勇気を出してアリーナに出て失敗したらどうするか? ブレネー・ブラウン ブッククラブ2023年4月受付開始

Rising Strong 2023年4月開始

2020年からやっているブレネー・ブラウン ブッククラブ、2022年の年末で彼女の本は一通り全て読み終えました。2023年1月からは、ブレネーの本の中でも特に大切な3部作の最初の本、Daring Greatly(邦題「本当の勇気は弱さを認めること」)を読んでいます。このブッククラブも3月で終わるので、次のブッククラブの募集を開始します。次に読むのは、3部作の2作目、Rising Strongです。

この本は、日本語では「立て直す力」という邦題で出版されています。

Daring Greatlyでは、勇気を出し、ヴァルネラビリティをしっかり受け止めて、「アリーナ」に出よう、という内容でした。この次の本、Rising Strongでは、勇気を出してアリーナに出て行き、感情をさらけ出したあと、失敗したら、転んだら、どうやって立ち上がるか?という本です。Rising Strongに関しては、こちらに詳しく内容を書いています。彼女の本の中でも私も特に好きな本です。この本から学んだことはたくさんあります。

ブッククラブの開始日は日本時間4月2日(日)朝10時からです。北米にお住まいの方は4月1日(土)の夜6時(PDT)になります。(東海岸の方は夜9時から)週一回、1時間ちょっとのZoomです。毎週録画しますので、参加出来ない週があっても後日、録画をメンバーのみ公開のリストで観ることができます。

ブッククラブの連絡事項やディスカッションは、非公開のFacebook Groupを使って行います。

これまで基本的にブレネー・ブラウン ブッククラブは英語で原書を読める人のみが参加してきていましたが、ブレネー・ブラウンの本は今の日本人に本当に読んでほしい本だと思っているので、今回から、英語版を読んでいない・読めない人でも、翻訳版を読んでいる方なら参加を歓迎しますただ、毎週のブッククラブでは日本語版を読むことはありませんし、基本は英語版に書かれていることを中心にして進めていきますのでご了承ください。少しでも英語が読める方は英語版を購入されることをお勧めします。

毎週一章ずつ読み進めていきますが、忙しくて読めなくてもディスカッションに参加しに来てくださって全く問題ありません。忙しいから毎週ちゃんと読めなかったらどうしよう、などという完璧主義はこのブッククラブには必要ありません。この会はただ本を読んでいくだけのブッククラブではなく、参加者全員が自己開示をしていく、グループセラピーのようなもの(あくまで「ようなもの」で、本当のセラピーではありません)とお考えください。

これまでにブッククラブに参加してくださった方の感想はこんな感じです:

自分らしく生きることとはどういうことなのか、毎週いろんな角度からじっくり考えたブッククラブでした。メンバーさんとともに成長した感じがとてもよかったです。-The Gifts of Imperfection ブッククラブ 2022年9月-12月参加

毎週楽しみにしていました。欠席してもビデオがあるので大丈夫、という安心感があるのもよかったです。みなさんの経験談から励まされたり気づきを得られたり、学びの多い時間でした。-The Gifts of Imperfection ブッククラブ 2022年9月-12月参加

ブッククラブのメンバーは、同じような感覚の方々の集まりなので、安心感がありました。-The Gifts of Imperfection ブッククラブ 2022年9月-12月参加

Book Clubは以前から参加したかったので今回できて良かったです。参加者も様々なBackgroundの人が参加していて、興味深かったです。英語の本を読んで、日本語でデスカッションをしていくのは、私にとっては一番合っているスタイルですが、なかなか他には機会がない為、貴重な場です。今後ずっと続けるかわからない、もしくは他の人の本で続けるかもしれないとのことでしたが、どちらにしても続行して頂けると嬉しいです。有難うございました。Kさん-The Gifts of Imperfection ブッククラブ 2022年9月-12月参加

よくある質問:

ーオーディオブックや電子書籍でも大丈夫ですか?

問題ありませんが、私は紙版の本を使っていますので、ページ数がずれる可能性があります。

ー参加できない週があるのですが?

毎週録画したものをメンバー限定のチャンネルにアップしますのでそれを観ていただけます。

ーFacebookを使っていないのですが参加できますか?

もちろんです。

ー男性ですが参加できますか?

もちろんです。性別に関係なくどなたでもご参加いただけます。

定員は25名、参加費は$45です。お申し込み後、自動でメールが届きますので、そのメールに返信してPayPal用のメールアドレスを教えてください。こちらからリクエストを送らせていただきます。

お申し込みはこちらから

世間の人達はベストを尽くしているのか?

Photo by J W on Unsplash

今年はClubhouseにて、ブレネーの教えについてお話する機会がたくさんありました。これから少しずつそれらをブログにもまとめていきたいと思っています。

これまでに、「価値感について」「恥について」「信頼について」「ヴァルネラビリティについて」書いています。

今日は、以前ちらっと書いたことがありますが、Rising Strong(邦題:立て直す力)にでてくる、「他人にとって最も寛容な推測をすること」について詳しく書いてみたいと思います。

ブレネーの本はどれも好きですが、Rising Strongが最も実践的なアドバイスが多く、目から鱗だった学びが多かった本だと思っています。

この本の中での大きな学びの1つ「The story I am making up is…」についてはこちらに書いています。


一般的に言って、あなたは世間の人達はベストを尽くしていると思いますか?

