最後のブレネー・ブラウン ブッククラブ受付開始

【2023年11月7日追記】定員に達したため受付を終了しました。お問い合わせはメールでどうぞ。

2020年からずっと続いているブレネー・ブラウン ブッククラブ、もう3巡くらいブレネーの本を一通り読んできたので、12月のブッククラブでひとまず最後にしたいと思います。ひょっとしたら、来年後半以降にまたやるかもしれませんが、とりあえず、ここでひと段落させる予定です。
毎週1章ずつ読んで、(時には読む時間がなくても)集まり、その時の感情をみんなでシェアして、本の説明をして、その後の時間はその週読んだ章の感想やコメントをみんなでシェアしていくブッククラブ。最後の本は、ブレネーの最新の本(2021年11月発行)のAtlas of the Heartです。
どんな本なのか、一言でいうと、これは、「感情」についての本です。

初めてこの本を読んだ時のブログからの抜粋です:

ブッククラブをやったり、ポッドキャストやClubhouseで「ヴァルネラビリティ」や「心からの生き方「や「バウンダリー(境界線)」などについて話している時、本当に良く出てくるコメントが「ブレネーの本を読んで、こういうときに話せるボキャブラリーができた」と言うことです。ヴァルネラビリティなんて、日本語ではまだまだ浸透していない言葉ですが、説明を聞けば、ああ!とみなさん分かってくれると思います。他にも、信頼についてとか、他人に対して最も寛容な推測をすること、感情について話すことなど、説明を聞いて、みんなと話すことで、こういった心のトピックについて話す語彙が身についてきます。

前回この本を読んだのは、2022年の3月です。その時のブログにはこう書いています:
2021年12月からこの本を読んでみて、まさにこの本はそれぞれの感情・体験の定義をきちんと理解し、日常生活で正しく使うための辞書のような本だとわかりました。例えば、OverwhelmedとStressedの違いはわかりますか?EnviousとJealousの違いは?

ブレネーはこの20年くらいずっと、感情についてしっかり話すことの大切さを訴えてきていました。私たち人間にとって、思考、感情そして行動というのは3本足の椅子のようなもので、このどれか一つが欠けてもバランスを取ることはできません。感情をきちんと理解し、自分が感じているのはどの感情なのか、そしてそれに名前をつけることで、初めて人に伝えることができるのです。

「心の地図帳」というタイトルのこの本では、87の感情を似たようなグループでまとめて紹介しています。感情について話すことが極端に少ない日本で、この本を読むことで、少しずつでも感情の話をすることを普通化していけたらいいなと思っています。

日本時間の日曜日朝10時、北米西海岸時間では土曜日の夕方5時からです。(サマータイムが終わったので、北米のみなさんにとってはこれまでのブッククラブより開始時間が1時間早まりますのでご注意ください)

週に1章ずつ読んでいきます。読んでいなくても参加OKです。「読んでいないので参加できない」などという完璧主義はこのブッククラブでは必要ありません。

[開始日]日本時間2023年12月3日(日)10:00AM-/北米時間12月2日(土)5:00PM PST

13週間(来年の3月くらいまで続きます。12月23日の週はお休みにします)

毎週1回Zoomにて

[注意事項]
  • お申し込み後、Facebookグループにて連絡・交流していきます。(Facebookアカウントをお持ちでなくてもブッククラブには参加できます)
  • 参加できない回があっても、録画しますので後で観ることができます。
  • 日本在住の方は書籍が手元に届くまで若干時間がかかるかも知れませんのでお早めにご注文ください。電子書籍、もしくはブレネー本人が読むオーディオブックでも読めますが、紙版はフルカラーで沢山写真やイラストが載っている美しい本ですのでおすすめです。
  • 英語の本ですので、基本的に英語を読める方むけのブッククラブです。日本語訳はまだでていません。ただ、DeepLやChatGPTなどを使って翻訳して読むこともできるとは思います。ディスカッションは日本語でやります。
[参加費]

$50 

お申し込み後、お支払い方法の載った自動メールが届きますので、届かない場合はスパムフォルダをチェックしてください。

すでに半分くらい席が埋まっています。お申し込みをされても、お支払いを確認した時点で正式に参加としてカウントしますのでご了承ください。

[定員]

