2024年の振り返りと2025年の3つの言葉

2025年になりました。今回の年末年始は全く新年感がなく、(多分元旦が水曜日で、31日も2日も仕事だったため)1月5日の今日まで、「あれ?もう年末じゃないよね?お正月だよね?」と時々自分に確認しているというなんだか不思議な新年です。

2024年後半は、ポッドキャストは8月を最後にお休み状態、Substackで書いていたニュースレターも10月で止まってしまい、SNSで繋がっていない方にはご心配をおかけしました。

11月からパートタイムではあるものの非営利団体での仕事を始め、ただでさえあまりなかった時間が完全になくなり、いつも、大事なことのトップ3だと自分では思っている「余裕」がなくなってしまった最後の3ヶ月でした。

年末年始のお休みでようやく少しキャッチアップし、ポッドキャストはソロ回と須藤美香さんとの今年を振り返るというエピソードを配信することができたので、まだの方は聞いてみてください。

これまでは年末にその年のまとめのブログを配信し、年明けにはその年の3つの言葉を発表する、という形でやってきていますが、上記の理由でとにかくバタバタしていたため、今年は1ポストで2024年の振り返りと2025年の3つの言葉を発表したいと思います。

2024年は神明神社での元旦のおみくじに「凶」を引いてしまい、その通りの、最悪な年になりました。春から夏にかけてはストレスMAXでしたが、たくさんの方にサポートしていただき、なんとか乗り越えることができたことに本当に感謝しています。

年末には毎年恒例のハピネスジャーを開けましたが、大変だった年を反映してか、例年よりも中身が少なかったです。やはり、こういうことにも「余裕」大事!と実感しました。

とはいえ、良いこともたくさんありましたし、面白いプロジェクトにも沢山参加できました。2024年の簡単なまとめは以下のような感じです:

1月

・元旦に神明神社初詣、凶を引く

2月

・戦時中強制収用された日系人の手紙の翻訳をする

・Intrepid Theatreで行われたカーター詩音スカイの 「住み・炭」のアフタートークでファシリテーターを務める

・Good Life Canadaにインタビュー掲載

3月

・引っ越し

・領事館主催の天皇誕生日レセプション出席のためバンクーバーへ・日系人アーティストたちとのミートアップ

4月

・最悪の月だった

・ビクトリア日本友好協会副会長に就任

5月

・山脇大夢さんと祁答院雄貴さんがフィルムフェスティバルでビクトリアに来てくれた

・49歳になる

6月

・全カナダ日系人協会芸術文化教育委員会の戦略会議でトロントへ

・長嶋由美ちゃんのスタンダップコメディを観に行く

・不動産のCMに出演

7月

・壁画フェスにて文化コンサルタントを務める

・バンクーバーの漁師、大海さんがビクトリアに来てくれた

・バンクーバーからゆりえちゃんがビクトリアに来てくれた

8月

・パウエル祭で芝居Dr. Nishitakiの台本読みに参加

・日系アーティストのミートアップのホストを務める

・BCのアート助成金の審査員を務める

・日系カナダ人強制収用者の音声を翻訳する

・ビクトリア日本文化祭の運営委員長を務める

・ユーコンの陽子さんがビクトリアに来てくれた

9月

・通訳の仕事でウィスラーへ

・トロントでNAJC新移住者委員会戦略会議

・若山多美のドキュメンタリー映画の字幕作成に関わる

・ゲーム会社でキャスティングを務める

10月

・エドモントンでのNAJCカンファレンス

・日本語の電子書籍を英訳

・トロントからブライアンがビクトリアに来てくれた

・トロントからリアンがビクトリアに来てくれた

11月

・ICAで仕事を始める

・日系文化協会30周年で饅頭の鉄人の審査員を務める

・日本語での録音プロジェクトをする

・友好協会副会長としてリメンバランスデイに出席

・カリフォルニアからベロニクががビクトリアに来てくれた

・カルガリーからジャスティンがビクトリアに来てくれた

12月

・カルガリーでNAJC全国理事の戦略会議

自分とは直接関係ないけど特別メンションとして:

「SHOGUN」大ヒットして嬉しかった

長男がStratford Festivalで役をもらった

次男が日本にホームステイしに行った

そんなところでしょうか。

2024年達成できずに悔しかったことは、日本語のポッドキャストをもう一つ始めること。準備は着々と進んでいるので、2025年こそは開始したいです。

英語のポッドキャスト、Dual Perspectivesは先日新しいエピソードを公開しました。こちらも今年も地味に続けていく予定です。

さて、2025年の3つの言葉です。

毎年フォーカスする3つの言葉を選ぶという年に一度の儀式は友人クリス・ブローガンの勧めで少なくとも2015年くらいからやっています。これまでの3つの言葉は以下です:

2015: Create, Compassion, Cooking

2016: Curiosity, Courage, Believe

2017: Faith, Create, Joy(この年は3つ目の言葉を後で変えたのでした)

2018: Move, Story, Communicate

2019: Listen, Ask, Do

2020: Continue, Commit, Clear

2021: Space, Raise, Feel

2022: Real, Stay, Trust

2023: Reach, Assert, Space

2024:Ask, Choice, Playful

それでは今年の3つの言葉です:

Move

2018年にも一度選んでいるMove。私はボディイメージは比較的ポジティブな方ですがそれでもいささか体が重くなってきているのでもっと動きたいという意味がひとつ。そしてこれは毎年思っていますがいろんな場所へ行きたいということ。そして、3月に引っ越ししたばかりなので今すぐにというわけではありませんが、条件のいいところが見つかったら引っ越す可能性も頭の隅に入れておくという意味でMoveにしました。これは比較的早くに決まりました。

Release

2024年はとにかく余裕のなかった年だったので、余裕を持ちたい、作りたいという気持ちから、こちらも以前2回選んだことのあるSpace(Spaceという言葉は基本的に私にとって大切なコンセプトです)にするか迷いました。余裕を持たせるということと、もうひとつこの半年以上気にかけていたことが断捨離だったので、手放すという意味でReleaseにしました。余裕を作るために、多くのことにコミットしすぎないこと、変えられないことを悶々と悩まず、さらっとリリースすること、何かにしがみつきすぎないことなどの意味も含めて、Releaseにしました。

Embody

3つ目の言葉は少し悩みましたが、この「体現する」という意味のEmbodyのコンセプト自体は自分の中では新しいものではなく、Space /余裕と同じくらい大事なことと思っています。ブログやニュースレターやポッドキャストでも何回か触れたことがあると思いますが頭の中だけで物事を整理せずに体でしっかり感じること。体のサインを見逃さないこと。そう言う意味でEmbodyにしました。

新年ということで、新しい手帳を下ろしましたが、数ページごとに、忘れないようにMove, Release, Embodyの言葉を書いています。また、ポッドキャストの第267回でも話しましたが、自分は何を感じていて(これがまさにEmbodimento)、何をしたいのか」を常に自分に問いかけるべく、これも手帳に数ページおきにリマインダとして書いています。

これを読んでくださっているあなたはどうですか?3つの言葉、もしくは一つでもいいので、決まったら教えてくださいね。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2024年の3つの言葉

年が明けて4日経ちました。まだ、2024年というのに慣れませんね。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

日本は元旦から悲しいニュースが続いています。被害に遭われたみなさまが一刻も早く安心して生活できるようになることをお祈りしています。

前回の投稿(2023年を振り返る)に書きましたが、大晦日にはハピネスジャーを開け、2023年の嬉しいことを再確認しました。

今年は初めて、ビクトリア空港近くの港からWater Taxiを使って15分の島にある神明神社に初詣に行ってきました。 

その間、ずっと2024年の3つの言葉を考えていました。

毎年フォーカスする3つの言葉を選ぶという年に一度の儀式は友人クリス・ブローガンの勧めで少なくとも2015年くらいからやっています。これまでの3つの言葉は以下です:

2015: Create, Compassion, Cooking

2016: Curiosity, Courage, Believe

2017: Faith, Create, Joy(この年は3つ目の言葉を後で変えたのでした)