ブレネーは、あるイベントで講演をした際、バウンダリーを使ってNOと言わなかったがために、滞在するホテルの部屋をもうひとりの講演者とシェアすることになってしまいました。英語にHigh Maintenanceという言葉があります。「維持費が高くつく」という意味から、=手がかかる、もしくは面倒くさい物や人を指す言葉です。ブレネーは、ハイメンテナンスな人と思われたくないがために、「部屋をシェアしたくない、自分だけの部屋が欲しい」と言い出せず、知らない人と部屋をシェアすることになりました。

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Living Brave

IMG_7375 ブレネー・ブラウンのオンラインコース、Living Brave Semesterを今日終了しました。 1月からこの5ヶ月間、世界中の何千人もの人達と一緒に「心からの生き方」とはどんなものか、どうすれば心から生きることができるのか、学んできました。 毎週月曜日に新しいレッスンがオープンになり、それぞれのペースでワークブックを進めていき、週に一度はブレネーからの生のビデオメッセージや数週間に一度はライブQ&Aなどがあり、本当に楽しい5ヶ月間でした。コースはブレネーの二冊の本、Daring Greatly (本当の勇気は「弱さ」を認めること)とRising Strong (翻訳本不明)からの内容をもとにしています。 今まで申し込んだどのコースよりも素晴らしいコースでした。 学んだことは多すぎて全てここには書けませんが、心に残ったことを少し書き出してみたいと思います。

1)コミュニティとキーワード

毎週新しいレッスンが開かれ、ブレネーによるビデオ講習、そしてライブQ&A、また他の生徒さんと交流できる掲示板などがあったため、コミュニティの一員であると深く実感することができました。また、私にとってもう一つのコミュニティは日本人同士で作っているFacebookのグループで、ここでもお互いの悩みなどをジャッジメントなしで受け入れられる場所としてありがたかったです。特にうれしかったのが、「アリーナ」という、ブレネーの本に出てくるキーワードが自然にみんなのなかで使われるようになったこと。これは、セオドア・ルーズベルトが「アリーナに立つ人」というスピーチで使った言葉ですが、ブレネーの本にも、何かに挑戦しようとしている人はみんな「アリーナに立つ人」であるという認識で、とあるメンバーの息子さんが受験をしたことも彼にとってのアリーナ。また、お仕事でイベントなどで沢山の人の前にでていく機会が増えた友人も、それは彼女のアリーナだね、とみんなで応援しあえたのが本当にうれしかったです。 CW_ArenaQuote (1)

2)価値観

さまざまなレッスンのなかで、心に残ったものの一つが、最初のほうにやったエクササイズで、自分にとって大切な価値観を見極めたあと、それをランタンの火にたとえるというものがありました。私にとって大切な価値は「優しさ」と「勇気」だったのですが、そういった大切な価値(ランタンの中の火)を守ってくれる物が、家族や友人、という例えはとても勉強になりました。人生の中で、自分にとって大切な価値が何かわかっていないと、ランタンを持っていないのと同じで、暗闇の中で迷ってしまいます。そして、ランタンを持っていたとしても、時々、持ち歩くことを忘れて、どこかに置いたまま価値からはなれてた行動を取ってしまうことも(私の場合、イラついて意地悪なことを言ったり、何かが怖くて前に進めなかったり)あるのです。だから自分のランタンの中の炎を大切にしよう、というレッスンで、これは視覚に訴えるためとても参考になりました。

3)人は常に最善を尽くしているということ

これは、ブレネーの最新作、Rising Strongに書かれてることで、こちらの投稿に少し書きましたが、これが、私にとってこのコースで一番の勉強になりました。本の日本語訳がまだでていないので読んでいない方に説明をするのが難しいのですが、ひとつ質問させて下さい。 「あなたは、一般的に言って、世の中の人達はできる限りの最善を尽くしていると思いますか?」 私は先日41になりましたが、Rising Strongを読むまで、この質問の答えはノーだと思っていました。みんなが最善を尽くしているわけない。サボったりズルしている人ばかりじゃないか、と。この本のこの章を読んだ時、涙が止まりませんでした。 ブレネーもそうだったと書いていますが、この質問にノーと答える人のほとんどが、完璧主義に陥っていると言います。そして、「心からの生き方」を出来ている人は、みんなこの質問に「イエス」と答えていたそうです。 ブレネーのご主人のスティーブさんにこの質問をしたとき、彼は長いこと考えたあとこういったそうです。「本当かどうかわからないけど、僕は世の中の人達はできるかぎりのことをしていると信じたいよ。そして、そう思う方が僕も幸せになれると思う。」これはブログに書くだけでは足りない、もっとディープな会話が必要なトピックだと思います。でもこのことを学べて良かった。

