チャンピオンに輝きます。

人とは違う考え方をする人達を化け物や奇人、という意味のフリークと呼び、そこから何が学べるのかを説いているこの本ですが、小林さんが一体どういう考え方やトレーニングをして世界チャンピオンに輝いたかが紹介されています。ネタバレはしませんが、読んでみると、確かに、普通の人の考え方とは一線を画しているなあと感心してしまいました。

他にも、「英語で最も難しい言葉は何か」、「ソロモン王とデイビッド・リー・ロスの共通点」「説得されたくない人をどうやって説得するか」など、ユニークな問題を様々なフリークを紹介しながら説いていきます。

ダブナーはもともとラジオ畑の人で、私は最初の本を読んで以来、彼のポッドキャスト、Freakonomics Radioを聴いているのですが、これもまた良くできた番組で、「宗教は本当に人を幸せにするのか?」などおもわず膝をうって「なるほど!」と叫びたくなるような興味深いエピソードばかりです。この数ヶ月はこの本のプロモーションのために、本の中で紹介されたトピックをさらに深く掘り下げているエピソードがリリースされていますが、実際にホットドッグ大食いチャンピオンの小林さんが出演したエピソードは、中でも特に面白いものになっていますので、是非いちど聴いてみて下さい。

日本語版がいつでるのかわかりませんが、英語版はこちら↓からどうぞ。
Think Like a Freak: The Authors of Freakonomics Offer to Retrain Your Brain

完全ガイドでEvernoteを使いこなそう

Evernote基本&活用ワザ完全ガイド

先日仕事絡みで日本語の本が必要になり、日本のAmazonから注文することになりました。

日本からカナダに送るとなると、送料がけっこうするので、日本のAmazonから注文するのは年に数回でしょうか。せっかくだから、お友達の堀正岳さんいしたにまさきさん達が共著された「Evernote 基本&活用ワザ 完全ガイド」も注文しました。

Evernoteはほぼ毎日使っていますが、いまひとつツールを使いこなせていないというか、ツールの全貌が自分でも見えていないような気がしていたので、ちょっとおさらいするのに良いかも、と思ったのです。

さて注文した本が届き(いつものことですが、Amazon、はやっ!)Evernote本をパラパラと読み出すと、これが面白い。本書は6部に分かれており、第1章はEvernoteの基本の使い方など、初心者向けですが、第2章は「仕事」第3章は「趣味・遊び」第4章「日常生活」第5章「旅行・出張」第6章「トラブル・疑問」となり、全部で70のワザが紹介されています。

仕事でEvernoteを使うときはプレミアム機能の「名刺スキャン」(これは本当に便利。私はこれだけでプレミアムにする価値があると思っています。)やEvernote Web Clipper(こちらは無料です)には常日頃からお世話になっているのですが、「会議の録音」ができるというのは知らなかった機能で(今まではWordで取っていましたが聞き返すことってほとんどないんですよね)勉強になりました。

第3章の「趣味・遊び」では例えば英語の勉強をしている人の場合、どうやって効率良く学習記録を取り、弱点を克服するかが紹介されています。「読書記録を取る」では本の気に入った部分の書き取りをよくやる私としては、「なるほど、Evernoteで写真に撮れば良いんだ!」と目からウロコ状態でした。

電子書籍の場合も、気に入った部分をハイライトしたものの、そこからどうするかがいまいち解決していなかったのですが、Kindleのハイライト部分をEvernoteに持ってくるやりかたも紹介されています。なるほどね。

第4章の「日常生活」では、「買いたい、読みたい本リスト」や「息子や夫の服や靴のサイズ」などはノートを作って保管している私も、とにかくモノが増えがちな現代、片づけたものの場所や何が入っているのかや、子供の学校関係の書類や描いた絵などをどう片づけるか、などに関するワザが紹介されており、非常に参考になりました。

こちらに住んでいる日本人の友人に、『貸してあげるよ」と言っていたのですが、いやこれは下手すると一家に一冊あったほうが良い本かも、なんて気もしてきました。

何かと忙しい現代人の生活をオーガナイズさせてくれるEvernoteはやっぱりすごい。つい最近ユーザー一億人に達したのも納得です。

Evernoteいまいち使いこなせていない、という方、気になるけど使ったことないという方に是非おすすめの一冊です。

できるポケット Evernote 基本&活用ワザ 完全ガイド (できるポケットシリーズ)

「素敵」の法則

素敵の法則

プライバシー問題や「SNS疲れ」もあるFacebookですが、良いところはお友達のお友達などで素敵な人をみつけることが出来ることです。Facebookでは、まだ実際にお会いしたことはないものの、あこがれるような素敵なオーラを持った方のプロフィールに出会うことも多く、フィード購読させて頂いたり、気が合うようならお友達になって頂いたりしています。
パーソナルスタイリストの政近準子さんも、そんな素敵な方の一人です。
最近はYouTubeなどの動画コンテンツのエキスパートとして活躍されている熊坂仁美さん(彼女ともニアミスだけで、実際にはまだお会いできていないのですが!)のお友達としてある日紹介されていたのをもとに、フォローさせていただいていたのですが、彼女の投稿には「ふむふむ〜、なるほど」と頷くことが多く、今回、紹介されていた「素敵」の法則を読ませていただきました。

