日本の男性に関するアンケート結果発表

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年末にご協力をお願いしていた「日本人男性に対するアンケート」のまとめをここに載せたいと思います。

ブレネー・ブラウンの本を読み、ヴァルネラビリティ(もろさ)をさらけ出すことの重要性を学んでいく中で、自己開示に関してある程度の抵抗はあるにしろ、女性の方が心の内や悩みを話しやすい・また話す場所が比較的多いのではと思っていました。そして男性にはそんな場所・機会があるのか、ずっと気になっていました。ブレネーの本でも、男性に心を開いて欲しいと望む女性が多いなかで、実はもろさを訴える男性に一番厳しいのは女性なのだという説明もあり、初めて読んだ時、はっとしました。私自身、以前はそういう女性だったからです。

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2021年の3つの言葉

ようやくカナダ西海岸も元旦になりました。今年の年末年始はこれまででもっとも正月らしくない正月になりました。年越しそばもなし、お餅もなし、おせちもなし(おせちはもう何年も食べていないけど)。混むとわかっている日本食料品店に行く気がどうしても出ず、また急遽警察署での通訳の仕事が大晦日の夕方入ってしまったので、ギリギリまで仕事でした。

このブログには毎年書いていますが、私は毎年、その年にフォーカスしたい3つの言葉を選びます。過去の言葉はこんなものがありました:

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2020年最後の日

日本は既に年が明けましたが、私がこれを書いている今、カナダ西海岸はまだ大晦日です。ギリギリになって、という感じですが、今年もYear in reviewを書きたいと思います。

今年最後のポッドキャストのエピソードでも言いましたが、2020年はとにかくめちゃくちゃな年だった気がします。

1月の後半にバンクーバーに行った時、フェリーの中で、夫は咳をしている人がいるとその人から離れた所に席を移ってばかりいました。

リッチモンド(中国系の方が沢山住むエリア)にあるアジアンモールは旧正月のデコレーションが沢山されていたけどモールのなかはガラガラで、入ったラーメン屋さんのオーナーさんが「旧正月前の週末でこんなガラガラなのは初めて見た」と仰っていたのをよく覚えています。それが私達がビクトリアを出た最後になりました。

3月16日、バイト先のアイスクリーム屋で、St. Patrick’s Day用に店にあった緑色のスプリンクルズが大量に余っていたのでマネージャーに、「これ少しもらって帰って良い?」と聞きました。アイリッシュのお祭りで、緑のクローバーがモチーフに使われるお祭りです。その日が私にとってパンデミック以前の、最後の「普通の日」でした。バイト先はそれからしばらく閉まり、店自体はそのうち営業を再開したものの、私はバイトにはそれ以来入っていません。

私のメインのビジネスは留学生相手なので、パンデミックでほぼ全ての生徒がキャンセルになり、何千ドルもの返金をしなければいけませんでした。自分も辛かったけど、一生懸命お金を貯めてようやくカナダにやってきたのに帰国しなければいけなかった生徒さん達も辛かったと思います。

本当にスーパーに行く以外はずっと家にいたので、ポッドキャストを毎週配信することだけはできました。4月からシーズン3にはいった「はみだし系ライフの歩きかた(はみライ)」では毎週違うゲストさんをお呼びするというリズムができました。

5月にはジョージ・フロイドさんが殺害され、BLM運動が世界中で起こりました。その時、SNSで「日本には人種差別はない」というコメントを多く聞いたことに危機感を感じて、「日本の差別を考える」というイベントを6月と7月に行いました。Zoomで200人近い参加者が集まったイベントをオーガナイズしたのはもちろん初めてのことでしたし、色々な方と知り合うこともでき、学びも多かったです。特に、「日本人はアジアの白人」「差別を受けている人に出会って下さい」というこの二つのコメントは私に大きな影響を与えました。

7月の初め、なんだか調子が悪い、と歩いて2分の病院の救急科に一人で歩いて行った夫がそのまま入院しました。幸い数日で退院できましたが、夫はその時死んでもおかしくないと思ったそうで、パソコンや銀行のパスワードのありかを義母に指示していたそうです。今は夫は元気に生活していますが、食生活はこれまでと180度変わり、今は私達は95%ベジタリアンの生活になりました。夫は常用する薬がこれまでの0から6つになり、コロナと同じく「もう昔のようには戻れない」と実感しました。