4)常に練習であるということ

これは宗教などにも通じてくるのかも知れませんが、これだけ5ヶ月がんばって様々なことを学んでも、所詮は人です。完璧ではないのだから、時には学んだことを忘れて価値と離れた行動を取ってしまうことがあります。このコースで嬉しかったのは、ブレネーが「時々道を外すのは当たり前」と言ってくれたこと。毎週のレッスンにも関わらず、間違いを犯してしまった場合、ブレネーは「間違いに気がつけたことを祝いなさい」と言ってくれました。気がついただけでも進歩だと。「心からの生き方」って、コースを取ったからといってすぐにそういう生き方が出来るわけじゃないんですよね。もうこれは一生かけて学んでいくということです。 コースが終わってしまって、まるで卒業式のような、少し寂しい気分になってしまいましたが、寂しくなる暇もなく、短めのコースが2つ発表されました。

Self-Compassion with Kristin Neff & Brené Brown

Selfcompassion_800x800_thumnail4 ひとつめは、Self-Compassion、自分に対していかに愛情をもって接するかを学ぶワークショップです。ブレネーは常に「愛する人や家族に話しかけるように、自分に話しかけなさい」と説いていますが、これのいかに難しいことか。(このことについてはnoteでこちらに書いています。)特に日本人は謙遜が美徳とされているので、つい自分を卑下してしまうことも多いと思います。自分に優しくなるセルフコンパッションの専門家、Kristin Neffさんとブレネーの共同コースです。 4つのコースで形成されていて、2016年5月16日開始。自分のペースで進めます。費用は40ドル。

The Gifts of Imperfect Parenting 

paper_straws-2500x1667-350dpi こちらは「心からの子育て」を学ぶコース。子供達が、自分の価値を充分理解して育ってくれるにはどうすればいいか、を学ぶコースです。完璧主義でなく、「私は不完全でもろくて、時には怖いこともあるけれど、それでも私は愛と信頼を得るだけの価値がある人間なんだ」と信じることができる子供を育てられるとしたら?子供の年齢は4歳でも14歳でも44歳でも関係ありません、子育てって一生もののコミットメントですから。 6つのコースで形成されていて2016年9月26日開始。費用は75ドル。 5月31日までに申し込めば、30%オフになるコードをもらったので、申し込む方はぜひご連絡下さいね。









60カ国から参加!ブレネー・ブラウンのコース開始(割引コードあり)

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先日の記事でお伝えしたブレネー・ブラウンのCourageWorksのオンラインコースの一つ、Living Brave Semesterが明日(北米時間1月11日)に一斉にローンチします。

Facebookを見ていたら、偶然ブレネーがFacebook LiveでLiving Brave Semesterに関する質問に答えていたので早速視聴しました。Facebook LiveはFacebook上でしか機能しないようで(当たり前か)、YouTubeのビデオのようにここに貼り付けることができませんが、先日お知らせしたFacebook のグループにてご覧いただけます。

このコースは各自のコースで進めることができて、最初はDaring Greatlyを読み進んでいくそうですが、まだこの本を読んでいなくてもコースをやりながら読んでいくことが可能だそう。

それにしてもさすが大人気のブレネー。ライブビデオの視聴者は4000人以上。このコースには世界60カ国から登録しているらしく、生徒数は1万5千人にも(!)及ぶそうです。

「部屋がすごく汚いのよ。ビデオの撮り方も下手だし。でも自分を正直にだそうと思って」というブレネー。彼女のオフィスが見れるのは超レアな機会ではないでしょうか。

どうしても明日までに参加登録できない方には1月15日まで登録の時間がありますが、その後は登録を締め切ってしまうそうです。各自のペースで進めますが、やはりできるだけみんなで進んでいきたいようで、あまりにも遅れる人を出さないようにという配慮だそうです。

オンラインコースでついていけなかったらどうしよう、という方の質問には、ブレネーはこのコースは1週間に1時間20分程度の時間的コミットメントだ、と言っていました。思ったよりハードルが低くてちょっと安心しました。

そして最後に、まだ登録していない方はCourageworks. comでFBTRIBEというコードを使えば20%オフになるそうです。

ブレネーの最新作Rising Strongで紹介されていたアサロ族の言葉が再度このビデオでも繰り返されていました。

“Knowledge is only a rumor until it lives in the muscle”

いくら知識を詰め込んでも、それが自分の身にならなければ噂話と同じであるということ。自己啓発書を読みあさっても、それが最終的に学びとして身について、自分や他人に対して実践できないと意味がありませんよね。このコースでは、みんなで本を読み進めながら、いかに彼女の教えを自分の人生で実践していくのか、具体的なことが学べそうでとても楽しみです。

またビデオの最後の方で、このCourageWorks のコースは将来的には大学または大学院での単位に使えるようにしたいとのことで、これは個人的にものすごく興味があります。

このコースに興味があるかたはこちらからサインアップできます。

日本人でこのコースを取っている人、ブレネーの本が好きな人達のグループはこちらです。

興味がある方はぜひご参加を。

 









2015年レビューと2016年の3つの言葉

あっという間に年の瀬ですね。あと数日で2015年も終わりです。
毎年、なんらかの形で、その年のレビューと、翌年のキーワードを決めていますが、今年もその記事を書く時期がやってきました。