20人程度

定員になり次第締め切らせていただきます。

勇気のあるリーダーになるには?ブレネー・ブラウン ブッククラブ2023年9月受付開始

ブレネー・ブラウン ブッククラブ、一応、ひととおりブレネーの本を読み通したら2023年で終わりかなと思っているのですが、残すところあと2冊になりました。
今(2023年7月)、ブッククラブではBraving the Wildernessを読んでいますが、この本ももうすぐ終わりです。9月からは、Dare to Leadを読みます。この本は、リーダーシップに関する本です。

ブレネーによるリーダーの定義は:

A leader is anyone who takes responsibility for finding the potential in people and processes and has the courage to develop that potential.

リーダーとは、人やプロセスの可能性を見出すことに責任を持ち、その可能性を発展させる勇気を持った人

と言うことになっています。会社や社会での役職や肩書きに関係なく、誰でもリーダーになれるとブレネーは書いています。

この本では、これまでの彼女の本のまとめ的に、ヴァルネラビリティについて、ヴァルネラビリティを避けるために私達が使う防具(Armour)について、Shame(恥)エンパシーについておさらいします。また価値感について、そして信頼についても学んでいきます。

ポッドキャストやブッククラブでも何度も話していることですが、Shameを使った教育やマネジメントが蔓延する社会を変えていくには、部署やクラブ、学校などの自分の属する団体・組織でその文化を変えていこうという勇気のあるリーダーが必要不可欠です。この本は、そんなリーダーを育てるための本です。

ブッククラブで聞くお悩みで本当に多いのが、会社での人間関係です。上司や同僚との関係で、または会社のやり方に憤っている方も多いようで、その多くが、その会社/組織の文化(カルチャー)に原因があることが多いです。残業をするのが当たり前、男性が産休を取らないのが当たり前という文化の組織を、どう変えていくか?それとも、仕方がない、と諦めるか?

カルチャーを変えるリーダーになるには、勇気が必要です。この本ではそんな勇気のあるリーダーシップについて学んでいきます。

この本はDaring Greatly(「本当の勇気は弱さを認めること」)Rising Strong(「立て直す力」)のような日本語版が出ていませんが、DeepLやChatGPTなどを使って翻訳して読むことも不可能ではないのではと思います。

開始日:日本時間2023年9月3日(日)10:00-11:15AM /北米時間2023年9月2日(土)6:00-7:15 PM PST 10週間のプログラムです。
参加方法:毎週1回Zoomにて(Zoomのリンクは登録後メールで送られてきます)
注意事項: お申し込み後、Facebookグループにて連絡・交流していきます
参加できない回があっても、録画しますので、後で観ることができます。 参加費:$45

Dare to Leadの次、最後の本は、Atlas of the Heartを読む予定です。

お申し込みはこちらからどうぞ

「自分軸で生きる」とはどういうことか?ブレネー・ブラウン ブッククラブ2023年7月開始

2023年7月のブレネー・ブラウン ブッククラブ

2020年からやっているブレネー・ブラウン ブッククラブ、気がつけば3年目に突入しています。

2022年の年末で彼女の本は一通り全て読み終え、2023年1月からはまた新たに彼女の初期の本から順番にブッククラブで読んで行っています。4月から読んできていたRising Strong(邦題「立て直す力」)が来週で終わるため、次に読む本の紹介をしたいと思います。

Daring Greatly, Rising Strong, Braving the Wildernessはブレネー・ブラウンの初期の3部作と言え、Daring Greatlyでは、「勇気を出し、ヴァルネラビリティをしっかり受け止めて、『アリーナ』に出よう」、という内容でした。今回読んでいたRising Strongでは、「勇気を出してアリーナに出て行ったあと失敗したら、転んだら、どうやって立ち上がるか?」という本でした。そして7月からは、3部作の最後の本、Braving the Wildernessを読んでいきます。この本は、Belonging、つまに何かに属するとはどういうことか?簡単に言うなら、「他人軸じゃなくて自分軸で生きるとはどういうことか」についての本で、私にとってRising Strongと同じくらい好きな本です。

ブッククラブの開始日は日本時間7月2日(日)朝10時からです。北米にお住まいの方は7月1日(土)の夜6時(PDT)になります。(東海岸の方は夜9時から)週一回、1時間15分程度のZoomで、7週間のブッククラブです。毎週録画しますので、参加出来ない週があっても後日、録画をメンバーのみ公開のリストで観ることができます。