2018: Move, Story, Communicate

2019: Listen, Ask, Do

2020: Continue, Commit, Clear

2021: Space, Raise, Feel

2022: Real, Stay, Trust

2023: Reach, Assert, Space

今年は、最初の一つは比較的すぐに決まったのですが、残りの2つは少し時間がかかりました。こういうのは、考えすぎるのもよくないですが、「これにした方がよさそう」と周りの反応などを考えるのもよくないと思うので、自分で「これだ!」とピンと来るものが降りてくるまで、少し時間がかかりました。

その結果、いつもなら元日に発表する3つの言葉ですが、今年は数日遅れて発表することになりました。

それでは今年の3つの言葉です:

Ask

これは比較的早くからピンときていました。2019年にも一度選んでいる言葉です。

このAskにはQuestionー疑問を呈すること、それって本当にそう? と尋ねること、見せられているものは本物なのか考えること、また自分はどう感じている?と自問することなども含まれていますが、それと同時にAsk for helpー助けを求めること、自分に必要なものを請うこと、などのリマインダも含まれています。

Choice

しばらく時間がたって降りてきたのがChoiceです。今、断捨離にハマっていて、とにかく身を軽くしたい、できるだけ少ないものに囲まれて生活したいという気分が高まっています。なので最初はそれこそDeclutterなど、そのままの単語を考えていたのですが、これは昨年選んだSpaceと関連ある意味で、余裕をつくること、そのために時間やスペースを作ること、そしてそのためには何が必要で何が必要ないのか選択すること、何にイエスといって何にノーというのかを選ばなければいけないという意味でChoiceにしました。 そして、私たちは常に何かを選んでいるし(その中には「何もしない」ことを無意識に選んでいることもあるでしょう)、友人がもう何年も前に言ったことで今でも覚えているフレーズYou always have a choiceから、どんなときでも選択肢はあるというリマインダでもあります。

Playful

これは一番最後に決まりました。単に「遊ぶ」という意味のPlayではなく、Playful。私は遊ぶことにはリマインダは必要ないのですが、Playfulというと「遊び好きな」とか「おどけた」と言った意味になります。バケーションを取るとか、仕事ばかりしすぎず趣味にも力を入れる、という意味ではなく、例えば初対面の人と話すときに、もう少し余裕を持ちたいという意味であえてPlayfulにしてしました。真面目に仕事をすることも大事ですが、あまり真面目になりすぎず、常にどこかに遊びの精神を持ちたいなというところから選びました。

これからこの3つの言葉をオフィスのデスクに貼って1年を過ごします。

また、私は夢というものは人に言わないといけないと思っているので、Facebookに投稿した、今年やりたいことも、ここに載せることにします。

  • 私はセットが大好きなので、今年ももっと文化コンサルタントや通訳として映画やTVの仕事がしたいです。
  • 映画やTVだけでなく、書籍の文化コンサルやセンシティビティリーダーの仕事も楽しいので、もっとやりたいですね。
  • 去年ローンチした英語ポッドキャストDual Perspectivesをもっと配信したい。
  • 今年はもう一つ日本語のポッドキャストをローンチし、春には新しいプログラムを、そしてうまくいけば夏にはリトリートを開催したいと思っています。
  • 今年は愛する人たちともっとたくさん時間を過ごしたいです。お茶、ランチ、散歩、ただのハングアウト、ディナーなどたくさん行きたいです。

今年は元旦に神明神社で「凶」のおみくじを引いてしまったのですが、すぐに、「これって今年めっちゃいい年になるってことだな」とピンと来ました。今年はとても運が強いと感じているので2024年が楽しみです。