2015年は、過去数年に比べれば良い年でした。何かと本当に大変だった2013年と2014年。2015年はなんとか、少し上向きの年にすることができて感謝です。

今年は40になりました。長男も高校卒業して今は大学で演劇を学んでいます。沢山の面白いプロジェクトに関わることができました。新しい体験も沢山経験しました。とても良い年だったと思います。

今年学んだ4つのこと:

1)「アート」は人生に必要不可欠なものである
今年は、ビクトリアの劇団、Intrepid Theatreの理事に就任し、沢山のお芝居やショウを観ることができました。どれも素晴らしかったし、感涙したものも沢山。そこで学んだのは、自分にしかできないこと、そしてやらずにはいられないことに全力を尽くして、人の前で発表することの大切さ。またものすごい才能に溢れる人達にも沢山出会えて、本当に感謝、感動です。

2)目に見えるものが必ずしも真実ではない
この夏、尊敬していた人が全くの嘘つきだということが判明して、すごくショックだったし。残念でした。私は直接関わっていなかったし、私が割り込んで行って解決できるたぐいのことではありませんでしたが、そういう生き方しかできない本人がかわいそうだったし、もちろん、影響を受けた周りの人にもとても気の毒な事件でした。

3)コミュニティの大切さ
40になったことをきっかけに、ジムに登録しました。うちから歩いて5分の場所なので、なんとか最低でも週に一回は通い続けることができ、平均週2回で通えました。もちろん週2回の運動だけでは痩せることはないけど、筋力とかスタミナはついてきたと実感しています。このジムは小さな個人経営のジムなのですが、コミュニティの結束がすごく、新入りの私もすぐに歓迎してくれました。単純だけど、行けば歓迎してくれるところには、人は行きたいと思うものなんだなーと実感。このおかげで何とか通い続けることができました。

4)意志あるところに道あり
実はこれは昔からあまりピンとこなかった格言ですが、今年はいくつか「もー絶対無理!」というようなことが、何故か不思議と達成できました。ネルソン・マンデラが言ったという言葉に「何事も、達成するまでは不可能に思えるものだ」があり、私も大好きな言葉ですが、今年はまさにこの言葉を実感した年でした。

毎年、その年フォーカスしたいことに関する言葉をいくつか選んでいます。
2015年の言葉はCREATEでした。今年はそのおかげかビデオポッドキャストもローンチできたし(英語版はまだだけど)、ブログも書いたし、絵も描いたし、編み物もしました。2015年はCOOKINGとCOMPASSIONもキーワードだったのですが、どちらもなんとか実践できたと思います。特に料理は、ニューヨークタイムスの料理サイトのアーリーテスターにもなり、いろんなレシピに挑戦しました。
先日書評を書いたBIG MAGICでも創造することの大切さを実感したので、クリエイティブなことは、これからもひきつづけやっていこうと思っています。

今年一番感銘を受けた本は、やはりブレネー・ブラウンの「Rising Strong」でした。この本を読んで、「心からの生き方」を(ただ語るだけでなく)実践し、沢山の人達とシェアする、ということを自分のライフワークにしようと決めました。(興味のある方は、Facebookのグループへどうぞ)

さてそれでは、2016年の言葉を発表します。
2016年の私のキーワードは、CURIOSITY, COURGE, BELIEVEです。

CURIOSITY-好奇心:少し前にエリザベス・ギルバートの「ハチドリの飛行」というビデオを観て、私はいろんなものに興味があるハチドリ派なんだ、と知りました。(このビデオに関しては「人生でやるべきことが見つからない人へ」というポストをご覧下さい)彼女の本、BIG MAGICにも、様々なことに興味を持つことがクリエイティブな生き方のもとであると書かれています。

COURAGE−勇気:勇気って、いろんな場面で口にされる言葉だと思うのですが、なかなか実践できている人が少ないと思うのです。何も生と死を分けるようなドラマチックな場面でなくても、ちょっとした勇気を試される場面って、日常生活の中に沢山あるんですよね。哀しそうな顔をしている友達に「どうしたの?」って声をかけること。荷物が重そうな人を助けてあげること。このようなほんの一瞬の決断を、勇気がないために無視してしまうことが私もこれまでにあったので、2016年はそんな些細なことでも無視せずに、勇気を出して触れ合って行きたいと思っています。

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ブレネー・ブラウンのRising Strongの中で特に好きだった一節が
“Integrity is choosing courage over comfort; choosing what is right over what is fun, fast or easy; and choosing to practice our values rather than simply professing them.” 

誠実さ(インテグリティ)とは快適さより勇気を選ぶこと;楽しく早く簡単なものより正しいことを選ぶこと;価値観を語るのではなく実際に行動で示すこと

とあります。何もしないでいるほうが遙かに快適で、楽なのですが、2016年はあえて行動で示す勇気を持ちたいと思います。

BELIEVE−信じること:先に書いたネルソン・マンデラの言葉のように、今年は不可能だと思っていたことを実現することができました。そして、今まで実現できなかったのは、おそらく私が本気で信じていなかったからでは、と気がつきました。信じ方が足りなかったのかも。2016年は達成したいことを強く信じてがんばりたいと思います。

みなさんはどうですか?もしキーワードを選ぶことがあったら、ぜひコメント欄で教えて下さいね。

今年も読んで下さってありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします。良いお年を。









ブレネー・ブラウンのオンラインコース(無料コースも!)

