
ようやくカナダ西海岸も元旦になりました。今年の年末年始はこれまででもっとも正月らしくない正月になりました。年越しそばもなし、お餅もなし、おせちもなし(おせちはもう何年も食べていないけど)。混むとわかっている日本食料品店に行く気がどうしても出ず、また急遽警察署での通訳の仕事が大晦日の夕方入ってしまったので、ギリギリまで仕事でした。
このブログには毎年書いていますが、私は毎年、その年にフォーカスしたい3つの言葉を選びます。過去の言葉はこんなものがありました:
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ようやくカナダ西海岸も元旦になりました。今年の年末年始はこれまででもっとも正月らしくない正月になりました。年越しそばもなし、お餅もなし、おせちもなし(おせちはもう何年も食べていないけど)。混むとわかっている日本食料品店に行く気がどうしても出ず、また急遽警察署での通訳の仕事が大晦日の夕方入ってしまったので、ギリギリまで仕事でした。
このブログには毎年書いていますが、私は毎年、その年にフォーカスしたい3つの言葉を選びます。過去の言葉はこんなものがありました:
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日本は既に年が明けましたが、私がこれを書いている今、カナダ西海岸はまだ大晦日です。ギリギリになって、という感じですが、今年もYear in reviewを書きたいと思います。
今年最後のポッドキャストのエピソードでも言いましたが、2020年はとにかくめちゃくちゃな年だった気がします。
1月の後半にバンクーバーに行った時、フェリーの中で、夫は咳をしている人がいるとその人から離れた所に席を移ってばかりいました。
リッチモンド(中国系の方が沢山住むエリア)にあるアジアンモールは旧正月のデコレーションが沢山されていたけどモールのなかはガラガラで、入ったラーメン屋さんのオーナーさんが「旧正月前の週末でこんなガラガラなのは初めて見た」と仰っていたのをよく覚えています。それが私達がビクトリアを出た最後になりました。
3月16日、バイト先のアイスクリーム屋で、St. Patrick’s Day用に店にあった緑色のスプリンクルズが大量に余っていたのでマネージャーに、「これ少しもらって帰って良い?」と聞きました。アイリッシュのお祭りで、緑のクローバーがモチーフに使われるお祭りです。その日が私にとってパンデミック以前の、最後の「普通の日」でした。バイト先はそれからしばらく閉まり、店自体はそのうち営業を再開したものの、私はバイトにはそれ以来入っていません。
私のメインのビジネスは留学生相手なので、パンデミックでほぼ全ての生徒がキャンセルになり、何千ドルもの返金をしなければいけませんでした。自分も辛かったけど、一生懸命お金を貯めてようやくカナダにやってきたのに帰国しなければいけなかった生徒さん達も辛かったと思います。
本当にスーパーに行く以外はずっと家にいたので、ポッドキャストを毎週配信することだけはできました。4月からシーズン3にはいった「はみだし系ライフの歩きかた(はみライ)」では毎週違うゲストさんをお呼びするというリズムができました。
5月にはジョージ・フロイドさんが殺害され、BLM運動が世界中で起こりました。その時、SNSで「日本には人種差別はない」というコメントを多く聞いたことに危機感を感じて、「日本の差別を考える」というイベントを6月と7月に行いました。Zoomで200人近い参加者が集まったイベントをオーガナイズしたのはもちろん初めてのことでしたし、色々な方と知り合うこともでき、学びも多かったです。特に、「日本人はアジアの白人」「差別を受けている人に出会って下さい」というこの二つのコメントは私に大きな影響を与えました。
7月の初め、なんだか調子が悪い、と歩いて2分の病院の救急科に一人で歩いて行った夫がそのまま入院しました。幸い数日で退院できましたが、夫はその時死んでもおかしくないと思ったそうで、パソコンや銀行のパスワードのありかを義母に指示していたそうです。今は夫は元気に生活していますが、食生活はこれまでと180度変わり、今は私達は95%ベジタリアンの生活になりました。夫は常用する薬がこれまでの0から6つになり、コロナと同じく「もう昔のようには戻れない」と実感しました。
パンデミックのストレスで体中に発疹ができました。ずっと家にいるので睡眠のスケジュールがめちゃくちゃになりました。好きな時に好きな所に行ける自由が恋しくなりました。お店の人など、よく知らない人との会話が懐かしい。
いつだったか、ガソリンスタンドで給油した際、支払いに銀行のデビットカードを機械にかざしたらエラーになり(普通はボタンを押さなくてもカードをかざすだけで払える)、暗証番号を入力するときに、一瞬その機械の使い方が思い出せなくて焦りました。買い物にも殆ど行っていなかったので。
