勇気を出してアリーナに出て失敗したらどうするか? ブレネー・ブラウン ブッククラブ2023年4月受付開始

Rising Strong 2023年4月開始

2020年からやっているブレネー・ブラウン ブッククラブ、2022年の年末で彼女の本は一通り全て読み終えました。2023年1月からは、ブレネーの本の中でも特に大切な3部作の最初の本、Daring Greatly(邦題「本当の勇気は弱さを認めること」)を読んでいます。このブッククラブも3月で終わるので、次のブッククラブの募集を開始します。次に読むのは、3部作の2作目、Rising Strongです。

この本は、日本語では「立て直す力」という邦題で出版されています。

Daring Greatlyでは、勇気を出し、ヴァルネラビリティをしっかり受け止めて、「アリーナ」に出よう、という内容でした。この次の本、Rising Strongでは、勇気を出してアリーナに出て行き、感情をさらけ出したあと、失敗したら、転んだら、どうやって立ち上がるか?という本です。Rising Strongに関しては、こちらに詳しく内容を書いています。彼女の本の中でも私も特に好きな本です。この本から学んだことはたくさんあります。

ブッククラブの開始日は日本時間4月2日(日)朝10時からです。北米にお住まいの方は4月1日(土)の夜6時(PDT)になります。(東海岸の方は夜9時から)週一回、1時間ちょっとのZoomです。毎週録画しますので、参加出来ない週があっても後日、録画をメンバーのみ公開のリストで観ることができます。

ブッククラブの連絡事項やディスカッションは、非公開のFacebook Groupを使って行います。

これまで基本的にブレネー・ブラウン ブッククラブは英語で原書を読める人のみが参加してきていましたが、ブレネー・ブラウンの本は今の日本人に本当に読んでほしい本だと思っているので、今回から、英語版を読んでいない・読めない人でも、翻訳版を読んでいる方なら参加を歓迎しますただ、毎週のブッククラブでは日本語版を読むことはありませんし、基本は英語版に書かれていることを中心にして進めていきますのでご了承ください。少しでも英語が読める方は英語版を購入されることをお勧めします。

毎週一章ずつ読み進めていきますが、忙しくて読めなくてもディスカッションに参加しに来てくださって全く問題ありません。忙しいから毎週ちゃんと読めなかったらどうしよう、などという完璧主義はこのブッククラブには必要ありません。この会はただ本を読んでいくだけのブッククラブではなく、参加者全員が自己開示をしていく、グループセラピーのようなもの(あくまで「ようなもの」で、本当のセラピーではありません)とお考えください。

これまでにブッククラブに参加してくださった方の感想はこんな感じです:

自分らしく生きることとはどういうことなのか、毎週いろんな角度からじっくり考えたブッククラブでした。メンバーさんとともに成長した感じがとてもよかったです。-The Gifts of Imperfection ブッククラブ 2022年9月-12月参加

毎週楽しみにしていました。欠席してもビデオがあるので大丈夫、という安心感があるのもよかったです。みなさんの経験談から励まされたり気づきを得られたり、学びの多い時間でした。-The Gifts of Imperfection ブッククラブ 2022年9月-12月参加

ブッククラブのメンバーは、同じような感覚の方々の集まりなので、安心感がありました。-The Gifts of Imperfection ブッククラブ 2022年9月-12月参加

Book Clubは以前から参加したかったので今回できて良かったです。参加者も様々なBackgroundの人が参加していて、興味深かったです。英語の本を読んで、日本語でデスカッションをしていくのは、私にとっては一番合っているスタイルですが、なかなか他には機会がない為、貴重な場です。今後ずっと続けるかわからない、もしくは他の人の本で続けるかもしれないとのことでしたが、どちらにしても続行して頂けると嬉しいです。有難うございました。Kさん-The Gifts of Imperfection ブッククラブ 2022年9月-12月参加

よくある質問:

ーオーディオブックや電子書籍でも大丈夫ですか?

問題ありませんが、私は紙版の本を使っていますので、ページ数がずれる可能性があります。

ー参加できない週があるのですが?

毎週録画したものをメンバー限定のチャンネルにアップしますのでそれを観ていただけます。

ーFacebookを使っていないのですが参加できますか?

もちろんです。

ー男性ですが参加できますか?