パンデミックのストレスで体中に発疹ができました。ずっと家にいるので睡眠のスケジュールがめちゃくちゃになりました。好きな時に好きな所に行ける自由が恋しくなりました。お店の人など、よく知らない人との会話が懐かしい。

いつだったか、ガソリンスタンドで給油した際、支払いに銀行のデビットカードを機械にかざしたらエラーになり(普通はボタンを押さなくてもカードをかざすだけで払える)、暗証番号を入力するときに、一瞬その機械の使い方が思い出せなくて焦りました。買い物にも殆ど行っていなかったので。

私は毎年、年の初めにその年の3つの言葉を選びます。2020年の3つの言葉はContinue, Commit, Clearでした。今までやってきたことを引き続き続けて行くContinue、諦めずに続けるCommit, そしてClearは自分のやりたいことにフォーカスして、自分のやりたくないこと、自分の夢の達成に意味が無いことはやめるという意味で取り上げた言葉でした。私は今年45になりましたが、この年になると自分のやりたいこととそうでないことの違いがはっきりしてくるので、バウンダリーを駆使して、自分に意味のないことは、No thank youと言えるようになりました。

今年の後半では、ブレネー・ブラウンブッククラブも始めました。私はブレネー・ブラウンが大好きで、彼女の本は殆ど読んでいますが、なんとかして彼女の本の内容を日本のみなさんに伝えたい、というのがそもそものブッククラブ発足の理由でした。私はオンラインサロンとか情報商材を売ることにあまり興味がなく、それよりも、ブッククラブだったらみんなで一緒に学べるという事で提案したんですが、あっという間にメンバーが増え、10月から週に1回Zoomで集まりました。そこでは、本を読み進めながら、各章に関連したそれぞれの思いや体験をシェアし、多くの参加者の方から、「今までこんな風にシェアする場所がなかった」「まるでグループセラピーのよう」とコメントを頂きました。

このグループでは引き続き1月からは次の本を読んでいきますが、新しいグループで4月からDaring Greatlyを読んでいく会の申し込みを今受け付けています。

今年はポッドキャストのコミュニティが大きく育った年でもありました。Apple Podcastでは何回かフィーチャーして頂き、多くの新しいリスナーさんと出会えることができました。 #はみライジャーナル部や、30分無料コーチングセッションなども提供しました。コロナ渦で女性の自殺が80%増えたこと、それ以外でもメンタルヘルスが不安定という方、将来の見通しがつかないと言う方、いろんなみなさんのお話を聞く機会があって、私にいったい何ができるんだろう、と考えた末に、毎週1日ですが、オフィスアワーのような感じで、誰でも自由に30分の無料セッションを予約できる時間を設定しました。相談事、質問、コーチング、雑談、ただ話を聞いて欲しい、なんでも結構ですので興味のある方はご予約ください。また、メンターシップも、興味ある方がどのくらいいるのかわかりませんが、やってみようかなと思っています。こちらも興味ある方はお問合せ下さい。

2020年のハピネスジャー

毎年、大晦日にはその年のハピネスジャーを開けるのが私の習慣になっています。今年も、1年間の楽しかったことや面白かったことを読み返しました。今年は、家に殆ど居たせいか、いつもより沢山のハピネスが詰まってました。特に今年の初めの方は、「1/15 次男が初めて一人でバスに乗って通学した」や、「1/22バイト先のスタッフパーティー」「今年初めてのランチデートは○○さんと」など書かれていて、もう戻ってこない「普通」に、なんだか胸がいっぱいになりました。

なんて長い年だったんだろう。

これを書いている時点で大晦日の夜10時で、まだ2020年は終わっていません。今年最後に見た映画は、Little Women(若草物語)でした。2019年の映画ですから1年遅れて見ましたが、素敵な映画でした。初めて読んだ時から、4姉妹のなかでは物書きのジョーにいつも親近感を感じていましたが、この映画の最後のシーンで彼女が自分自身の著書「リトル・ウィメン」を手にするシーンにぐっときてしまいました。2021年は私も実現できますように。

明日は2021年の3つの言葉を発表します。

折り返し地点

tulip in full bloom May 7, 2020

45歳になりました。四捨五入すると、アラフィフというやつです。

人生100年時代といいますが、45歳の今年初めて、人生の折り返し地点のようなものを意識するようになりました。このまま健康に生きていけるとして、単純に考えてあと45年もある。それとも、たった45年?