ブッククラブの連絡事項やディスカッションは、非公開のFacebook Groupを使って行います。

毎週一章ずつ読み進めていきますが、忙しくて読めなくてもディスカッションに参加しに来てくださって全く問題ありません。忙しいから毎週ちゃんと読めなかったらどうしようという完璧主義はこのブッククラブには必要ありません。この会はただ本を読んでいくだけのブッククラブではなく、参加者全員が自己開示をしていく、グループセラピーのようなもの(あくまで「ようなもの」で、本当のセラピーではありませんのでご了承ください)とお考えください。

前回のブッククラブから、1時間15分程度に時間を延長したところ、ディスカッションが活発になってとても良かったと思っています。1時間半くらい話していることもあります。もちろん、次の予定がある方はいつでも退室していただいて構いません。

この本は、残念ながら日本語訳が出ていないので、基本英語で読める人向けですが、DeepLやChatGPTと電子書籍を併せて使えば、日本語に訳して読んでいくことも難しくないのでは?と思っています。

よくある質問:

ーオーディオブックや電子書籍でも大丈夫ですか?

問題ありませんが、私は紙版の本を使っていますので、ページ数がずれる可能性があります。

ー参加できない週があるのですが?

毎週録画したものをメンバー限定のチャンネルにアップしますのでそれを観ていただけます。

ーFacebookを使っていないのですが参加できますか?

もちろんです。

ー男性ですが参加できますか?

もちろんです。性別に関係なくどなたでもご参加いただけます。

定員は25名、参加費は$45です。お申し込み後、自動でメールが届きますので、そのメールに返信してPayPal用のメールアドレスを教えてください。こちらからリクエストを送らせていただきます。

お申し込みはこちらから

勇気を出してアリーナに出て失敗したらどうするか? ブレネー・ブラウン ブッククラブ2023年4月受付開始

Rising Strong 2023年4月開始

2020年からやっているブレネー・ブラウン ブッククラブ、2022年の年末で彼女の本は一通り全て読み終えました。2023年1月からは、ブレネーの本の中でも特に大切な3部作の最初の本、Daring Greatly(邦題「本当の勇気は弱さを認めること」)を読んでいます。このブッククラブも3月で終わるので、次のブッククラブの募集を開始します。次に読むのは、3部作の2作目、Rising Strongです。

この本は、日本語では「立て直す力」という邦題で出版されています。

Daring Greatlyでは、勇気を出し、ヴァルネラビリティをしっかり受け止めて、「アリーナ」に出よう、という内容でした。この次の本、Rising Strongでは、勇気を出してアリーナに出て行き、感情をさらけ出したあと、失敗したら、転んだら、どうやって立ち上がるか?という本です。Rising Strongに関しては、こちらに詳しく内容を書いています。彼女の本の中でも私も特に好きな本です。この本から学んだことはたくさんあります。

ブッククラブの開始日は日本時間4月2日(日)朝10時からです。北米にお住まいの方は4月1日(土)の夜6時(PDT)になります。(東海岸の方は夜9時から)週一回、1時間ちょっとのZoomです。毎週録画しますので、参加出来ない週があっても後日、録画をメンバーのみ公開のリストで観ることができます。

ブッククラブの連絡事項やディスカッションは、非公開のFacebook Groupを使って行います。

これまで基本的にブレネー・ブラウン ブッククラブは英語で原書を読める人のみが参加してきていましたが、ブレネー・ブラウンの本は今の日本人に本当に読んでほしい本だと思っているので、今回から、英語版を読んでいない・読めない人でも、翻訳版を読んでいる方なら参加を歓迎しますただ、毎週のブッククラブでは日本語版を読むことはありませんし、基本は英語版に書かれていることを中心にして進めていきますのでご了承ください。少しでも英語が読める方は英語版を購入されることをお勧めします。

毎週一章ずつ読み進めていきますが、忙しくて読めなくてもディスカッションに参加しに来てくださって全く問題ありません。忙しいから毎週ちゃんと読めなかったらどうしよう、などという完璧主義はこのブッククラブには必要ありません。この会はただ本を読んでいくだけのブッククラブではなく、参加者全員が自己開示をしていく、グループセラピーのようなもの(あくまで「ようなもの」で、本当のセラピーではありません)とお考えください。