もちろんです。性別に関係なくどなたでもご参加いただけます。

定員は25名、参加費は$45です。お申し込み後、自動でメールが届きますので、そのメールに返信してPayPal用のメールアドレスを教えてください。こちらからリクエストを送らせていただきます。

お申し込みはこちらから

ブレネー・ブラウン ブッククラブ2023年1月開始

ブレネー・ブラウン ブッククラブ2023年1月からはDaring Greatlyを読んでいきます。
Daring Greatly

2023年1月開始のブッククラブは定員になりました。次のブッククラブは2023年春開始になります。

興味のある方はメールでお知らせください。

2022年も残すところ1ヶ月を切りました。

2020年に9月にブレネー・ブラウン ブッククラブを初めて、2年が過ぎました。パンデミックの真っ只中、外出もままならない中、本を毎週1章ずつ読み進めながら、メンバーといろんな話をする、、、その週読んでいる章に沿った内容だったり、全く関係ない内容だったりさまざまでしたが、参加したほとんどの人が一度はヴァルネラビリティを見せて泣いたり、「つながる」ってこういうことなんだ、ということを実感する場になり、2021年には2つめのトラックができ、ここまで続いてきました。2022年12月には金曜の夜と土曜の夜と週に2回やってきたブッククラブが終了し、2020年から7冊のブレネー・ブラウンの本を読んできた組はここでいったん卒業となります。

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「人にどう思われるか」から「わたしはこれでいい」になるには — I Thought It Was Just Me ブレネー・ブラウン ブッククラブ 2022年9月申し込み受付開始

I Thought It Was Just Me ーブレネー・ブラウンブッククラブ

2022年9月からブレネー・ブラウン ブッククラブでは新しくThe Gifts of Imperfectionを日本時間土曜日の朝に読んでいくということは前回のブログでお知らせしました。

ブッククラブのもうひとつのグループでは、日本時間日曜日の朝に、9月からはI Thought It Was Just Me(But It Isn’t) を読んでいきます。

I Thought It Was Just Me (But It Isn’t) はブレネー・ブラウンが最初に出版した本で、2007年に出版されました。現在では、ブレネーの他の本と似たブランディングのされたバージョン(上写真参照)が一般的に出回っています。

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「心からの生き方」について学ぶブレネー・ブラウン ブッククラブ:2022年9月申し込み受付開始

ブレネー・ブラウン ブッククラブ The Gifts of Imperfection 2022年9月開始
ブレネー・ブラウン ブッククラブ:The Gifts of Imperfection

2020年9月からずっとやってきているブレネー・ブラウン ブッククラブ。現在は2つのトラック(日本時間土曜日朝と日曜日朝)で別々のブレネーの本を読んでいます。

日本時間土曜日朝のグループで読んできていたブレネーの最新刊Atlas of the Heartの会が、先日終了しました。この本は何度も読み返す必要がある本だと思っていますし、もう一度やりたいという声もいただいていますのでいずれまたブッククラブをやりたいと思っています。

土曜日朝グループでは残りの夏をお休みにして、次回は2022年9月から再開し、3年目に突入します。

読んでいく本は、現在日本時間日曜日組で読んでいる、The Gifts of Imperfectionです。The Gifts of Imperfectionというタイトルは「不完全さの贈り物」と訳せると思いますが、ブレネーのワークの元になっているWholehearted Living(私は「心からの生き方」と訳しています)とは何か?どうすればWholeheartedな生き方ができるのか?をテーマに、「人と比べることを止める 」「完璧主義を止める」などの10の指標とともに学んでいく本です。

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「心からの生き方」とは?The Gifts of Imperfection ブレネー・ブラウン ブッククラブ2022年4月受付開始

The Gifts of Imperfection by Brené Brown

ブレネー・ブラウン ブッククラブでは現在2つのトラック(日本時間土曜日朝と日曜日朝)で別々のブレネーの本を読んでいます。

前回のブログでお伝えしたように、日本時間2022年4月2日からは、人間が体験するさまざまな感情を理解していくAtlas of the Heartを読んでいきます。(申し込んで下さった方には今週末までにZoomのURLなどの詳細をお送りします。届かない場合はスパムフォルダをチェックしてください)

日曜日の朝の組では、4月24日の週末から、ブレネー・ブラウンの初期の本、The Gifts of Imperfectionを読んでいきます。これは現在購入できるブレネーの本の中で2冊目の本です。

このブレネー・ブラウン ブッククラブは2020年9月からやってきていますが、最初にピックアップした本はブレネーの3冊目の本、Daring Greatly(邦題:「本当の勇気は弱さを認めること」)でした。ブレネーの本の中では、Daring Greatly, Rising Strong(邦題「立て直す力」), Braving the Wildernessが三部作ぽくなっているので、この最初のグループではその順に読んでいきました。その後、リーダーシップに関する本 Dare to Lead、そしてブレネーの著作ではありませんが、彼女が編集した黒人ライター達のエッセイ集 You Are Your Best Thingを読み、年末から読んできていた彼女の最新作のAtlas of the Heartが今週で終わりになります。