2014年もあけて半月ほど経ちましたが、今年も私はいくつかキーワードを決めています。1年の抱負、とまではいかないけれど、日々気をつけておきたい、今年フォーカスしたいこと。そのうちのひとつが「スタイル」です。
ファッションとは、「見た目だけ」「カッコだけ」ではなくて、実はものすごくパワーがあるものだということは、数年前にチャリティファッションショーに参加させて頂いた頃から感じていたことでした。ただの「着るもの」ではなく、何を着るか、その着るものが自分をどんな風に見せてくれるのか、そしてその結果自分をどういう気分にするのか。お気に入りの服というのは誰でも一着は持っているものだと思いますが、何故それがお気に入りなのか、そしてまた、「似合う」と褒められた時にどういう気分になるかを考えると、ファッションのパワーについては納得していただけるのではないでしょうか。

この数年間は個人的にも色々大変なことが多く、「洋服どころじゃない」というのが正直な感想だったのですが、今年は少しづつですが風向きが変わって来ているのも感じられることがあり、これは気合い入れてスタイルに挑戦しよう、と、今年のキーワードのひとつに選びました。

この場合のスタイルは、もちろん、ファッションや見た目だけのことではありません。自分だけの内面のスタイル、生き方を確立することも含まれます。

政近さんは、まさに「スタイルのある」女性だと常日頃の投稿から感じていました。今回本を読ませていただいて、「やはり、プロは違うなあ」と感心することしきりでした。「リトルブラックドレス神話の真実」など経験にもとづくお話はとても興味深かったです。

巻中には自分に何が一番似合うのかを見極める「ファッションテイスト診断」があるのですが、意外とこれが難しかった。。。自分が好きなファッションテイストはすぐわかるのですが、自分には実際何が似合うのか、というのはまた別ということですね。また後半には沢山のスタイリングのコツも紹介されていて、ためになります。是非いちど手に取ってみて下さい。

A Tale for the Time Being

英語で本を読む事のチャレンジに関しては色々なところで書いていますが、なんだかんだ言って唯一長続きしている趣味でもあります。毎年、年初めには「もっとエクササイズする」とか「家でもっと日本語を使う」とかいう抱負に必ず「◯册以上本を読む」というものが加わるのですが、読んだ本と册数を記録することだけは何故か毎年続いています。

今回読み終えたのはこれ。

A Tale for the Time Being by Ruth Ozeki A Tale for the Time Being by Ruth Ozaki

著者のRuth Ozekiは日系アメリカ人で、数年前に、当時の義理の母から彼女の「My Year of Meats」をプレゼントされたのがきっかけで知りました。アメリカでの牛肉生産のありかたを問うやや政治的な本でしたが、とても面白く読めました。
その後、本好きの友人が、Ruthと友達であることを知り、なんと彼女はここビクトリアからさほど遠くない島に住んでいるということを知りました。

日系人ということで親近感もあったのですが、彼女の新作、A Tale for the Time Beingは有名なブッカー賞にノミネートされたと聞き、これはすぐにでも読まなければと早速買ってきました。

小説家のRuthはある日ビーチを散歩している際に打ち上げられたジップロックバッグを見つける。ゴミだろうと、自宅に持って帰って捨てようと拾うRuth。帰宅してみて開けてみると、中に入っていたのはゴミではなく、キティちゃんのお弁当箱の中にはマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」をカバーにしたノートブックで、中には日本に住む15歳の少女、ナオの日記などが入っていた。。。という話です。

Ruthは日系人なので、少しづつナオの日記を翻訳しながら夫と読み進めて行くのですが、ナオの学校生活、残酷ないじめ、ブルセラオークション、彼女の104歳になる曾祖母、特攻隊で戦死した大叔父、鬱病の父親など、ナオの人生が日記を通して少しづつ浮き彫りになってきます。

その一方で、この日記がどうやって自分の住む島の海辺に流されて来たのか調べようとするRuth。東日本大震災の津波のせいなのか?それとも。。。?

