2024年4月から、ブレネー・ブラウンの教えを生活に生かしていくためのセッションを始めます。

4月から、ブレネー・ブラウンの教えを生活に生かしていく練習をするためにBrave Culture Makers セッションを開始します。

2020年からやって来ているブレネー・ブラウン ブッククラブ。週に一回Zoomで集まって、彼女の本を一章ずつ読んでいくこのブッククラブでは、ブレネーの本に出てくる、「ヴァルネラビリティ」や「Shame」、「完璧主義」「期待」「バウンダリー」などの様々なトピックについて学び、ディスカッションを繰り返してきました。

最初は緊張する人も多いですが、そのうちお互いの生活や抱えている問題や悩みを知るようになると、本当の気持ちを話すことのできる安全なスペースになっていったと思います。これまで参加してくださったたくさんの皆さんの感想の中で一番多かったのが「こういうことを話せるスペースがが他にない」ということでした。

みんなで泣いたり笑ったりしながらいろんな話を共有して、主催の私も泣いてしまったことも何回かあります。

ですが、さすがにこのブッククラブも4年目に入り、少し違うことをやってみようかと思っていました。ブレネー・ブラウン ブッククラブで、一番私が気にかかっていたのは、アクセシビリティです。ブレネーはこれまでに7冊(共著の本を入れると8冊)の本を出版していますが、そのうち日本語に訳されているのは3冊(『ネガティブな感情の魔法』『本当の勇気は弱さを認めること』『立て直す力』)だけで、ただでさえ、ヴァルネラビリティやバウンダリーなど、日本でまだ馴染みのないトピックを扱っているために翻訳が難しい本なのに、ヴァルネラビリティを「弱さ」と訳してあったりして、「それ、ブレネーが言ってることと正反対やん!」とツッコミを入れたくなったりします。また翻訳というものはどんどん古くなっていきますし、英語での原書が理解できる人だけを対象にブッククラブをやっていくことに限界を感じていました。なぜなら、本当にShameやヴァルネラビリティ、バウンダリー、期待、感情の動きなどについて理解する必要性が高いのは、英語でブレネーの書いているコンセプトが理解できる人たちでなく、彼女の本に書かれていることがまだ使っている言語に存在しない、日本の人たちだと感じるからです。

そこで、4月から、英語の原書を読まなくても、日本語で、ブレネー・ブラウンの説いていることについて学べるセッションを開始します。

今回実験的に8週間でやり、もし需要があれば続けることにします。

どういう内容?

ブッククラブではないので、毎週英語の本を読むというプレッシャーからは解放されます。その代わり、毎週、違うトピックでみんなでディスカッションしていきます。

このセッションのゴールは、ブレネーが説いていることを理解して身体に染み込ませ、それをあなた自身の生活で実践していくことです。そして実践することで、あなたの属している文化を少しずつ変えるカタリストになることです。

これまでも、私はポッドキャストなどで日本の文化を変えたいとずっと言って来ました。私たちの親、祖父母の時代はShameを使って子育てや教育をすることが普通でしたが、Shameを使っての子育てや教育、マネジメントには効果がないとブレネーも言っています。また、感情について話す文化が全くないため、「感情的になるのはみっともない」という文化が蔓延していて、感情を押し殺して生活している人がごまんといます。感情を押し殺しての生活を続けると、必ず身体に支障がでます。身体は嘘をつかないからです。ここに、日本の自殺率やひきこもり率の高さの原因があると私は個人的には思っています。

私は、そんな文化を変えたいし、変えられる人を増やしたいと思っています。みんなが生きやすい世界を作りたい、というのが私の昔からの夢です。

なので、このセッションはBrave Culture Makersと名付けました。勇気を出して、文化を変える努力をする人を増やすためです。

8週間で毎週様々なトピックについて語り、それぞれの経験をシェアしてもらいます。そして毎週その学びを実践する宿題が出ます。宿題には採点はありませんので、「合格」「不合格」などのラベル貼りはしませんが、あくまでも「失敗してもいいから挑戦し続ける」人を増やすのが目的です。

今月中に詳細をお知らせし、申込受付を開始します。

毎回毎回、ブッククラブの受付を締め切ったあとに、「今このことを知った」という連絡が来るので、今回は早めに告知します。今回のセッションは始めての試みということもあり、定員は多くしない予定です。

詳細が発表されたらすぐに知りたいと言う方は、こちらのメーリングリストにサインアップしていただければ、詳細が発表されたらメールでお知らせが届きます。なお、この登録はプログラムへの参加を保証するものではありませんのでご了承ください。

(2024年2月11日注:受付を開始しました。申込はこちらから

質問があればいつでもコメントもしくはメールでどうぞ。