そしてまた年末には振り返りをします。

3つの言葉を決めた、という方はぜひコメントかメッセージで教えてくださいね。

2023年の3つの言葉

今年最初のジャーナルと2023年の手帳

あけましておめでとうございます。ようやくカナダ西海岸でも年が明けました。

うちはおせちは食べませんが、唯一年末らしいこととして年越しそばを食べ、静かに新年を迎えました。

そして今朝新しいジャーナルをおろし、新しい手帳(今年は最近ハマっているPaperblanksのジュール・ヴェルヌがモチーフの手帳にしました)に書き込みました。

2022年の振り返りはこちらに書いていますのでまだ読んでいない方はぜひ。

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2022年の3つの言葉

2022年が始まりました。

我が家の新年は相変わらず新年らしさのない、いつもと変わらない日でしたが、タイミングよくジャーナルが新しいものになり、少しだけリフレッシュした気分で始まりました。

2021年を振り返るポストはこちらから読めます。

フォーカスする言葉を毎年3つ決めるMy 3 Words は、記録に残っている限りでは2015年からやっています。

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2021年の3つの言葉

ようやくカナダ西海岸も元旦になりました。今年の年末年始はこれまででもっとも正月らしくない正月になりました。年越しそばもなし、お餅もなし、おせちもなし(おせちはもう何年も食べていないけど)。混むとわかっている日本食料品店に行く気がどうしても出ず、また急遽警察署での通訳の仕事が大晦日の夕方入ってしまったので、ギリギリまで仕事でした。

このブログには毎年書いていますが、私は毎年、その年にフォーカスしたい3つの言葉を選びます。過去の言葉はこんなものがありました:

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2020年の3つの言葉

元旦のダラスロードビーチ

*このポストは当サイトが落ちていたため、noteに載せた物を再掲しています。

毎年、年末にその年のまとめを書いているのだが、2019年は書けなかった。なぜなら、サイトが落ちているから。
クリスマスの数日後に気が付き、夫は「ドメインの有効期限が切れたんじゃないの?」というが、ドメインの更新は毎回数ヶ月前からお知らせメールが来る。何の知らせもなしにプッツリ落とされるはずがないと思って色々調べ、一応ドメインのレジストラに連絡は入れてあるのだが、クリスマス・年末年始のホリデーシーズンのため全く返事がない。

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2019年の3つの言葉 - Day 6

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

2014から、日本語ブログでは書いていない年もありますが、英語ブログの方では毎年その年のまとめと翌年の3つのキーワードを発表しつづけています。キーワードは、その年フォーカスしたい言葉で、友人のクリス・ブローガン氏の薦めでやっていて、My 3 wordsと呼んでいます。今年からその年のまとめとキーワードを分けて発表することにしました。2018年のまとめはこちらからどうぞ

これまでのキーワードは以下です:

2015: Create, Compassion, Cooking

2016: Curiosity, Courage, Believe

2017: Faith, Create, Joy(日本語で書いていないので英語版のみ。最後のキーワードは後日変更しました)

2018: Move, Story, Communicate

2019年の3ワードは以下です。 :

Listen: 人の話を理解するためでなく、返事をするためだけに聴く人っていますよね。これ、ある意味社会問題なのかもしれません。2018年まとめの記事にも書きましたが、ラジオ局でポッドキャスト制作のプロジェクトに関わりだしてから、インタビュアーとしていろいろな人の話を聴く機会が増えました。そして気がついたのは、みんなストーリーを持っているということ、それも、びっくりするような興味深い話を持っている人が意外と多いということです。私達が聞く耳さえもっていれば、沢山のストーリーに巡り会えるということです。

Ask: ポッドキャスト「はみだし系ライフの歩き方」をやっていて本当に感心したのが、わからないことやモヤモヤしている時に、聞いたり、お願いすることが苦手な日本人がすごく多いということでした。自分も含め。英語のAskという単語には、質問をするという意味と同時に、お願い事をする、頼み事をするという意味もあります。今年は、極力モヤモヤを減らす年にしたいので、あれ?っと思ったら、「それはどういう意味でしょうか?」「100%理解できていないので、説明していただけますか?」「○○をしていただけますか?」「助けてもらえますか?」と言うことにしました。日本では質問したり、助けを請うことを良しとしない文化があると思いますが、私はどんどんやっていこうと思います。

Do: これは2018年最後のポットキャストでも話したことですが、「考える」ことや「やることを考える」を通り抜けて、「やる」ことに今年は集中します。今まで、本を出したいという話はいろんなところに書いているのに、実際に本を書いたのか?と言われると答えはノーなので、いい加減気合いを入れてやります。Thinkerではなく、Doerになります。

正直にいうと、他のもっと高尚な目標を掲げている人達と比べると、私の3ワードは基本すぎて恥ずかしいのですが、でもこれが今年の私に必要なもの。他人と比べることは止めて、自分のレーンでがんばっていきます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