なので順番が少し変ですが、次回またブレネー・ブラウン ブッククラブを最初からやる時にはThe Gifts of Imperfectionから読むべきだと私は思っています。

The Giftsは2010年に出版された本で、去年10周年記念のアップデートされたバージョンが新たに出版されました。この本は、ブレネーのワークの元になっているWholehearted Living(私は「心からの生き方」と訳しています)とは何か?どうすればWholeheartedな生き方ができるのか?をテーマに、10のガイドポスト(例えば人と比べることを止める、とか、完璧主義を止める、など)とともに学んでいく本です。

10周年ということで私も新しいバージョンを買って読みましたが、10年経った今読んでも内容は全く色褪せていないし、むしろ心からの生き方の指標として、定期的に読み返すべき本だと思っています。

去年この本が出版された際には、Clubhouseで週に1回この本を読んでいくブッククラブをやりましたが、当時はクラハもリプレイ機能が無かったので録音が残っていないのが残念です。今回のブッククラブではZoomで週に1章ずつ読んでいきます。

この本はブレネーの本の中でも数少ない日本語訳が出ている本です。邦題は「ネガティブな感情(こころ)の魔法」で、本田健さんが訳しています。私はこの本を読んでいないので(今回のブッククラブの前に取り寄せようと思っていますが)なんとも言えませんが、ブレネーの他の日本語版の本は割愛されている部分などがありましたので、あくまで参考程度にしてください。読んでいくのはアップデートされた英語版になります。

曜日は日本時間の日曜日朝10時、北米西海岸時間では土曜日の夕方6時からです。

[開始日]日本時間2022年4月24日(日)10:00AM-/北米時間4月23日(土)6:00PM PDT

毎週1回Zoomにて 15週間

[注意事項]

  • お申し込み後、Facebookグループにて連絡・交流していきます。
  • 参加できない回があっても、録画しますので後で観ることができます。
  • 基本的に英語を読める方むけのブッククラブです。ディスカッションは日本語でやります。

[参加費]:$40 お申し込み後、折り返し自動でメールが届きますので、PayPalでご使用のメールアドレスを教えてください。自動ですぐにメールが届かない場合は、スパムフォルダをチェックしてください。

[定員]20人 お申し込みはこちらから

87の感情をひとつずつ学んでいくAtlas of the Heart 2022年4月セッション受付開始 

ブレネー・ブラウン ブッククラブ Atlas of the Heart 2022年4月開始

2020年9月からやっているブレネー・ブラウン ブッククラブ

現在は日本語でのセッションを二つ(Atlas of the HeartとDare to Lead)、そして英語でのセッション一つ(Atlas of the Heart)と週に3日はブレネーの本を読んでいますが、Dare to Leadのセッションが来週で終わるため、次の本として、ブレネーの最新の本、Atlas of the Heartを読んでいきます。

以下は2021年冬のセッションを募集した際のポストからの抜粋です:

本のタイトルはAtlas of the Heart -Mapping Meaningful Connection and the Language of Human Experience となっています。Atlas of the Heartとは、心の地図帳という意味ですが、ブレネー・ブラウンのサイトにはこう説明されています:

If we want to find the way back to ourselves and one another, we need language and the grounded confidence to both tell our stories and to be stewards of the stories that we hear. In Atlas of the Heart, we explore eighty-seven of the emotions and experiences that define what it means to be human and walk through a new framework for cultivating meaningful connection. This is for the mapmakers and travelers in all of us.

ブッククラブをやったり、ポッドキャストやClubhouseでヴァルネラビリティや心からの生き方やバウンダリー(境界線)などについて話している時、本当に良く出てくるコメントが「ブレネーの本を読んで、こういうときに話せるボキャブラリーができた」と言うことです。ヴァルネラビリティなんて、日本語ではまだまだ浸透していない言葉ですが、説明を聞けば、ああ!とみなさん分かってくれると思います。他にも、信頼についてとか、他人に対して最も寛容な推測をすること、感情について話すことなど、説明を聞いて、みんなと話すことで、こういった心のトピックについて話す語彙が身についてきます。Atlas of the Heartの説明を読む限りでは、今回の本は、この「ボキャブラリーを増やすこと」にフォーカスされている本なのかな?という気もします。

2021年12月からこの本を読んでみて、まさにこの本はそれぞれの感情・体験の定義をきちんと理解し、日常生活で正しく使うための辞書のような本だとわかりました。例えば、OverwhelmedとStressedの違いはわかりますか?EnviousとJealousの違いは?