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このブログでも何度もご紹介しているブレネー・ブラウンですが(彼女の最新書Rising Strongのレビューはこちらです。)、COURAGEWorksというオンラインコースを提供することになった、という発表があったのはこの秋ごろでした。

今までにも、ブレネーはUdemyというe-ラーニングのサイトや、オプラ・ウィンフリーのOprah.comでもこれまでにコースを提供してきています。以前彼女のサイトで提供していたコースははメンタルヘルスに関わる職業の人(カウンセラーやセラピストなど)向けだったりしたのですが、今回初めて、彼女自身のサイトCOURAGEWorksで2016年1月から一般に向けてのオンラインコースを提供することになります。

COURAGEWorksってなに?という人へ。サイトにはこのように書かれています。

COURAGEworks is an online learning community developed to bring Brené Brown’s research on courage, vulnerability, shame, and worthiness to a global audience. Offerings include eCourses, workshops, and interviews developed for anyone who is ready for braver living, loving, and leading.

COURAGEWorksはブレネー・ブラウンの勇気、心の脆さ、恥そして価値に関する研究を世界中の人々に提供するオンライン学習コミュニティです。さらに勇気のある生き方、愛し方、そしてリーダーになる準備のできている人のために作られたeコース、ワークショップ、そしてインタビューを提供しています。

CourageWorksで1月から開始されるコースは以下の3つです。(クリックすると詳しい説明ページに飛びます。)

LIVING BRAVE SEMESTER
ブレネーによるコースとライブ質問セッション
自分の存在を示し、自分なりの人生を生きるとはどういうことかー勇気を出すこと、脆さを受け入れること、そして果敢に挑戦を続ける人生についてくる課題にどうやって対応していくかを探るオンライン学習
必読書:Daring Greatly(邦訳:「本当の勇気は、『弱さ』を認めること)とRising Strong
対象者:個人、友人同士、カップル、兄弟姉妹、少人数のグループ、コミュニティ、ブッククラブなど
開始日: 2016年1月11日(年一回のみ)

DARING LEADERSHIP
ブレネーによるコース
果敢に挑戦するリーダーシップとは快適さよりも勇気を、早くて簡単なことよりも正しいことを選ぶことであり、信じる価値をただ述べるだけでなく実際に行動で示すことを意味します。勇敢なリーダーは仕事上でも個人レベルで接することが重要だと知っています。
必読書:Daring Greatly(邦訳:「本当の勇気は、『弱さ』を認めること)
対象者:チーム、リーダー、起業家、組織のチェンジメーカー、カルチャー変革者
開始日:2016年1月11日 (オンデマンド)
LEADERS RISING
ブレネーによるコース
勇敢に挑戦する機会が増えるほど、失敗することも増えるものです。失敗、失望、また間違いを犯してしまったあとに力強く立ち上がるプロセスこそが私たちの勇気が試される時であり、個人の、そして組織としての価値観が築かれる時です。強く立ち上がるリーダーはストーリーの中に歩み行って、真実と向き合います。
必読書:Rising Strong
対象者:チーム、リーダー、起業家、組織のチェンジメーカー、カルチャー変革者
開始日:2016年1月11日 (オンデマンド)

私は最初のLiving Brave Semesterに登録しました。日本の方ですとまだRising Strongの翻訳が出ていないので(いつでるんだろう?まだなら翻訳したい。。。)原書で読んでいる人のみになってしまうのでなかなか参加が難しいかも知れませんが、原書をとりあえず買って読み進めながら参加したい、という方がいたらお勧めです。

先日、このブログにコメントをいただいた中澤さんから、日本語で語りあえる場所があったら、、、というメールをいただいて、コース内容について語り合えるコミュニティをFacebook上に作ることにしました。もっとも、上記の理由でコースに参加できない人もいるかも知れませんので、とりあえずは、ブレネー・ブラウンの本が好き・Wholehearted Livingを実践したい・Daring GreatlyやRising Strongについて語りたい、という方は一言コメントまたはメール下さい。招待状を送ります。

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そして、先日ブレネーのサイトからメールで、「The Anatomy of Trust/信頼の構造」というコースを特別に無料で提供するというお知らせが来ました。COURAGEWorksに関して「どのようにコースが勧められるのか」など、多くの質問が寄せられたため、特別にこのコースだけ無料で開放しているそうですので、興味のある方は是非登録してみて下さい。信頼、って人との意義ある関係を築くにあたって必要不可欠なものですが、なかなか定義するのが難しい概念ですよね。そんな信頼について学ぼうというコースです。私も早速登録して、最初のビデオを見てみました。早速、ビデオの中でも、「もっとも大事なことは、コースについて友人やパートナーと語り合うこと」とブレネーも言っているではありませんか!というわけで、Facebookのグループでは、とりあえずこのコースについて語ってみたいなと思っていますので是非参加為て下さいね。(このサイトからコースを選んで、そのままチェックアウトに進めば$0になります。)