一方で、父は65歳で亡くなったので、そう考えると私の人生もあと20年で終わったっておかしくありません。それより短い可能性だって十分あります。

自分は生きたい人生を生きれているか?やりたいことをやれているか?

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今わたしたちにできること

新型コロナウイルス(COVID-19)がパンデミックと認定され、私達の「日常」はすっかり覆ってしまいました。私の住んでいるカナダでは2020年3月22日の時点で感染者数は1385人、ブリティッシュコロンビア州(カナダ西海岸)では424人となっています。カリフォルニアのロックダウン(外出禁止令)までは行きませんが、国境は閉鎖され、生活に必要でないビジネスはほぼ全て閉まり、レストランはテイクアウト・配達のみ、美容室やネイルサロンなど濃厚接触するビジネスは閉鎖、学校も無期限で休校になっています。スーパー、薬局などの生活に必要なビジネスは通常どおり営業されていますが、入場制限があり、店の中でもレジに間隔をあけて並ぶよう線が引かれています。

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2020年の3つの言葉

元旦のダラスロードビーチ

*このポストは当サイトが落ちていたため、noteに載せた物を再掲しています。

毎年、年末にその年のまとめを書いているのだが、2019年は書けなかった。なぜなら、サイトが落ちているから。
クリスマスの数日後に気が付き、夫は「ドメインの有効期限が切れたんじゃないの?」というが、ドメインの更新は毎回数ヶ月前からお知らせメールが来る。何の知らせもなしにプッツリ落とされるはずがないと思って色々調べ、一応ドメインのレジストラに連絡は入れてあるのだが、クリスマス・年末年始のホリデーシーズンのため全く返事がない。

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再挑戦 Day 1

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2018年ももう終わりですね。今年も色々と大変なことはあったものの、良いことも沢山ありました。毎年、年の瀬にはその年のまとめと翌年のキーワードにする3つの言葉を書くのが恒例になっていますが、今日はその前に、新しいことをはじめることになった経緯を書きたいと思います。

先日ポッドキャスト番組「はみだし系ライフの歩き方」の忘年会と称して、4人でzoomでお話しました。その時、参加者の一人でお友達の塚越悦子さんが、私が春頃からやっていたThe 100 day projectで100日続けて水彩画を描いてインスタグラムに投稿するというプロジェクトに影響を受けて、100日毎日ブログを書いた、というお話をされていて、私は以前30日毎日ブログを書くというチャレンジで挫折していることを思い出しました。ただでさえ三日坊主的な性格の私が水彩画で100日続けられたのは奇跡のようなものですが、絵がまだ初心者のため、上手くいかなかった日でも、「初心者なんだからこんなもんでしょ」と開き直ることができたのが、意外と続いた理由なのかもしれません。

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2017年まとめと2018年の3つの言葉

明けましておめでとうございます。 

もう年が明けてしまいましたが、2017年の振り返りと、毎年決めているその年の3つのキーワードをここに記しておきます。英語版ブログはなんとか大晦日にアップできていますので、オリジナルはそちらをご覧下さい。

2017年は色々大変なこともありましたが、全体的にはいい年だったと思います。オリンピック選手とお仕事をさせてもらったり、通訳で裁判所に通ったり、オタワでカンフェレンスに出席したりと、様々な方との出会いがありました。その一方で仕事の厄年?のような年でもありました。でも全て、学びと思えば納得できます。

大晦日には毎年やっている「ハピネス・ジャー(幸せの瓶)」を開けました。ハピネスジャーに関してはインスタグラムに投稿したら反響があったので、ここに去年書いたブログを貼っておきますね。

ハピネス・ジャー(幸せの瓶)の習慣、はじめませんか

今年も、すっかり忘れていた嬉しいこと(誰かに言われた嬉しい一言)や面白かったこと(息子の面白語録)などがよみがえってきて、なんと素晴らしい1年だったのか、と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