ブレネーはこの20年くらいずっと、感情についてしっかり話すことの大切さを訴えてきていました。私たち人間にとって、思考、感情そして行動というのは3本足の椅子のようなもので、このどれか一つが欠けてもバランスを取ることはできません。感情をきちんと理解し、自分が感じているのはどの感情なのか、そしてそれに名前をつけることで、初めて人に伝えることができるのです。

日本ではまだまだ感情についての会話が少ないと思うので、この本を読むことで、感情について話すことを普通化していきたいと思っています。

ブッククラブはZoomで行い、毎週1章ずつ読んでいきます。各週の最初にはTwo-word checkinとして、二つの言葉でそれぞれが今感じている感情を言っていきます。

曜日は日本時間の土曜日朝11時、北米西海岸時間では土曜日の夕方7時からです。

週に1章ずつ読んでいきます。

[開始日]日本時間2022年4月2日(土)11:00AM-/北米時間4月1日(金)7:00PM PDT

注意:開始時間を1時間早めて日本時間土曜日朝10時からやることも検討しています。どちらがいいか明記してください。

毎週1回Zoomにて

[注意事項]
  • お申し込み後、Facebookグループにて連絡・交流していきます
  • 参加できない回があっても、録画しますので後で観ることができます
  • 日本在住の方には書籍が手元に届くまで若干時間がかかるかも知れませんのでお早めにご注文ください。電子書籍もしくはブレネー本人が読むオーディオブックでも読めますが、紙の本版はフルカラーで沢山写真やイラストが載っていますのでおすすめです。
  • 英語の本ですので、基本的に英語を読める方むけのブッククラブです。ディスカッションは日本語でやります。
[参加費:]$35 お申し込み後、折り返しメールが届きますので、届かない場合はスパムフォルダをチェックしてください。

[定員]20人ー2022年3月5日の時点ですでに50%以上埋まっています。

お申し込みはこちらから

世間の人達はベストを尽くしているのか?

Photo by J W on Unsplash

今年はClubhouseにて、ブレネーの教えについてお話する機会がたくさんありました。これから少しずつそれらをブログにもまとめていきたいと思っています。

これまでに、「価値感について」「恥について」「信頼について」「ヴァルネラビリティについて」書いています。

今日は、以前ちらっと書いたことがありますが、Rising Strong(邦題:立て直す力)にでてくる、「他人にとって最も寛容な推測をすること」について詳しく書いてみたいと思います。

ブレネーの本はどれも好きですが、Rising Strongが最も実践的なアドバイスが多く、目から鱗だった学びが多かった本だと思っています。

この本の中での大きな学びの1つ「The story I am making up is…」についてはこちらに書いています。


一般的に言って、あなたは世間の人達はベストを尽くしていると思いますか?

ブレネーは、あるイベントで講演をした際、バウンダリーを使ってNOと言わなかったがために、滞在するホテルの部屋をもうひとりの講演者とシェアすることになってしまいました。英語にHigh Maintenanceという言葉があります。「維持費が高くつく」という意味から、=手がかかる、もしくは面倒くさい物や人を指す言葉です。ブレネーは、ハイメンテナンスな人と思われたくないがために、「部屋をシェアしたくない、自分だけの部屋が欲しい」と言い出せず、知らない人と部屋をシェアすることになりました。

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勇気を持って組織の文化を変えるリーダーになろう:ブレネー・ブラウンブッククラブ Dare to Lead申し込み開始

前回のブログでお伝えしたとおり、12月からは、ブレネー・ブラウンの新刊Atlas of the Heartを読んでいきます。こちらは現在の時点で半分以上埋まっていますので興味のある方はお早めにお申し込み下さい

ブッククラブの2021年組では、これまでDaring Greatly、Rising Strong、Braving the Wildernessと3冊読んで来ました。次に読む本は、リーダーシップに関する本、Dare to Leadです。

ブレネーによるリーダーの定義とは、

A leader is anyone who takes responsibility for finding the potential in people and processes and has the courage to develop that potential.

リーダーとは、人やプロセスの可能性を見出すことに責任を持ち、その可能性を発展させる勇気を持った人

と言うことになっています。会社や社会での役職や肩書きに関係なく、誰でもリーダーになれるとブレネーは書いています。

この本では、これまでの彼女の本のまとめ的に、ヴァルネラビリティについて、ヴァルネラビリティを避けるために私達が使う防具(Armour)について、Shame(恥)とエンパシーについておさらいします。そして、このブログそしてポッドキャストでも紹介しましたが、価値感について、そして信頼についても学んで行きます。

ブッククラブでも、Clubhouseでも何度も話していることですが、恥を使った教育やマネジメントが蔓延する社会を変えて行くには、部署やクラブ、学校などの自分の属する団体・組織でその文化を変えていく勇気のあるリーダーが必要不可欠だとブレネーも説いています。この本は、そんなリーダーを育てるための本です。