これまでにブッククラブに参加してくださった方の感想はこんな感じです:

自分らしく生きることとはどういうことなのか、毎週いろんな角度からじっくり考えたブッククラブでした。メンバーさんとともに成長した感じがとてもよかったです。-The Gifts of Imperfection ブッククラブ 2022年9月-12月参加

毎週楽しみにしていました。欠席してもビデオがあるので大丈夫、という安心感があるのもよかったです。みなさんの経験談から励まされたり気づきを得られたり、学びの多い時間でした。-The Gifts of Imperfection ブッククラブ 2022年9月-12月参加

ブッククラブのメンバーは、同じような感覚の方々の集まりなので、安心感がありました。-The Gifts of Imperfection ブッククラブ 2022年9月-12月参加

Book Clubは以前から参加したかったので今回できて良かったです。参加者も様々なBackgroundの人が参加していて、興味深かったです。英語の本を読んで、日本語でデスカッションをしていくのは、私にとっては一番合っているスタイルですが、なかなか他には機会がない為、貴重な場です。今後ずっと続けるかわからない、もしくは他の人の本で続けるかもしれないとのことでしたが、どちらにしても続行して頂けると嬉しいです。有難うございました。Kさん-The Gifts of Imperfection ブッククラブ 2022年9月-12月参加

よくある質問:

ーオーディオブックや電子書籍でも大丈夫ですか?

問題ありませんが、私は紙版の本を使っていますので、ページ数がずれる可能性があります。

ー参加できない週があるのですが?

毎週録画したものをメンバー限定のチャンネルにアップしますのでそれを観ていただけます。

ーFacebookを使っていないのですが参加できますか?

もちろんです。

ー男性ですが参加できますか?

もちろんです。性別に関係なくどなたでもご参加いただけます。

定員は25名、参加費は$45です。お申し込み後、自動でメールが届きますので、そのメールに返信してPayPal用のメールアドレスを教えてください。こちらからリクエストを送らせていただきます。

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2022年を振り返る

今年も感謝

毎年恒例の1年の振り返りのために、ひさしぶりにブログを開きました。英語では2011年から振り返りをしています(2021年の振り返りはこちらで読めます)。相変わらずパンデミックで自由に遊びに行ったり旅行したりすることはままならないものの、2022年はこの数年では一番良い年になったと感じています。我が家ではまだ旅行や外食は再開していませんが、仕事やプロジェクトで人に会う機会が増え、今年の思い出の多くはそんな機会の中で作られました。今年特に印象に残ったことをまとめてみました。

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ブレネー・ブラウン ブッククラブ2023年1月開始

ブレネー・ブラウン ブッククラブ2023年1月からはDaring Greatlyを読んでいきます。
Daring Greatly

2023年1月開始のブッククラブは定員になりました。次のブッククラブは2023年春開始になります。

興味のある方はメールでお知らせください。

2022年も残すところ1ヶ月を切りました。

2020年に9月にブレネー・ブラウン ブッククラブを初めて、2年が過ぎました。パンデミックの真っ只中、外出もままならない中、本を毎週1章ずつ読み進めながら、メンバーといろんな話をする、、、その週読んでいる章に沿った内容だったり、全く関係ない内容だったりさまざまでしたが、参加したほとんどの人が一度はヴァルネラビリティを見せて泣いたり、「つながる」ってこういうことなんだ、ということを実感する場になり、2021年には2つめのトラックができ、ここまで続いてきました。2022年12月には金曜の夜と土曜の夜と週に2回やってきたブッククラブが終了し、2020年から7冊のブレネー・ブラウンの本を読んできた組はここでいったん卒業となります。

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「人にどう思われるか」から「わたしはこれでいい」になるには — I Thought It Was Just Me ブレネー・ブラウン ブッククラブ 2022年9月申し込み受付開始

I Thought It Was Just Me ーブレネー・ブラウンブッククラブ

2022年9月からブレネー・ブラウン ブッククラブでは新しくThe Gifts of Imperfectionを日本時間土曜日の朝に読んでいくということは前回のブログでお知らせしました。