物語はRuthの語りと、ナオの日記の章が交代で進む形になっています。ナオの章にはしょっちゅう日本語が出てきて、注釈がついているのですが、「これは使わないよ〜」という不自然な日本語が出てきて苦笑する場面も多く、今ひとつ入り込めませんでした。また、ナオの日記には、104歳になる曾祖母の人生を書く、と最初に書かれているのですが、結局それが書かれずじまいで残念でした。Ruthの章は、著者自身を主人公にして、夫とのやり取り、小さな島のコミュニティの人々との会話、彼らの性質(ゴシップ好きであるとか、それぞれ秘密の牡蠣取りの浜を知っているとか)などの島での生活の様子は、私が住んでいる州の話、ということを抜きにしても興味深かったです。嵐が来るとすぐに停電になるのでジェネレータは必須であるとか、郵便局が人々の情報交換の場所であるとか。。。とてもそんな辺鄙なところには住めない、と思いつつも、ちょっと住んでみたい気になったりもします。またRuthの作家としての苦悩も正直に書かれていて、会う人会う人に「新作の進み具合、どう?」と聞かれてうんざりするのは、作家でない私でもわかるなあ〜と同情してしまいました。

何世代にも渡って繰り広げられるストーリーは、いくつもの層で出来ています。話が進むにしたがって、絡み合った糸を解くように少しづつナオの日記の背景が見えてきます。最後の方では量子物理学の話がでてきて、ちょっとSFぽくなり、リアリズム小説だと思って読んでいたので違和感のあった私も、「ほう、こう来るか」と気分を変えて読み進めたら、そこまで気にならなかったです。

戦争の残酷さ、いじめの現実、鬱や自殺願望などのメンタルヘルスに関する問題など、心が痛む内容が多いのは事実ですが、禅の教えなどもあり、色々と考えさせてくれる、読み応えのある作品に仕上がっています。

ブッカー賞発表は数日後の10月15日。日系の作家として、是非応援したい本です。

「1万円起業」で世界征服を目指せ

一万円起業 クリス・ギレボー著

世界征服サミットについてはこちらで以前にも紹介していますが、その世界征服サミット(WDS)の主催者、クリス・ギレボーの2冊目の本の日本語訳が出ました!
クリスの一冊目の本は「The Art of Non-Conformity(邦訳は『常識からはみ出す生き方』」で、私もとても感銘を受けた本ですが、2冊目は「The $100 Startup」で、ビジネスを始めるのに大金なんて要らないんだよ、という本で、北米で発売になる前に、クリスに見本を送ってもらいました。

The $100 Startup

今回の邦訳版ではタイトルが、日本人にもわかりやすいようにか、「1万円起業」となっています。

さっそく読ませていただきましたが、やっぱり、日本語だとスイスイ読める〜。

一度読んだ本を、二度読み返す時間はなかなかありませんが(英語の本だと特に)二回目、日本語で読んで、この本のメッセージをさらによく理解することができました。

世界征服サミットにもよく出てくるテーマですが、この本のテーマも、「自由と価値」。一度しかない人生を、いかに自由に、自分の思うままに生きるかというのはクリスが前作の「常識からはみ出す生き方」で詳しく話してくれたことですが、この本では、そんな生き方には欠かせない、「仕事」をどうするかについて書いています。

気になる内容ですが、1500人のマイクロビジネスの「予期せぬ起業家」へのインタビューをもとにした、非常に具体的な実例集となっています。 第一部では、ポートランドで、今では有名な自転車でのマットレス売りをやることになったマイケルさんなどの、予期せずに起業家になった例を紹介。

従来の常識は忘れよう。マイクロ起業を成功させるには、必ずしも特定の分野の第一人者である必要はない。

と説いています。 立ち上げに必要な「たった3つ」のこととは?にも触れています。

第2部はもう少しつっこんで具体的なビジネスの始め方、どんなビジネスを始めるべきか、ビジネスプランはどういったものを書けば良いのか(ヒント:Twitter、リサーチの仕方など。
特に、考えすぎずにとにかくスタートさせることの大切さ、というのは私にもよくわかります。
そして「断れないオファー」を作るまでの完全ガイドも載っています。

クリス自身が、すでに何度も自分のサイトで情報商材をローンチさせている経験が豊富なので、この章での売り上げのサイクルや宣伝の仕方などは、非常に興味深いものとなっています。

第3部はビジネスを実際に始めたあと、いかにして利益を増やしていくか、ビジネスのツイーク(Tweak)のコツが紹介されています。また、ビジネスをやっている人なら一度は体験したことのある「アウトソーシングするべきか否か」という普遍のテーマにも触れていて面白いです。

自分のことにあてはめて空白を埋めて行く形式のワークシートも沢山あり、各章の最後にはまとめのキーポイントも載っていてとても便利。

私も聞いているポッドキャスターのGrammarGirlのミニョン・フォガーティや、Evernote Essentials のブレット・ケリーなど、私でも知っているオンライン起業家のエピソードが載っていて、「知ってる知ってる!」と親近感も。

自分でビジネスや副業を初めてみたいけど今ひとつ最初の一歩が踏み出せない、という人には必読本です。

余談ですが2014年のWDSのチケットセールスも開始されています。この本を読んでクリス・ギレボーってどんな人?彼の本を読んでいる人達ってどんな人達?と気になる方は是非チケットを購入みては。