2020年組のブッククラブでもこの本は読みましたが、その時は本全体を9回に分けて、全部で9週間で読み終えました。ただ、途中ちょっと長い章があるので、1週間で読み切れるかどうか自信がないという方が多い場合には、10週間でやることも考えています。

また、この本はDaring Greatly(「本当の勇気は弱さを認めること」)やRising Strong(「立て直す力」)のような日本語版が出ていませんので、英語で読める方むけのブッククラブです。

こちらのグループは、参加希望者が多くなりそうですが、1時間という限られた時間を有効に使うため、最大15人くらいが最適だと思っています。応募者が15名を超える場合は、毎回参加出来る方を優先したいと思います。

[開始日]日本時間2022年1月8日(土)12:00PM-/北米時間2022年1月7日(金)7:00PM PST-

[参加方法]毎週1回Zoomにて (Zoomのリンクは登録後メールで送られてきます)

[注意事項]
  • お申し込み後、Facebookグループにて連絡・交流していきます
  • 参加できない回があっても、録画しますので後で観ることができます
  • 英語の本ですので、基本的に英語を読める方むけのブッククラブです。ディスカッションは日本語でやります。
  • 9週間がいいか(3月5日終了)か10週間がいいか(3月12日終了)を明記してください。多数決で決めます。
[参加費:]$35

[定員]15人

お申し込みはこちらからどうぞ

ブレネー・ブラウンの新刊Atlas of the Heartブッククラブの募集開始

2020年9月からやっているブレネー・ブラウン ブッククラブ

現在は2021年春開始のグループと2つ平行してやっています。2021年春組ではBraving the Wildernessを読んできましたが、それも今週で終わり、このグループでは、年明けから次のブレネー・ブラウンの本、Dare to Leadを読んでいきますが、告知はまた来週以降やります。

2020年組ではブレネー・ブラウンの新刊を待っているあいだ、ブレネーとタラナ・バークが編纂した黒人ライターによるアンソロジー、You Are Your Best Thingを読んでいます。これはあと数週間続きます。

ブレネー・ブラウンの新刊情報がようやく入ってきました。次の本のタイトルはAtlas of the Heart -Mapping Meaningful Connection and the Language of Human Experience となっています。Atlas of the Heartとは、心の地図といった意味だと思いますが、ブレネー・ブラウンのサイトにはこう説明されています:

If we want to find the way back to ourselves and one another, we need language and the grounded confidence to both tell our stories and to be stewards of the stories that we hear. In Atlas of the Heart, we explore eighty-seven of the emotions and experiences that define what it means to be human and walk through a new framework for cultivating meaningful connection. This is for the mapmakers and travelers in all of us.

ブッククラブをやったり、ポッドキャストやClubhouseでヴァルネラビリティや心からの生き方やバウンダリー(境界線)などについて話している時、本当に良く出てくるコメントが「ブレネーの本を読んで、こういうときに話せるボキャブラリーができた」と言うことです。ヴァルネラビリティなんて、日本語ではまだまだ浸透していない言葉ですが、説明を聞けば、ああ!とみなさん分かってくれると思います。他にも、信頼についてとか、他人に対して最も寛容な推測をすること、感情について話すことなど、説明を聞いて、みんなと話すことで、こういった心のトピックについて話す語彙が身についてきます。Atlas of the Heartの説明を読む限りでは、今回の本は、この「ボキャブラリーを増やすこと」にフォーカスされている本なのかな?という気もします。

ご存じの通り、私は自称ブレネーブラウン研究家というくらい彼女の本と教えが好きな人なので、この新刊を心待ちにしています。発売は11月30日で、すでに予約済みです。

Braving the Wildernessを読んでいる2021年組は、今の本が終わったら年末はお休みにして1月から再開する予定ですが、この新刊のAtlas of the Heartはせっかちな私が早く読んでみなさんとお話がしたいがために、12月中旬からブッククラブを開始します。

曜日は日本時間の日曜日朝10時、北米西海岸時間では土曜日の夕方5時からです。

12月25日と1月1日の週はお休みしますので、2週間のReading breakがあると思って下さい。

本の中身が11月30日まで分からないので、何週かかるか未定ですが、手に入り次第この情報はアップデートします。

基本的には、今までどおり、週に1章読んでいくスタイルにしたいと思っています。

[開始日]日本時間2021年12月12日(日)10:00AM-/北米時間12月11日(土)5:00PM-

毎週1回Zoomにて

[注意事項]
  • お申し込み後、Facebookグループにて連絡・交流していきます
  • 参加できない回があっても、録画しますので後で観ることができます
  • 12月25日と1月1日の週はお休みにします
  • 日本在住の方には書籍が手元に届くまで若干時間がかかるかも知れませんのでご了承下さい。電子書籍でも読めます。ブレネー本人が読むオーディオブックは2022年2月まででないそうです。
  • 英語の本ですので、基本的に英語を読める方むけのブッククラブです。ディスカッションは日本語でやります。
[参加費:]$35