あなたの3ワードはなんでしょうか?ぜひコメント欄でシェアしてみてくださいね。

2017年まとめと2018年の3つの言葉

明けましておめでとうございます。 

もう年が明けてしまいましたが、2017年の振り返りと、毎年決めているその年の3つのキーワードをここに記しておきます。英語版ブログはなんとか大晦日にアップできていますので、オリジナルはそちらをご覧下さい。

2017年は色々大変なこともありましたが、全体的にはいい年だったと思います。オリンピック選手とお仕事をさせてもらったり、通訳で裁判所に通ったり、オタワでカンフェレンスに出席したりと、様々な方との出会いがありました。その一方で仕事の厄年?のような年でもありました。でも全て、学びと思えば納得できます。

大晦日には毎年やっている「ハピネス・ジャー(幸せの瓶)」を開けました。ハピネスジャーに関してはインスタグラムに投稿したら反響があったので、ここに去年書いたブログを貼っておきますね。

ハピネス・ジャー(幸せの瓶)の習慣、はじめませんか

今年も、すっかり忘れていた嬉しいこと(誰かに言われた嬉しい一言)や面白かったこと(息子の面白語録)などがよみがえってきて、なんと素晴らしい1年だったのか、と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

ハピネスジャーを開けたあと、これらのメモはどうするのかというと、私はここ10年近く使っているほぼ日手帳に貼り付けています。

左が2017年のほぼ日手帳、右が2018年のもの。2017年のものにはハピネスジャーのメモを始め、映画やお芝居の半券、頂いたカードなどを貼り付けているので分厚くなっています。ちなみに2018年の手帳はほぼ日手帳の英語版、Planner(シュタイフ版)です。

2017年も学びが多い年でしたが、特に大きかったのは以下の3つです。

1) クリエイティブなことを続ける

2017年の最も大きな変化は、水彩画を始めたことです。過去の水彩の経験は、学校での美術の時間程度だった私ですが、ふとしたことで絵の具を手に入れ描き出すと、俄然面白くなり、今ではキッチンの片隅に小さな「スタジオ」をもうけるまでになりました。そんな時に偶然インスタグラムで”#The100dayproject”(クリエイティブなことを100日続ける)というものを知り、とりあえずやってみることに。

今まで日記でもブログでも運動でも、三日坊主が殆どで、まず続いたためしのないこの私が、なぜか100日間毎日水彩画を描き続けるができたのは、SNSでのみなさんのコメントや反応が大きかったと思います。そして同時に、水彩というアートが自分にとって好きなこと、面白いことだったから、続けることができたのかなと思っています。

水彩に関する興味は一時的なもので、100日が終わったら熱が冷めるのでは、と実は心配していたのですが、幸い今でも続いており、クリスマスの時期には今年は手描きカードを送りました。来年は、早めに取りかかって、販売できたらと思っています。2018年には、オンラインまたは通える場所で水彩のクラスを取り、スキルを上達できたらと思っています。

2) 人生は短い

これはどこでも言われているありきたりの事かも知れませんが、2017年には多くの知り合いが亡くなりました。直接知らない人でも、友人達も多くの友達や家族を亡くしており、胸が痛みます。20代の始めに、年を取ると言うことはそれだけ他人の死に多く接することだと実感して以来、毎年、この数は増えてきています。また病気をしている人も知り合いに増えてきました。

人生は短い。それだけに、もうネガティブな人や意地悪な人とつきあう時間はありません。その代わり、本当の友達を大切にし、長年会っていない人とはどんどん会うようにする、社交辞令じゃなくて、マジです。

3) 自分にしかできないことをする

今年の半ば頃、やってくる仕事やボランティアを全て受け入れ、あっぷあっぷしていた時期に、友達に言われた一言ではっとしました。「でもそれって、誰にでもできる仕事だよね」

上の 2)にも繋がりますが、それ以降、何かを頼まれて迷ったら、「これは自分にしかできない仕事か?」ということを自問するようになりました。他の人にできる仕事だったら、あえて自分がする必要ないですよね。