ブッククラブのもうひとつのグループでは、日本時間日曜日の朝に、9月からはI Thought It Was Just Me(But It Isn’t) を読んでいきます。

I Thought It Was Just Me (But It Isn’t) はブレネー・ブラウンが最初に出版した本で、2007年に出版されました。現在では、ブレネーの他の本と似たブランディングのされたバージョン(上写真参照)が一般的に出回っています。

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「心からの生き方」とは?The Gifts of Imperfection ブレネー・ブラウン ブッククラブ2022年4月受付開始

The Gifts of Imperfection by Brené Brown

ブレネー・ブラウン ブッククラブでは現在2つのトラック(日本時間土曜日朝と日曜日朝)で別々のブレネーの本を読んでいます。

前回のブログでお伝えしたように、日本時間2022年4月2日からは、人間が体験するさまざまな感情を理解していくAtlas of the Heartを読んでいきます。(申し込んで下さった方には今週末までにZoomのURLなどの詳細をお送りします。届かない場合はスパムフォルダをチェックしてください)

日曜日の朝の組では、4月24日の週末から、ブレネー・ブラウンの初期の本、The Gifts of Imperfectionを読んでいきます。これは現在購入できるブレネーの本の中で2冊目の本です。

このブレネー・ブラウン ブッククラブは2020年9月からやってきていますが、最初にピックアップした本はブレネーの3冊目の本、Daring Greatly(邦題:「本当の勇気は弱さを認めること」)でした。ブレネーの本の中では、Daring Greatly, Rising Strong(邦題「立て直す力」), Braving the Wildernessが三部作ぽくなっているので、この最初のグループではその順に読んでいきました。その後、リーダーシップに関する本 Dare to Lead、そしてブレネーの著作ではありませんが、彼女が編集した黒人ライター達のエッセイ集 You Are Your Best Thingを読み、年末から読んできていた彼女の最新作のAtlas of the Heartが今週で終わりになります。

なので順番が少し変ですが、次回またブレネー・ブラウン ブッククラブを最初からやる時にはThe Gifts of Imperfectionから読むべきだと私は思っています。

The Giftsは2010年に出版された本で、去年10周年記念のアップデートされたバージョンが新たに出版されました。この本は、ブレネーのワークの元になっているWholehearted Living(私は「心からの生き方」と訳しています)とは何か?どうすればWholeheartedな生き方ができるのか?をテーマに、10のガイドポスト(例えば人と比べることを止める、とか、完璧主義を止める、など)とともに学んでいく本です。

10周年ということで私も新しいバージョンを買って読みましたが、10年経った今読んでも内容は全く色褪せていないし、むしろ心からの生き方の指標として、定期的に読み返すべき本だと思っています。

去年この本が出版された際には、Clubhouseで週に1回この本を読んでいくブッククラブをやりましたが、当時はクラハもリプレイ機能が無かったので録音が残っていないのが残念です。今回のブッククラブではZoomで週に1章ずつ読んでいきます。

この本はブレネーの本の中でも数少ない日本語訳が出ている本です。邦題は「ネガティブな感情(こころ)の魔法」で、本田健さんが訳しています。私はこの本を読んでいないので(今回のブッククラブの前に取り寄せようと思っていますが)なんとも言えませんが、ブレネーの他の日本語版の本は割愛されている部分などがありましたので、あくまで参考程度にしてください。読んでいくのはアップデートされた英語版になります。

曜日は日本時間の日曜日朝10時、北米西海岸時間では土曜日の夕方6時からです。

[開始日]日本時間2022年4月24日(日)10:00AM-/北米時間4月23日(土)6:00PM PDT

毎週1回Zoomにて 15週間

[注意事項]

  • お申し込み後、Facebookグループにて連絡・交流していきます。
  • 参加できない回があっても、録画しますので後で観ることができます。
  • 基本的に英語を読める方むけのブッククラブです。ディスカッションは日本語でやります。

[参加費]:$40 お申し込み後、折り返し自動でメールが届きますので、PayPalでご使用のメールアドレスを教えてください。自動ですぐにメールが届かない場合は、スパムフォルダをチェックしてください。