[定員]15人

お申し込みはこちらから

価値感について話そう

価値感については、最初にブレネー・ブラウンのDare to Leadを読んだ時にブログに書いていますが、今回もう少し深堀りしてみたいなと思いました。

ブレネーの初期の本、Daring Greatlyでは、「アリーナに出て行くこと」の大切さが書かれています。ヴァルネラビリティを隠したり押さえ込んだりせずに、怖いけれどもそれでも勇気を出してアリーナに出て挑戦することの大切さを書いた本です。

ですが勇気を出して「アリーナに出て」行った時、アリーナでは様々なことが起こります。ヤジを飛ばしてくる聴衆、みんなに見られているという緊張感、または一緒にアリーナに出ている人達の声などで圧倒され、混乱してしまうかもしれません。そんなとき、ともすると自分の意見よりも他人の意見を優先したり、ヤジに怖じ気づいてアリーナを出て行ったりしてしまい、自分がアリーナに出て行くことに決めたそもそもの理由さえも忘れてしまうかもしれません。

そのような自分を見失ってしまうような時に、行き先を照らしてくれるランタンのような役目を果たしてくれるのがあなたの価値感(Values)です。

Oxford English Dictionaryによると、価値感の定義は:

Principles or standards of behaviour; one’s judgement of what is important in life

行動の原則や基準、人生において何が重要であるかという自分の判断

となっていますが、ブレネーはDare to Leadの本の中では、価値感をこう定義しています:

A value is a way of being or believing that we hold most important.

価値とは、私たちが最も大切にしている在り方や考え方のこと

Dare to LeadのLiving into our valuesという章では

Living into our values means that we do more than profess our values, we practice them. We walk our talk-we are clear about what we believe and hold important, and we take care that our intentions, words, thoughts, and behaviours align with these beliefs.

自分の価値観を生きるということは、自分の価値観を公言するだけでなく、それを実践することです。つまり、自分が何を信じ、何を重要視しているかを明確にし、自分の意図、言葉、思考、行動がこれらの信念に沿うように気を配るのです。

と書かれています。

それでは価値感に基づいて生きるとはどうすればいいのでしょうか?

Dare to Leadにはその3つのステップが書かれていますのでここで紹介しますね。

Step1:名付けられない価値感に基づいて生きることはできない−価値感を絞る

価値感とは、あなたの道標になる北極星のようなものです。あなたの北極星はなんですか?

ブレネーは、価値感の話をすると、職場での価値感と家庭での価値感2セット決めるべきですか、と聞かれることがあるそうですが、仕事での価値感と個人的な価値感を分けることはない、人は誰でも1セットの価値感を持っていて、それは自分の人生のすべての分野に当てはまるのだそうです。

ここから、価値感のリストのPDFがダウンロードできます(英語です)。ここでやるエクササイズは、自分にとって最も大切と思える価値感を2つ選ぶこと。

まずは、このPDFを見て自分にとって大切と思える価値感に○を付けていってみてください。初めてやる時は、きっと10も15も○を付けたくなると思いますが、それは珍しくありません。ですがこれを何度も確認して、最後の2つに絞れるまで続けて下さい。2つに絞るのはとても大変だと思いますが、ここであえて2つに絞る意味を、ブレネーはこう書いています:

Here’s why: The research participants who demonstrated the most willingness to rumble with vulnerability and practice courage tethered their behaviour to one or two values, not ten. This makes sense for a couple of reasons. First, I see it the same way that I see Jim Collins’s mandate “If you have more than three priorities, you have no priorities.” At some point, if everything on the list is important, then nothing is truly a driver for you. It’s just a gauzy list of feel-good words.