ハピネスジャーを開けたあと、これらのメモはどうするのかというと、私はここ10年近く使っているほぼ日手帳に貼り付けています。

左が2017年のほぼ日手帳、右が2018年のもの。2017年のものにはハピネスジャーのメモを始め、映画やお芝居の半券、頂いたカードなどを貼り付けているので分厚くなっています。ちなみに2018年の手帳はほぼ日手帳の英語版、Planner(シュタイフ版)です。

2017年も学びが多い年でしたが、特に大きかったのは以下の3つです。

1) クリエイティブなことを続ける

2017年の最も大きな変化は、水彩画を始めたことです。過去の水彩の経験は、学校での美術の時間程度だった私ですが、ふとしたことで絵の具を手に入れ描き出すと、俄然面白くなり、今ではキッチンの片隅に小さな「スタジオ」をもうけるまでになりました。そんな時に偶然インスタグラムで”#The100dayproject”(クリエイティブなことを100日続ける)というものを知り、とりあえずやってみることに。

今まで日記でもブログでも運動でも、三日坊主が殆どで、まず続いたためしのないこの私が、なぜか100日間毎日水彩画を描き続けるができたのは、SNSでのみなさんのコメントや反応が大きかったと思います。そして同時に、水彩というアートが自分にとって好きなこと、面白いことだったから、続けることができたのかなと思っています。

水彩に関する興味は一時的なもので、100日が終わったら熱が冷めるのでは、と実は心配していたのですが、幸い今でも続いており、クリスマスの時期には今年は手描きカードを送りました。来年は、早めに取りかかって、販売できたらと思っています。2018年には、オンラインまたは通える場所で水彩のクラスを取り、スキルを上達できたらと思っています。

2) 人生は短い

これはどこでも言われているありきたりの事かも知れませんが、2017年には多くの知り合いが亡くなりました。直接知らない人でも、友人達も多くの友達や家族を亡くしており、胸が痛みます。20代の始めに、年を取ると言うことはそれだけ他人の死に多く接することだと実感して以来、毎年、この数は増えてきています。また病気をしている人も知り合いに増えてきました。

人生は短い。それだけに、もうネガティブな人や意地悪な人とつきあう時間はありません。その代わり、本当の友達を大切にし、長年会っていない人とはどんどん会うようにする、社交辞令じゃなくて、マジです。

3) 自分にしかできないことをする

今年の半ば頃、やってくる仕事やボランティアを全て受け入れ、あっぷあっぷしていた時期に、友達に言われた一言ではっとしました。「でもそれって、誰にでもできる仕事だよね」

上の 2)にも繋がりますが、それ以降、何かを頼まれて迷ったら、「これは自分にしかできない仕事か?」ということを自問するようになりました。他の人にできる仕事だったら、あえて自分がする必要ないですよね。

2017年の振り返りは以上ですが、2018年の3つのキーワードは以下です。

この数年、友人のChris Broganの例にならい、私も毎年フォーカスする言葉を3つ考えています。

2015年は Create, Cooking, Compassion

2016年はCuriosity, Courage, Believe

2017年は Faith, Create, Joy

2018年の言葉は、MOVE, STORY, そして COMMUNICATEです。

MOVE

2017年はオタワやバンクーバーに出向いて様々な方と出会うことができました。やはり自分が動かないと新しい出会いも、面白いプロジェクトもないということで、MOVEを選びました。これにはもちろん運動しろという意味も込められていますw とりあえず、2018年最初のプロジェクトは、日本でのビデオ撮影旅行なのでキーワードに沿っています。

STORY

2017年半ばからポッドキャストやラジオを聴くことが断然増え、そのうちそれぞれのラジオプロデューサーに興味を持ち始め、年末には地元のラジオ局でもボランティアも始めました。なぜ自分がそんなにラジオに惹かれるのか?と考えていたのですが、それは私の好きな様々な番組がストーリーを聴かせてくれるからです。ストーリーテリングも大好きですし、もちろん本でも映画でも、ストーリー性のあるものに惹かれます。2018年は、いかにして人を惹きつける、意味のあるストーリーを語るか、が鍵になっています。