[定員]20人 お申し込みはこちらから

ブレネー・ブラウンの新刊Atlas of the Heartブッククラブの募集開始

2020年9月からやっているブレネー・ブラウン ブッククラブ

現在は2021年春開始のグループと2つ平行してやっています。2021年春組ではBraving the Wildernessを読んできましたが、それも今週で終わり、このグループでは、年明けから次のブレネー・ブラウンの本、Dare to Leadを読んでいきますが、告知はまた来週以降やります。

2020年組ではブレネー・ブラウンの新刊を待っているあいだ、ブレネーとタラナ・バークが編纂した黒人ライターによるアンソロジー、You Are Your Best Thingを読んでいます。これはあと数週間続きます。

ブレネー・ブラウンの新刊情報がようやく入ってきました。次の本のタイトルはAtlas of the Heart -Mapping Meaningful Connection and the Language of Human Experience となっています。Atlas of the Heartとは、心の地図といった意味だと思いますが、ブレネー・ブラウンのサイトにはこう説明されています:

If we want to find the way back to ourselves and one another, we need language and the grounded confidence to both tell our stories and to be stewards of the stories that we hear. In Atlas of the Heart, we explore eighty-seven of the emotions and experiences that define what it means to be human and walk through a new framework for cultivating meaningful connection. This is for the mapmakers and travelers in all of us.

ブッククラブをやったり、ポッドキャストやClubhouseでヴァルネラビリティや心からの生き方やバウンダリー(境界線)などについて話している時、本当に良く出てくるコメントが「ブレネーの本を読んで、こういうときに話せるボキャブラリーができた」と言うことです。ヴァルネラビリティなんて、日本語ではまだまだ浸透していない言葉ですが、説明を聞けば、ああ!とみなさん分かってくれると思います。他にも、信頼についてとか、他人に対して最も寛容な推測をすること、感情について話すことなど、説明を聞いて、みんなと話すことで、こういった心のトピックについて話す語彙が身についてきます。Atlas of the Heartの説明を読む限りでは、今回の本は、この「ボキャブラリーを増やすこと」にフォーカスされている本なのかな?という気もします。

ご存じの通り、私は自称ブレネーブラウン研究家というくらい彼女の本と教えが好きな人なので、この新刊を心待ちにしています。発売は11月30日で、すでに予約済みです。

Braving the Wildernessを読んでいる2021年組は、今の本が終わったら年末はお休みにして1月から再開する予定ですが、この新刊のAtlas of the Heartはせっかちな私が早く読んでみなさんとお話がしたいがために、12月中旬からブッククラブを開始します。

曜日は日本時間の日曜日朝10時、北米西海岸時間では土曜日の夕方5時からです。

12月25日と1月1日の週はお休みしますので、2週間のReading breakがあると思って下さい。

本の中身が11月30日まで分からないので、何週かかるか未定ですが、手に入り次第この情報はアップデートします。

基本的には、今までどおり、週に1章読んでいくスタイルにしたいと思っています。

[開始日]日本時間2021年12月12日(日)10:00AM-/北米時間12月11日(土)5:00PM-

毎週1回Zoomにて

[注意事項]
  • お申し込み後、Facebookグループにて連絡・交流していきます
  • 参加できない回があっても、録画しますので後で観ることができます
  • 12月25日と1月1日の週はお休みにします
  • 日本在住の方には書籍が手元に届くまで若干時間がかかるかも知れませんのでご了承下さい。電子書籍でも読めます。ブレネー本人が読むオーディオブックは2022年2月まででないそうです。
  • 英語の本ですので、基本的に英語を読める方むけのブッククラブです。ディスカッションは日本語でやります。
[参加費:]$35

[定員]15人

お申し込みはこちらから

Shame(恥)を使った教育や社会について

今、Clubhouseでは日本時間毎週水曜日の朝7時から、Daring Greatlyを読んでいくブッククラブをやっています。今週は第6章 Disruptive Engagementという章を読みました。

その章には学校や社会でShame(恥)を使ったマネジメントが多いと誰も関わりをもたなくなる=Disangegmentが起こる、ということが書かれています。またブレネーによると、研究対象者の85%が、学校で起こったShamingな出来事を覚えているというリサーチ結果が紹介されており、特に美術や音楽などのアート系の授業で、他人と比較されたり、けなされたり、からかわれたりというCreativity Scar(創造性の傷)を受けることが多いと書かれていました。