いつも通りコメント、メール歓迎です。









Rising Strong(3): 助けることと、助けを求めること

IMG_4356ブレネー・ブラウンの最新書、Rising Strongの紹介を3回にわたって書いています。パート1 パート2


本書の後半は、様々なケーススタディとして、プライベートでまたは仕事で傷ついたり、失敗したりした人達がいかにして力強く立ち上がっていったかを紹介しています。アルコール中毒なのに助けをもとめようとせず、両親とも話そうとしない姉をもった女性の話や、仕事の大きなプロジェクトで自分の意見を言わなかったがためにチームに大きな負担をかけた男性の話など、まさにFace downで突っ伏した状態から、いかに勇敢に立ち上がっていったか、本人談とともに紹介されています。

失望と期待、哀しみ、許しなどがキーワードとなり、このような様々な感情からいかに回復するかが詳しく説明されています。

第8章では、とくに助けを請うこと、特権(Privelege)、一方的な判断を下すこと(Judgment)などについて書かれています。これは、特に私にも個人的にぐっと来た内容でした。著者はホームレスの人達と目をあわせることなく、自分は充分な手助けをしていないと感じ、恥(Shame)を感じます。

私にも全く同じ経験があります。
ビクトリアは気候が温暖なため、ホームレスの人達も多いようです。ダウンタウンを歩いていると、道ばたで小銭を集めている人達を沢山みかけます。ダウンタウンでなくても、車を運転していると信号待ちのたびに手作りのサインをもった人達が小銭をくれと言ってきます。

著者と同じように、私もできるだけの手助けはしているつもりでした。小銭があれば渡し、グラノーラバーやガムなどをいつも持ち歩いて、小銭と一緒に渡すこともあります。ホームレスのシェルターでボランティアしたこともあります。
それでも。

小銭をあげた時は、もっとお金をあげられない自分に対して。
お金をあげる、という行為に関して。自分の特権に関して。
そしてお金を渡せないときはそのときで、ホームレスの人達にかまってあげられない自分が冷たい人間のような気がして。

私も必ず、毎回恥を感じていました。助けてあげても助けなくても、毎回恥を感じていたのです。

この章では、著者自身の 半年以上にわたる特権(Privilege)と助けを求めることに関してのRumbleが詳しく描かれています。
著者がたどり着いた結論は、自分が助けを求めることが弱いことであったり、またそのことに関してネガティブなイメージを持っているからこそ、恥を感じていたのだというもので、これも私自身、はっとしたことでした。

人を助けることは簡単です。でも、助けを求めることはとても難しい。なぜなら、助けを求めることは弱さを認めること、また喜ばしくないものだと、一方的に決めつけているからではないでしょうか。

困っている人を助けるのが苦にならない人は、沢山いるでしょう。困っている人達に対して、「面倒なやつだ」「弱い人間だ」と思う人はあまりいないのではと思います。それではなぜ自分が助けを求めることがそんなに大変なのでしょうか?

助けることに価値を見いだしている人は、助けを求めている人をジャッジしてしまっていることになる、という著者の研究結果には納得すると同時に反省もさせられました。
また、著者の研究グループでも、「どのような人を信頼するか」という問いに関して、最も多かった答えが「助けを求めて来る人」という結果がでたそうです。

最近みた著者のビデオの中でも、「人に助けを求めない人を信用できない。それは自分を愛していない人が私にI love youと言ってくるのと同じだから」という言葉があり、これも本当にそうだな〜と深く頷いてしまいました。

3) Revolution

Rising Strongプロセスの最後はレボリューション、革命です。

これまで学んだRising Strongプロセスを、プロセスのままで終わらせず、学んだことを実行(Practice)してこそ、力強く立ち上がることができるのだと最後は締めています。

最後にはManifest for Brave and Brokenheartedというマニフェストも載っています。

これまで読んできたプロセスも、ただ読んで納得するのではなく、日々の生活に実際に使っていくこと。

そして初めて、心からの生き方を実践できるのではないでしょうか。

どこから翻訳書がでるのか気になりますが(まだ決まっていないなら私翻訳したい。。。)是非手に取ってみて下さい。

★★★★★

自分を少しでも変えたい、という方にオススメの本です。

本書に関して話したい〜という方のコメント、メール歓迎です。









Rising Strong (2):勝手に造り上げているストーリーを発見する

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前回はブレネー・ブラウンの最新作Rising Strong(邦題:立て直す力)にて、勇気を出して挑戦した時に、それでも前のめりに倒れてしまった場合にどうやって立ち上がるか、そのプロセスの第一歩をご紹介しました。

まずはReckoning、位置確認をして自分がどんな感情を体験しているのかを自覚します。怒っているのか、恥を感じているのかなど、自分の感情に好奇心をもって正面から向き合います。

Rising Strongプロセスの第2歩はRumbleです。

2)Rumble

Rumbleとは日本語に訳すと「ぶるぶる震える」とか「轟音を立てる」といった意味ですが、ここでは前のプロセスのReckoningで発見したものをさらに揺さぶってその真実を発見するといった意味です。