COMMUNICATE

3つめのキーワードが一番考えつくのが難しいと自分では思っているのですが、これは残りの様々な、私がやりたいことー「書く」ことや「聞く」ことーをまとめたキーワードになっています。書くこと、アウトプットすること、人の話をしっかり聞いて、インプットすることーこれらは全てコミュニケートという言葉で総括できると思います。一昔前にはエンゲージメントという言葉がバズワードでしたが、バスワードで終わらないよう、しっかりとみなさんと対話していけたらと思っています。

長くなりましたが、今年最初のブログでした。

本年もどうぞよろしくおねがいいたします。









みんなちがって、みんないい

Janicaさんという方は全く存じ上げないのですが、彼女のブログをコグレさんがシェアされていて読ませていただきました。

私自身は生粋の日本人ですが、カナダに移住してそろそろ20年。カナダで住んだ年数のほうが日本で育った年数をそろそろ越えようとしています。

私の二人の息子は、父親がカナダ人の、いわゆる「ハーフ」です。「ハーフ」という言葉はあまり好きではありませんが、日本に行くと必ずそう呼ばれます。

Janicaさんのブログでは、彼女のお子さん達が見た目は白人だけど、産まれも育ちも日本で、見かけ以外は日本人の子供と変わらないそう。それでも、見かけが金髪で青い目の外国人だから、いじめにあうことが時々あるとのこと。。。

子供って大人のようなフィルターがなく,思ったことをなんでもすぐに口にしてしまいますよね。そして子供は時にとても残酷です。

だからこそ、その悪気のない言葉で他の人達を無意味に傷つけてしまう前に、家庭でお話してみて下さい、という内容でした。

これを読むと、こういった差別が起こるのは一見日本だけだと思われるかもしれませんが、そうではありません。

私の次男はもうすぐ9歳です。私達はカナダ西海岸の自然が多く比較的リベラルな街に住んでいます。田舎ですが、息子が「ハーフ」だからといっていじめられたことは一度もありません。

ですが、逆に、ここはとても白人の多い街です。

次男はカナダで産まれカナダで育ち、日本には赤ちゃんの時に一度行っただけなので、自分が「半分日本人」という意識がありません。大学生の長男は、日本に遊びに行った記憶などもあるので、彼の中では日本人というアイデンティティは次男に比べて強いようですが、次男のほうはほぼ100%カナダ人として生活しています。私も彼とは99%英語で話しています。

彼には自分がマイノリティだという意識がないので、下手をすると白人のような振る舞いをしてしまうのではないか、というのはかねてから私も気をつけていたことでした。

先日は「マミー、忍者って韓国でしょ?」と言われ、日本人の親としての教育がなっていないと自分を戒めたところでしたが。。。

(「侍も忍者も日本よ!忘れないように!」)

私は仕事でホームステイの斡旋をしていますが、普段のお客様は日本の生徒さんばかりです。ですが先日、中国系カナダ人の友人から相談されて、7歳と9歳の中国人の男の子二人のホームステイを探してくれないか、という話が来ました。彼等がビクトリアに到着した日、同年代だしせっかくだから紹介しよう、と次男も出迎えに連れて行きました。

中国人の男の子達はまったく英語はできず、もちろんうちの次男も中国語はできません。でも、近くの公園に連れていくと言葉が通じなくてもすぐに打ち解けて一緒に遊んでいました。

ホストファミリーに男の子達を託したあと、次男に車の中で「何して遊んだの?」と聞くと「Hide & Seek!(かくれんぼ)」と言います。「Did they know what “Hide & Seek” was?」と聞くと,ハイドアンドシークという言葉自体は知らなかったけど、ジェスチャーで説明したらどういう遊びなのか分かったそう。考えてみると、呼び名こそ言語によって様々かと思いますが、恐らく世界共通の遊びですよね。

言葉の通じない中国からのお友達ですが、「マインクラフト」というと顔がパッと明るくなるのがすごい。さすが世界のマインクラフト。うちに招待して、一緒にゲームも楽しみました。