2017年の振り返りは以上ですが、2018年の3つのキーワードは以下です。

この数年、友人のChris Broganの例にならい、私も毎年フォーカスする言葉を3つ考えています。

2015年は Create, Cooking, Compassion

2016年はCuriosity, Courage, Believe

2017年は Faith, Create, Joy

2018年の言葉は、MOVE, STORY, そして COMMUNICATEです。

MOVE

2017年はオタワやバンクーバーに出向いて様々な方と出会うことができました。やはり自分が動かないと新しい出会いも、面白いプロジェクトもないということで、MOVEを選びました。これにはもちろん運動しろという意味も込められていますw とりあえず、2018年最初のプロジェクトは、日本でのビデオ撮影旅行なのでキーワードに沿っています。

STORY

2017年半ばからポッドキャストやラジオを聴くことが断然増え、そのうちそれぞれのラジオプロデューサーに興味を持ち始め、年末には地元のラジオ局でもボランティアも始めました。なぜ自分がそんなにラジオに惹かれるのか?と考えていたのですが、それは私の好きな様々な番組がストーリーを聴かせてくれるからです。ストーリーテリングも大好きですし、もちろん本でも映画でも、ストーリー性のあるものに惹かれます。2018年は、いかにして人を惹きつける、意味のあるストーリーを語るか、が鍵になっています。

COMMUNICATE

3つめのキーワードが一番考えつくのが難しいと自分では思っているのですが、これは残りの様々な、私がやりたいことー「書く」ことや「聞く」ことーをまとめたキーワードになっています。書くこと、アウトプットすること、人の話をしっかり聞いて、インプットすることーこれらは全てコミュニケートという言葉で総括できると思います。一昔前にはエンゲージメントという言葉がバズワードでしたが、バスワードで終わらないよう、しっかりとみなさんと対話していけたらと思っています。

長くなりましたが、今年最初のブログでした。

本年もどうぞよろしくおねがいいたします。









信じることと確信の違い

*今年の始めに英語ブログの方に書いたものを、アップデートして日本語でまとめたものです。英語版はこちら

毎年、年の始めには3つのキーワードを設定することが習慣になっています。2017年の私の3つの言葉は「Create -創造」「Joy-喜び」そして 「Faith – 信じること」です。

Faithという英単語はよく「信仰」と訳され、もちろんそういう意味もあるのですが、私は特にひとつの宗教を信仰しているわけではないので、ここでは「人や物事を信じること」と捉えています。

前回のブログにも書きましたが、最近とてもストレスフルな時期を過ごしました。この先一体どうなってしまうんだろう?というストレスで夜も眠れない日が続きましたが、最終的には何とか解決し、とりあえず最悪の状況は避けることができました。

こういった「辛い状況」を体験するたびにいつも思い出すフレーズがあります。

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2015年レビューと2016年の3つの言葉

あっという間に年の瀬ですね。あと数日で2015年も終わりです。
毎年、なんらかの形で、その年のレビューと、翌年のキーワードを決めていますが、今年もその記事を書く時期がやってきました。

2015年は、過去数年に比べれば良い年でした。何かと本当に大変だった2013年と2014年。2015年はなんとか、少し上向きの年にすることができて感謝です。

今年は40になりました。長男も高校卒業して今は大学で演劇を学んでいます。沢山の面白いプロジェクトに関わることができました。新しい体験も沢山経験しました。とても良い年だったと思います。

今年学んだ4つのこと:

1)「アート」は人生に必要不可欠なものである
今年は、ビクトリアの劇団、Intrepid Theatreの理事に就任し、沢山のお芝居やショウを観ることができました。どれも素晴らしかったし、感涙したものも沢山。そこで学んだのは、自分にしかできないこと、そしてやらずにはいられないことに全力を尽くして、人の前で発表することの大切さ。またものすごい才能に溢れる人達にも沢山出会えて、本当に感謝、感動です。

2)目に見えるものが必ずしも真実ではない
この夏、尊敬していた人が全くの嘘つきだということが判明して、すごくショックだったし。残念でした。私は直接関わっていなかったし、私が割り込んで行って解決できるたぐいのことではありませんでしたが、そういう生き方しかできない本人がかわいそうだったし、もちろん、影響を受けた周りの人にもとても気の毒な事件でした。