著者はまずSFD(Shitty First Draft)という、編集の入らない思いっきり正直な心の内を書き出すことを勧めています。他人に読まれるものではないので、文法なども気にせずにとにかく正直に、自分の中で何が起こっているのか書き出します。

ここでおそらく本書のなかで最も重要なポイントが出てきます。人間というものは元来物語が必要な種であることを説明した著者は、私たちはたびたび自分の頭の中で勝手にストーリーを創り出してしまうのだと言います。限られたデータと想像されたデータをブレンドして筋が通り感情的に満足できるストーリーをなんと呼ぶでしょうか?陰謀説です。

先に書いた「トラビス湖での話」でも、著者は夫に無視されたと感じたあと、泳ぎながら自分の頭の中で勝手なストーリーを創り出してしまいます。「私のこと水着が似合わないって思ってるんだわ」「なんて冷たい夫なの」など。

このSFDを書くときに、「The story I’m making up is..(私が創り出しているストーリーは。。。)」という問いかけは、非常に便利です。本書に出されている例をひとつ挙げると、著者はアメリカの退役軍人をささえるチャリティ団体 Team Red, White and Blue(Team RWB)を勇気ある挑戦と心からの生き方をするべくサポートしてきたそうなのですが、この団体の役員の一人は、「私が創り出しているストーリーは」を知って非常に役立っていると言います。

まだ比較的新しい非営利団体の最初のスタッフとして、この役員の男性は常にできるだけ倹約するようにしていました。ある程度団体が大きくなり、財政が安定してきた今でも、古い癖が抜けず、会社のクレジットカードで自分の食事代を払ったりはせずにいたそうです。ある日、ワシントンDCに出張に行った際、チームメンバーの一人が話をしたいと言ってきました。何かあったのかと問いかけると、彼は「出張の時は会社のクレジットカードで食事代を払ってもらえませんか」と言ってきました。何故かと問いかけると、「だって、私が創り出しているストーリーは、私が自分の食事代を会社のカードで払うたびに、あなたは私のことを非難しているからです。」この男性はもちろんそんなことは夢にも思っていなかったのでとてもびっくりしたそうですが、このツールを使うと、お互いに勝手なストーリーを造り上げることを防ぎ、正直な会話ができると思うのです。こういうことって、普段の生活でも誰にでもあることだと思います。

Reckoning、RumbleというRising Strongプロセスを紹介したあとは、ケーススタディとも言える逸話が数章にわたって紹介されています。

「ストーリーテラー研究者」と自称するだけあって、著者の逸話はいつも面白いのですが、面白いなかにも正直で、時には胸が痛くなるようなエピソードが綴られています。
特に、第6章で紹介されているエピソードでは、講演先での失敗とそこで出会った人との経験(ネタバレはしませんが、楽しい話ではないです)を通して、とても大切な質問を投げかけています。
「一般的に言って、世間の人達は彼らなりのベストを尽くしていると思いますか?」

本書を読んでもらえればわかると思いますが、この質問にどう答えるかによって、「心からの生き方」にどのくらい近いのか、参考になると思います。
この章は私も読みながら思わず涙してしまったくらい、心に響くものがありました。私にも思い当たる節があったからです。

パート3に続きます

Rising Strong (1):失敗や傷心から力強く立ち上がるには [1000冊紹介する002]

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2013年にTEDトークで有名なブレネー・ブラウンの「Daring Greatly (邦訳:「本当の勇気は「弱さ」を認めること」を読んでとても感銘を受けました。(そのとき書いたブログはこちら

著者が目指すところのWholehearted Living (邦訳では「偽りのない生き方」と訳されていましたが、翻訳書が出る前に私が書いたブログでは「心からの生き方」と訳しています)をするためには、心がもろく、弱く、傷つきやすい状況(将来に関して不安に思うこと、自分の作品を世に発表すること、自分の意見を正直に伝えること、等々)に、どんなに怖くても勇気をだして挑戦することが必要不可欠だと著者は書きました。セオドア・ルーズベルトの有名なスピーチにあるように、沢山の聴衆が見守る中、顔中血と砂まみれになって倒れたとしても、大切なのはそれを笑うような人間ではなく、倒れたとしてもまず挑戦をした人間の方だと。

Daring Greatlyではとにかくまずは「アリーナ(競技場)」に出て行き、本当の自分をさらけだすことを説いています。これは、必ずしも人前に出ていくことだけを指しているのではなく、「がんを宣告された妻と遺言の準備をすること」「浮気をしていると打ち明けること」「破産したと夫に告白すること」などという、普通なら怖くて、やらずに逃げ出したくなるようなことから「子供を亡くした友人に電話をすること」「離婚後初めてのデートに行くこと」など、普段の日常でのちょっとした勇気が必要なことまで、怖かったり、苦手でつい避けてしまうようなことをも含むメタファーです。

最新書の「Rising Strong」ではそれでは勇気を出して「アリーナ」に出ていき、本当の自分をさらけだしたときに、ルーズベルトのスピーチのように倒れてしまったら。そしてその際どのようにして起き上がるのか、について語った本です。

この本は意図せずに3部作の最後になっており、

Gift of Imperfection(邦題:「ネガティブな感情」の魔法: 「悩み」や「不安」を希望に変える10の方法 ) – Be You.