カナダで英語しか知らずに(次男はフレンチイマージョンに通っているのでフランス語も勉強していますが、普段の会話はほぼ100%英語です)白人が大多数の街で育ってきている次男に、「世の中には自分と全く違う世界で生活している人がいるのだ」ということを少しでも理解してもらえたようで、良い経験になったと思います。

そして先日のこと。

私は離婚して親権を前夫とシェアしているので、次男は1週間おきに私の家とお父さんの家を行ったり来たりするのですが(長男は大学生なので好きな時に遊びに来ます)お父さんの家で1週間を過ごした次男が戻ってきて、何をしたのか話してくれました。前夫は私同様再婚しているので、次男にはステップマザー(もう一人のお母さん)がいるのですが、そちらのおじいさんと一緒にカナダの先住民、ファーストネーションズの方が多く住んでいるエリアに行ってきた、ととても興奮して話してくれました。

カナダには600以上のファーストネーションズの部族がありますが、各部族の長は「チーフ」と呼ばれています。次男のステップ・グランパが、先住民の方々と関わる仕事をしているらしく、ファーストネーションズの知り合いの人達に沢山会ってきたそう。「マミー、僕、チーフにも会ったんだよ!」と興奮気味に話す息子。私も個人的に知り合いのチーフなどはいませんので、すごいねと褒めてあげました。次男はとても得意そうですw

カナダでは、アメリカの黒人差別同様、いやそれよりもひどいかもしれませんが、ファーストネーションズに対する過去そして現在の差別が社会問題になっています。

私と夫は、肌の色、どの国、文化で育ったか、性的嗜好などで差別をすることはあり得ないという価値観が一致しているので、次男にも常にニュースなどを見るたび話をしています。

少し前までは、女装をする男性などを見るとくすくす笑っていた次男でしたが、先月のプライドのイベントなどにも参加して、「誰がどんな恰好をしてもその人が幸せなら私達が関与することではない」と教えています。

先のJanicaさんのブログにも書かれていましたが、子供は、見慣れていないから差別を(本人には差別という意識がなくても)してしまうのではと思います。外国人が日本の浴衣を着たり日本文化の習い事をするのは変だ、というのは親に教えられてそう言っているのではなく、実際にそういう人が周りにいないからだと思うのです。

とはいっても、世の中には様々は「普通と違う」人達がいますので、全部を説明するのは難しいですね。「専業主夫のお父さん」「外で仕事をしているお母さん」「日本語しか話せない白人」「本当は男の子なのに女の子の恰好をする子」「お母さんが二人いる家庭」「みかけは日本人なのに英語しか話せない子」「学校に行かない子」などなど。。。

だから普段から子供達には「違っているのは変」ではなく、「違っているのは素敵、面白い」と教えてあげるのはどうでしょうか。

息子が「この子達、英語全然しゃべれない」と言ってきたら「彼らは中国語を話すのよ、すごいね」

「ファーストネーションズのチーフに会ってきた」「すごい名誉じゃない。彼等はすごく物知りなのよ」

「○○ちゃんのお姉ちゃん、本当は男の子なんだって」「そうなの。自分らしく生きている子なのね。」

ベタかもしれませんが、みんなちがって、みんないい、を普段から家庭で実践していって、様々な価値観を尊重できる子になってくれたらというのは私の親としての願いです。









想像上の恐怖

数ヶ月に一度やってくるこのFace Downモーメント。鬱とは違い、理由ははっきりしていることがほとんどです。仕事が上手くいかないとき、誰かとコミュニケーションが上手くいかず気まずくなってしまった時、プロジェクトが失敗しそうになったとき。。。

気分がどよーんと落ち込み、何もする気が出ないくせに、心臓はバクバク言っています。まさに、ストレスアウトしている状態。何かしなくちゃと分かっているのに、体が固まってしまい、何もできないのです。

この”Face Down Moment”に関しては過去に何度も書いています。メンタルヘルス的にはさいわい特に問題のない私でもこの「どん底」状態には何度も陥っていることから、これはもう、「生きている限り避けられない、時々やってくる状態」なのだな、とすこーしづつ、本当に少しづつ、学んできました。生きている限り、一生何も起こらずに平和に生活していけたら、なんと素敵なことか。でも、きっとすごく退屈な気もします。

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