3)コミュニティの大切さ
40になったことをきっかけに、ジムに登録しました。うちから歩いて5分の場所なので、なんとか最低でも週に一回は通い続けることができ、平均週2回で通えました。もちろん週2回の運動だけでは痩せることはないけど、筋力とかスタミナはついてきたと実感しています。このジムは小さな個人経営のジムなのですが、コミュニティの結束がすごく、新入りの私もすぐに歓迎してくれました。単純だけど、行けば歓迎してくれるところには、人は行きたいと思うものなんだなーと実感。このおかげで何とか通い続けることができました。

4)意志あるところに道あり
実はこれは昔からあまりピンとこなかった格言ですが、今年はいくつか「もー絶対無理!」というようなことが、何故か不思議と達成できました。ネルソン・マンデラが言ったという言葉に「何事も、達成するまでは不可能に思えるものだ」があり、私も大好きな言葉ですが、今年はまさにこの言葉を実感した年でした。

毎年、その年フォーカスしたいことに関する言葉をいくつか選んでいます。
2015年の言葉はCREATEでした。今年はそのおかげかビデオポッドキャストもローンチできたし(英語版はまだだけど)、ブログも書いたし、絵も描いたし、編み物もしました。2015年はCOOKINGとCOMPASSIONもキーワードだったのですが、どちらもなんとか実践できたと思います。特に料理は、ニューヨークタイムスの料理サイトのアーリーテスターにもなり、いろんなレシピに挑戦しました。
先日書評を書いたBIG MAGICでも創造することの大切さを実感したので、クリエイティブなことは、これからもひきつづけやっていこうと思っています。

今年一番感銘を受けた本は、やはりブレネー・ブラウンの「Rising Strong」でした。この本を読んで、「心からの生き方」を(ただ語るだけでなく)実践し、沢山の人達とシェアする、ということを自分のライフワークにしようと決めました。(興味のある方は、Facebookのグループへどうぞ)

さてそれでは、2016年の言葉を発表します。
2016年の私のキーワードは、CURIOSITY, COURGE, BELIEVEです。

CURIOSITY-好奇心:少し前にエリザベス・ギルバートの「ハチドリの飛行」というビデオを観て、私はいろんなものに興味があるハチドリ派なんだ、と知りました。(このビデオに関しては「人生でやるべきことが見つからない人へ」というポストをご覧下さい)彼女の本、BIG MAGICにも、様々なことに興味を持つことがクリエイティブな生き方のもとであると書かれています。

COURAGE−勇気:勇気って、いろんな場面で口にされる言葉だと思うのですが、なかなか実践できている人が少ないと思うのです。何も生と死を分けるようなドラマチックな場面でなくても、ちょっとした勇気を試される場面って、日常生活の中に沢山あるんですよね。哀しそうな顔をしている友達に「どうしたの?」って声をかけること。荷物が重そうな人を助けてあげること。このようなほんの一瞬の決断を、勇気がないために無視してしまうことが私もこれまでにあったので、2016年はそんな些細なことでも無視せずに、勇気を出して触れ合って行きたいと思っています。

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ブレネー・ブラウンのRising Strongの中で特に好きだった一節が
“Integrity is choosing courage over comfort; choosing what is right over what is fun, fast or easy; and choosing to practice our values rather than simply professing them.” 

誠実さ(インテグリティ)とは快適さより勇気を選ぶこと;楽しく早く簡単なものより正しいことを選ぶこと;価値観を語るのではなく実際に行動で示すこと

とあります。何もしないでいるほうが遙かに快適で、楽なのですが、2016年はあえて行動で示す勇気を持ちたいと思います。

BELIEVE−信じること:先に書いたネルソン・マンデラの言葉のように、今年は不可能だと思っていたことを実現することができました。そして、今まで実現できなかったのは、おそらく私が本気で信じていなかったからでは、と気がつきました。信じ方が足りなかったのかも。2016年は達成したいことを強く信じてがんばりたいと思います。

みなさんはどうですか?もしキーワードを選ぶことがあったら、ぜひコメント欄で教えて下さいね。

今年も読んで下さってありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします。良いお年を。