Daring Greatly – Be all in.

Rising Strong – Fall. Get up. Try Again.

というのがテーマになっています。

このRisign Strongに私もとても感銘を受け、思わず2回通して読んでしまいました。

英語のことわざに「Jump and the net will appear」というものがあります。「勇気を出して飛べばたいていの場合受け止めてくれるネットが表れるものだ」という意味で、私も好きなことわざですが、人生必ずしも毎回ネットがでてくるわけではありません

勇気をだして行動を起こしたのに、思いっきりコケてしまったとき。何かがきっかけで気がついたら恥ずかしい状況に陥ってしまったとき。著者はこのような状況をルーズベルトのスピーチのたとえを使って「Face down(突っ伏した状態)moment」と呼んでいます。

本に書かれている例をあげてみましょう。「勇気ある挑戦」「アリーナに出て行くこと」は自分の意見を言ったり行動を起こすことだけにあてはまるのではなく、喜びや感動を感じた時にそれを恥ずかしがらずに表現することも含まれます。

著者のブラウン氏はテキサス出身ですが、子供時代の夏をすごしたトラビス湖に、夫と子供達を連れて夏の休暇を過ごしに行きました。

夫と二人で早朝湖を向こう岸まで泳いでいる時に、折り返し地点についたとき、ふと彼女は喜びと感動に圧倒されました。喜びや感謝を表現するのって、時には照れくさかったりして、実はとても勇気がいることだったりしますよね。これも、Vulnerabilityのひとつです。長年「心のもろさ」を研究してきた著者は、こういうときにVulnerableになって自分の本当の気持ちを表現することが、「心からの生き方」をするために必要不可欠だと知っているので、いったん休憩をする夫に向かって、「ねえ、ここに来ることにして本当に良かったわ。なんて美しいの」と夫に話しかけました。普段は、彼女よりも感情を表すことが得意な夫なので、きっと同じような感動の返答を期待していたのですが、夫が言ったのはそっけない「ああ、水も良い感じだ」の一言だけ。

自分と同じテンションになってくれると思った夫のあまりにもそっけない返事に、最初は「私が言ったこと聞こえなかったのかしら」と思う著者。次第に、恥ずかしさがこみ上げてきます。

引用すると:

One poetic bid for connection was already outside my comfort zone—but reaching out again felt scary and possibly stupid. But I knew Steve would do it.

せっかく勇気を出して胸のうちを打ち明けたのに、素っ気ない対応をされ、そのうえもう一度挑戦するのは怖くて、しかもバカみたい、と感じた著者。でも長年まさにこの研究をしてきた自分に「もういちど勇気をだしてみよう」と励まします。

「なんて素晴らしいの。ここにこれて本当に良かった。あなたにも近くなれた気がする。」

二度目の語りかけにも、夫のスティーブ氏は「うん。良い泳ぎだ。」とだけ言い残すとさっさと泳いでいってしまいました。

著者はこの時に最初の反応を “This is total horseshit” と書いています。訳すのは難しいですが、「はあ?何それ?」っていうリアクションだと思って下さい。「屈辱を感じればいいのか敵対心を感じればいいのかわからなかった」とも書いています。

その後反対側まで泳ぎながら、著者は頭のなかで様々なストーリーを創作します。「私が着てる水着が似合わないからだわ」「25年前に比べたら年食ったなって思ってるに違いない」

こういう経験がある人は沢山いると思います。せっかく勇気をだして心を開いたのに、相手がそれを受け止めてくれなかった時。ひどい場合には誤解されたり、笑われたりすることもあるでしょう。

話の結末だけを先に話すと、夫のスティーブさんはけしてブラウン氏をないがしろにしていたわけではなく、彼には彼なりの理由があったのですが、それは本を読んでみて下さい。

この実話は、何度も本書の中で「トラビス湖での話」として出てきますが、このストーリーを例にとって、著者は、いかに「face down」の状態から「力強く立ち上がるか」を教えてくれます。

このRising Strong プロセスは三つの課程をたどります:

1)The Reckoning

海事用語で、Dead Reckoningというと船位計算、つまり現在位置の確認ことですが、まず倒れたら、一体何が起きたのかを確認すること。自分の感情に好奇心を向け、どんな感情を体験しているのか確認すること。

−何が起こっているのはわからないけど、とにかく隠れたい。

−誰かを殴りたい。

ーとにかくオレオが食べたい。それもたくさん。

ー残念に思う、後悔している、傷ついている、混乱している、怖がっている、心配している。。。など

先ほどの「トラビス湖の話」を例に出すと、著者のReckoningは「スティーブに心を開いたのに無視された。怒りと恐れの混じった感情」となります。

まず、自分の感情の位置確認をすること。そして、何故自分がそう感じているのか、好奇心をもって調べること。これが、プロセスの1番、レコニングです。

パート2では次のプロセスを説明します。