ブッククラブでその話をしていた際、参加されていた塚越悦子さんが「人によっては、何がShamingであるか分からない人もいるのでは?」というコメントをしてくださり、もうすこし深堀りしたいと、急遽翌日TwitterのSpacesでもShameについて話す場を設けました。

Spacesでは、まずはShame(恥)とは何なのかという話から始めました。ブレネー・ブラウンによると、Shameの定義は、“Intensely painful feeling or experience of believing that we are flawed and therefore unworthy of love and belonging.” 「自分の欠陥のゆえに愛や居場所を得るのに値しないと思い込む、激しい痛みの感情または体験」だそうです。Shameという単語は動詞でもあります。Shamingとはどういうことかというと、上の様な感情を引き起こす行動と言えると思います。

私がポッドキャストで「声をあげよう」と言ったり、ブッククラブやヴァルネラビリティ・アノニマスの会でシェアして頂いたことに怒ったり共感したりすると、時々、リスナーさんや参加者の方から「自分の意見を言っても良いんですね」とか「これって怒っても良いんですね」と言われることがあります。それと一緒で、恥を感じさせる行動にも、気がついていない人が実は多いのかもしれない、と思いました。学校や会社で、Shameを使った学習や経営が普通になってしまっていて、おかしいことだと気づかない人がいるのかもしれないと。

学校で、テストの結果を貼り出すような行為は私が学生だったころには普通に行われていましたが、それも確かにShamingです。ブレネーの本にも出てきますが、売り上げの成績によってオフィスの場所を変えるシステムのある会社や、Loserと書かれたホワイトボードがある会社、またこれははみライでも以前美香さんが言っていましたが子育てにも「○○ちゃんはもう指しゃぶりしてないよ」とか「○才にもなっておねしょするのは恥ずかしいよ」など、子育てにもShamingは蔓延していると思います。これがあたり前の社会だったら、「自分には価値がない」と思う人が続出しても全然おかしくないし、自己肯定感が低い人が多いのもあたり前だという気がします。

そしてこれがあたり前の状態になってしまうと、人は「もうどうでも良い」と関わる意欲を失うDisengagement)してしまうのですね。誰も他人のことを気にかけず、自分だけが逃れられれば良い、という会社、学校、社会は思いやりや優しさの無い会社、学校、社会と言えるかと思います。

それではどうやって変えていけばいいのでしょうか?

まず自分が教師や上司という上の立場にいる人の場合は、恥を使ったマネジメントをやめることが一番だと思います。生徒や部下を他人と比べないこと。

そして自分がShamingな待遇を受けた側の時、それを誰にも伝えないでいると「私はできそこないなんだ」「私はダメな人間だ」などというネガティブなセルフトークが頭の中で繰り返されてしまいます。

ブレネーによると、「恥からの回復力(Shame resilient)」をつけるには、まず自分が恥を感じていることを自覚すること。そして、信頼できる人に話すことが大事と話しています。

人に話すと、「私も」と言ってくれる人が現れたりして「私だけじゃないんだ」と思うことができます。また、「それは辛かったね」「哀しかったね」と共感してくれる人がいるだけで、恥は消えていくのです。(ブッククラブの仲間では、このことを「成仏させる」と言っています)

塚越悦子さんとヴァルネラビリティ・アノニマスをやります。

こういった恥の体験を話す会を「ヴァルネラビリティ・アノニマス」と呼んで、不定期に開催していますので、興味のある方はぜひご参加下さい。次回は日本時間2021年10月7日木曜日の夜10時半から予定しています。 ヴァルネラビリティ・アノニマスにはルールがありますので、ご参加前にそちらもご一読下さい

恥についてはこちらのポストにも以前書いています。

Shamingな体験は誰にでも起こりうるし、この恥との関わりは一生無くなることはありません。それでも自己肯定感を高く、「わたしはこれでいい」と思える生き方をブレネーはWholehearted Living(心からの生き方)と呼んでいます。Wholehearted Livingに少しでも近づきたい方はぜひClubhouseでやっている「Brené Brownブッククラブ」というクラブをフォローして不定期で開催しているお部屋にご参加いただくか、ブッククラブにご参加下さい。(次回開催は来年になると思います)一緒に、不完全だけどありのままの自分をみとめる生き方をめざしませんか?

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