その理由は以下の通りです。研究参加者の中で、ヴァルネラビリティに挑戦し、勇気を持って行動しようとしていた人々の行動は、10の価値観ではなく、1つか2つの価値観に基づいていました。これには、ふたつの理由があります。第一に、私は、これはジム・コリンズの「3つ以上の優先事項があれば、優先事項がないのと同じである」という言葉と同じように考えています。ある時点で、リストのすべてが重要であれば何も本当の意味であなたを動かすものにはなりません。それはただの気持ちのいい言葉を並べただけのものと同じです。

ふたつ目は、ブレネーが1万人以上の人々とこの作業を行ってきた上で、このプロセスに長く付き合って、大きなリストから2つの価値感に絞ることができた時、ブレネーが自分の価値観のプロセスで出したのと同じ結論になったのだそうです。 つまり、最後に残った2つのコアな価値感は、○で囲まれた他の価値観がすべて試されるものであったというのです。

例えば、ブレネーの2つの価値は「勇気」と「信仰」だそうですが、彼女は最初「家族」を選べなかったことが残念だったそうです。でも深く掘り下げてみると、彼女にとってもっとも大切なものは家族だけど、家族に対する彼女の献身は、ブレネーの信仰と勇気によって支えられていることに気づいたというのです。

また、私たちの価値観は、私たちの心の中に結晶化しているようなものでなければない、と書かれてもいます。

最後に絞る2つの価値感は揺るぎないものでなければいけないし、「これを選ぶべき」と教わったものではなく、自分にとって選択の余地のないものでなければいけません。それは、私たちの人生における私たち自身の定義に他ならないのだ、とブレネーは書いています。価値感のリストを読んでいるうちに、これだというものを見つけたら、自己認識の深い共鳴を感じるはずです。

私にとって一番大事な価値感は、「勇気」と「自由」です。

自分の価値感が決まったら、今度はそれに添った行動をしなくてはいけませんが、それは簡単なことではありません。常に自分の価値感に添って行動ができるとき、Integrity(一貫性)がある人、と言えます。

In those hard moments, we know that we are going to pick what’s right, right now, over what is easy. Because that is integrity- choosing courage over comfort; it’s choosing what’s right over what’s fun, fast, or easy; and it’s practicing your values, not just professing them.

辛い時には、楽なことよりも、今、正しいことを選ぶことが大事だと私達は知っています。

なぜなら、それが一貫性(Integrity)でであり、Integrityとは楽しいこと、速いこと、簡単なことよりも正しいことを選ぶことです。そして、自分の価値観を公言するだけでなく、実践することです。

Step2:価値感を実行する

価値感の話をすると、ともすると実現できない夢のように捉えられてしまい、笑われたり、呆れられたりすることもあるかもしれません、何故なら、自分にとって大切な価値を実行に移せている人はごく少数だからです。多様性やSDG、サステイナビリティを謳っている企業のことを考えてみると、確かに、、、と思われる方も多いでしょう。

ブレネーも価値のひとつが、「勇気」で私と共通しています。ブレネーは、これを実行するために、たとえ誹謗中傷が続こうが、世の中でおかしいと思ったことについては声を上げるし、SNSでも積極的に自分の意見を言うのだと書いています。

価値感を実行出来ていない時、自分でもわかりますよね。ブレネーがこの章に書いていた例がよくあることだなと思ったのでシェアします。例えば、あなたの価値感が「勇気」だったり「優しさ」だったり「助けあい」だったりしたとします。そしてある日あなたの友人や家族や同僚に大きな不幸が起こったとします。そんなとき、すぐに価値感を実行して、その友人に連絡できたりすれば問題ないのですが、私達はジグザグな行動をしてしまう傾向があると言います。「今たぶん忙しいだろうから、あとで連絡しよう」とか。そしてその後は「今食事時だから、明日また連絡しよう」「たぶんご家族が集まってるだろうから、また別の時期に連絡しよう」こう思っているうちに気がついたら数週間経っていること、ありませんか?

ブレネーは、彼女のお母さんからShow up for people in pain and don’t look away(苦しんでいるのために現れ、目を背けないこと)という言葉を学んだそうですが、これは素晴らしいと思いました。日本でも、誰かに不幸があったときなど、その不幸に対して自分がヴァルネラブルに感じるのが怖くて、「今忙しいだろうから」などを言い訳にして疎遠になってしまうこと、とても多いと思います。そういうときに勇気を出して連絡できることこそが、価値感に添った行動であり、Integrityのある行動と言えると思います。

もうひとつ、この章には私も好きでマントラにしている言葉がでてきます:Choose courage over comfort. 楽なことよりも勇気を選びなさい。

またこの章にはは価値を実行するためのエクササイズがあります。最初のエクササイズで選んだ2つの価値それぞれに、以下の質問に答えて下さい。下は私の例です。

価値1:(        )

1.この価値をサポートする3つの行動は?(                  )

2.この価値にぞぐわないあなたの3つの行動は?(                  )

3.価値に沿って生きることができた時の例は?(                  )

価値1:(勇気 )

1.この価値をサポートする3つの行動は? (声をあげる、声をかける、自分の意見を言う)

2.この価値にぞぐわないあなたの3つの行動は?(自分と違う意見に声をあげない、黙っている、逃げる)

3.価値に沿って生きることができた時の例は?