私は毎年、年の初めにその年の3つの言葉を選びます。2020年の3つの言葉はContinue, Commit, Clearでした。今までやってきたことを引き続き続けて行くContinue、諦めずに続けるCommit, そしてClearは自分のやりたいことにフォーカスして、自分のやりたくないこと、自分の夢の達成に意味が無いことはやめるという意味で取り上げた言葉でした。私は今年45になりましたが、この年になると自分のやりたいこととそうでないことの違いがはっきりしてくるので、バウンダリーを駆使して、自分に意味のないことは、No thank youと言えるようになりました。
今年の後半では、ブレネー・ブラウンブッククラブも始めました。私はブレネー・ブラウンが大好きで、彼女の本は殆ど読んでいますが、なんとかして彼女の本の内容を日本のみなさんに伝えたい、というのがそもそものブッククラブ発足の理由でした。私はオンラインサロンとか情報商材を売ることにあまり興味がなく、それよりも、ブッククラブだったらみんなで一緒に学べるという事で提案したんですが、あっという間にメンバーが増え、10月から週に1回Zoomで集まりました。そこでは、本を読み進めながら、各章に関連したそれぞれの思いや体験をシェアし、多くの参加者の方から、「今までこんな風にシェアする場所がなかった」「まるでグループセラピーのよう」とコメントを頂きました。
このグループでは引き続き1月からは次の本を読んでいきますが、新しいグループで4月からDaring Greatlyを読んでいく会の申し込みを今受け付けています。
今年はポッドキャストのコミュニティが大きく育った年でもありました。Apple Podcastでは何回かフィーチャーして頂き、多くの新しいリスナーさんと出会えることができました。 #はみライジャーナル部や、30分無料コーチングセッションなども提供しました。コロナ渦で女性の自殺が80%増えたこと、それ以外でもメンタルヘルスが不安定という方、将来の見通しがつかないと言う方、いろんなみなさんのお話を聞く機会があって、私にいったい何ができるんだろう、と考えた末に、毎週1日ですが、オフィスアワーのような感じで、誰でも自由に30分の無料セッションを予約できる時間を設定しました。相談事、質問、コーチング、雑談、ただ話を聞いて欲しい、なんでも結構ですので興味のある方はご予約ください。また、メンターシップも、興味ある方がどのくらいいるのかわかりませんが、やってみようかなと思っています。こちらも興味ある方はお問合せ下さい。
毎年、大晦日にはその年のハピネスジャーを開けるのが私の習慣になっています。今年も、1年間の楽しかったことや面白かったことを読み返しました。今年は、家に殆ど居たせいか、いつもより沢山のハピネスが詰まってました。特に今年の初めの方は、「1/15 次男が初めて一人でバスに乗って通学した」や、「1/22バイト先のスタッフパーティー」「今年初めてのランチデートは○○さんと」など書かれていて、もう戻ってこない「普通」に、なんだか胸がいっぱいになりました。
なんて長い年だったんだろう。
これを書いている時点で大晦日の夜10時で、まだ2020年は終わっていません。今年最後に見た映画は、Little Women(若草物語)でした。2019年の映画ですから1年遅れて見ましたが、素敵な映画でした。初めて読んだ時から、4姉妹のなかでは物書きのジョーにいつも親近感を感じていましたが、この映画の最後のシーンで彼女が自分自身の著書「リトル・ウィメン」を手にするシーンにぐっときてしまいました。2021年は私も実現できますように。
明日は2021年の3つの言葉を発表します。
今日ご紹介する本は平田オリザさん著「22世紀を見る君たちへ これからを生きるための『練習問題』」です。奇しくも、22冊目に紹介する本、22世紀の子ども達に向けた本です。
平田さんには、以前ビクトリア大学に講演にいらした際に取材をさせて頂いたご縁があり、その後ご活躍を拝見させていただいていますが、この本は2020年初めに兵庫県豊岡市に江原河畔劇場を建てるプロジェクトのクラウドファンディングの応援購入で送られて来ました。
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はみだし系ライフの歩きかた第120回のゲストは、ゆかりの妹分でビクトリアで酒ソムリエとして活動している山城志乃さん。レストラン業界の話、日本酒のソムリエになろうと思ったきっかけ、そして酒つながりで麹がきっかけでハマっている菌活まで、沢山お話を伺いました。
沖縄出身の志乃さん、もともとは幼児教育を学んでいたとのことですが12年前にカナダへ。志乃さん式の英語学習法もなかなか面白かったです! Read more
10月に開始したブレネー・ブラウンブッククラブ、順調に続いています。
メンバーはあれよあれよという間に17名になり、毎週みんなで楽しく読み進めています。
この第1期で読んでいる本、Daring Greatlyは「勇気を出してアリーナに出よう」という本です。そして、「自分の感情を見て見ぬふりせず、しっかりと向き合おう」という本でもあります。
親がカウンセラーだったり、感情の大切さを学んだ人でない限り、私達はどこで生まれ育ったに関わらず、多かれ少なかれ「感情を外に出さない」ようにしつけられた人が大半ではないでしょうか。私も、子供の頃は泣くたびに「泣くな」「泣いても何も解決しない」と言われて育ちましたし、男性は特に泣くことや感情をさらけだすことへのバリアーが高いのではないでしょうか。これは日本だけの現象ではないと思います。英語でもBoys don’t cryというフレーズがありますし、実際今参加しているアメリカ人とのブッククラブでこのトピックが出たときも、みんな「感情は抑えるものだと教えられて育った」と言っていました。
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はみだし系ライフの歩きかたエピソード119のゲストは、はみライシーズン2まで私と一緒にCo-hostをしてくれていたみかちこと須藤美香さん。
新しく始めたポッドキャスト「須藤美香の今日も待ってたよ」の話や、アフターピルやエイジズム、アメリカ大統領選、人種差別、面倒くさい夫マークなど、昔のような様々な話題で盛り上がりました。
後半では、自閉症の方々が出演するゆかりの好きなNetflixのリアリティ番組Love on the Spectrumや、星野源さんがブレネー・ブラウン好き?という話題にも触れています。(星野源さん、これを読んでいらっしゃったらぜひポッドキャストでブレネーの話をしたいです!)
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00:30 ビクトリアでのお盆
1:29 イベント報告
1:57 みかちが遊びに来てくれました
3:43 半年前の自分に言いたいことは?
4:30 みかちの近況報告
4:53 須藤美香の今日も待ってたよ
6:13 アンテナが変わった
7:15 家族でなんもない人って居ないっしょ
8:08 福岡の状況は?
9:17 BC州の状況
11:30リモートで勉強するのも大変
13:20 若い人が感染を広めている感じ
14:28 モヤる人多数
14:55 「からあげは手抜き」事件
15:37 アメリカ副大統領候補が決まった
16:10 早速カマラさんに関するこんな記事が。。。
16:42 女性になる途端に容姿に関するコメントが
17:52 「女性登壇者のいないイベントお断り」
19:54 アフターピル問題
21:13 大統領候補が高齢なことについて
22:16 エイジズム問題
23:37 恋バナ収集ユニット桃山商事の本を読んで
25:21 「パチンコ」日本語版超お勧め!
27:00 いちがいに否定できないこと
28:43 人種差別イベントをして学んだこと
29:00 高校生とお話させていただきました
31:12 最近出産した友達のモヤモヤ
33:00 他の世代を教育していかないといけない
33:41 「お父さんゆび」「お姉さん座り」
34:34 「面倒くさい人」にならないといけない
36;34 自分に対して大事なことを主張する大切さ
36:50 自閉症の人達の恋愛リアリティ番組 ”Love on the Spectrum“
39:36 こだわる男マーク
49:52 主張出来る人になるには
41:47 これまでで最も大きな試練は?
42:55 質問コーナー
49:49 星野源はブレネー・ブラウンが好き?
50:20 星野源さんにポッドキャストに出て欲しい!
53:40 今週のポジティブ多数
ポッドキャスト「はみだし系ライフの歩きかた」を聴いて下さっている方はご存じかと思いますが、1ヶ月ほど前に、ブッククラブに入りました。北米ではブッククラブは盛んで、定期的に集まって、ワインやスナックを楽しみながら、本について語り合うというもので、私も過去に何回か参加したことがあります。集まる頻度も様々で、1ヶ月に1回の集まりの場合は各自でその月の本を読み終えていることが前提ですが、週に1章ずつ、みんなで読み進めるというスタイルのブッククラブもあります。真面目なブッククラブもありますが、中には、本を全く読まずに参加する人や、本の話よりもワインやスナック、またはおしゃべりが目当て、という人もいます。
はみライエピソード117のゲストはサンノゼでアニメーターをされているみゆきさん。みゆきさんははみライのお友達ポッドキャストでもある「まるちゃんトーク」も配信されています。
みゆきさんには「日本の差別を考えるPart2」イベントの文字起こしをやっていただいていることと、前回の文化の盗用というトピックに関してもコメントをいただいていたことで、二人で何度もDMをやりとりしていたため、急遽番組にもゲストとしてお越し頂きました。
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