(ワークショップで何をやるべきかわからなかった時、「すみません、理解できていないのでもう一度説明してください」と言えた。)

この答えも、もし良かったらシェアしてくださいね。

Step3:エンパシーと自分への優しさ:アリーナの中で最も重要な席

自分の価値感に添って生きることのステップ3は、エンパシーと自分への優しさを大切にすること。

アリーナには様々な席がありますが。そこにはシーズンチケットを持って毎回アリーナにでている私達を見に来る人達がいます。Shame(恥)は「おまえは十分じゃない」と「何様のつもり?」という2つの席のシーズンチケットを持っています。「常に(お金が、時間が、愛が、アテンションが)足りない」というScarcity(欠乏感)と「あの人の方が私よりよくできている」とか「あの人の方がもっと成功している」などど、他人と常に比べてしまうComparison(比較)もよくやってきます。しかし、アリーナのなかで最も重要な席はエンパシーと自分に対する優しさ(Self-Compassion)で、その席にフォーカスするべきだとブレネーは書いています。

あなたがアリーナに出て行く時、勇気を出して何かをやるとき、このふたつの席に座っている人を想像してみてください。そして以下の質問に答えて見て下さい。

1.あなたの価値感を知っていてそれに添った生き方をしたいと思っている事を知っている人は誰ですか?

2.この人からのサポートとはどんな形になりますか?

3.自分の価値観に添った生き方をしようという努力をしている自分をサポートするために、自分に優しい行動として   何ができますか?

4. 自分の価値観から外れた生き方をしていることを示す早期警告のサインは何ですか?

5. 自分の価値に添った生き方をしているとき、どんな感じがしますか?

6. 2つのカギとなる価値感を実践することで、フィードバックの与え方、受け取り方がどのように変わってきますか?

この章ではこの後フィードバックについても書かれているのですが、ここでは割愛します。

Value Gap

ここで、価値感について、ブレネーの初期の本、Daring GreatlyででてきたValue Gapの話を少ししたいと思います。Value Gapとは、自分が理想とする価値と現実とのギャップのこと。

例えば:

理想とする価値:正直さと誠実

現実の価値感:理由をつけて正当化する、なり行きまかせ

ここで出てくる例は、母親はつねに子ども達に正直で誠実でいることは大切と教えていて、盗みやカンニングは絶対にダメだと言い聞かせているのに、ある日スーパーで払い損ねたものが会った時に「私のせいじゃないわ。どうせお店は儲かってるんだから1つくらい良いでしょ」という態度を取ったという例です。

他にもこの章には理想の価値感と現実とのギャップの例がでていますが、よくあるのは、例えば子どもには電子機器を持たせない、もしくは時間を厳しく制限しているのに、自分は1日中スマホが手放せないなど。部下には厳しいのに自分には甘い上司など。例はいくらでもある気がします。

理想と現実のギャップがあると、何がいけないのでしょうか?

上でも少しでてきましたが、Integrityとは一貫性があるという意味ですが、普段から環境に優しく多様性を唄っている企業が実はプラスチックを使いまくって、男性ばかり雇っていたら、誰もその会社を信用しなくなりますよね。そんな会社に勤めている社員も、「もうどうでもいい」と関わる意欲(エンゲージメント)を失わせてしまうのですね。これを、Disengagementと言います。Disengagementについては、少し前にClubhouseで話しました。

Disengagementが起こると、誰も真面目に仕事しないし、学校でも勉強なんてどうでも良くなりますし、社会を良くしようという意欲も無くなり、政治にも興味がなくなり、あきらめ感が募り、他人に不寛容になります。今の日本って、こういうところすごくありませんか?

だからそれぞれが自分にとって最も大事な価値感を知っておくことって、実はすごく大切だと思います。ですがさらに大切なのは、その価値感をきちんと実行にうつすことです。自分の価値と一貫性のある行動をすること=Integrityを持つことですが、これは、言うが易しで、本当に難しいです。飲み会で、みんなが外国人差別のジョークを話しているときに「やめなよ」と言えますか?どうしても納得できない会社の方針に、声をあげることができますか? いじめられている友達に、声をかけることができますか?

価値感を実行することは簡単ではありませんが、これを実行できない人が増えると、社会全体のモラルが低下し、Disengagementに陥り、誰も幸せになれない、と私は思います。難しいですが、一緒に練習して、少しずつ実行していきませんか?

価値感について、Clubhouseでお話します。

日本時間2021年10月30日(土)22:30〜 (北米時間10月30日6:30AM PDT)

一応、録音する予定です。もしかしたらポッドキャストで配信するかもしれません。

価値感についてのコメント、質問などをぜひお寄せ下さい。