他人の意見がどの程度自分に影響をあたえているのか?—30日毎日ブログDay 2

30日毎日ブログチャレンジの2日目。ついさっき英語ブログにも書いたことですが、他人を判断することについて。

英語でJudgemental という言葉は「詳しいことを知らないのに即座に判断すること」と訳せば良いでしょうか。初対面の人に対して、その人のことをよく知らないくせに勝手に「なんか偉そうで感じわる!」なんていうのをSnap Judgementなどと言いますが、私も昔はかなりジャッジメンタルな人でした。でも、さすがに30代後半にもなると人は見かけによらない、一瞬で判断してはいけないということが少しはわかってきました。

でも、十分な情報がないのに一瞬で決めつけることと、これまでのその人との関わりの経緯、お互いの性格などをもとにして「この人はこういう人」という自分なりの意見を持っているのはジャッジメンタルではないと私は思うのです。

私がよく知っている友人で、初対面の人や彼のことをよく知らない人からはものすごくいい人だと思われている人が居ます。しかし私の彼に対する意見はかなり厳しく、「幼稚で自己中」というものです。これは今まで私がこの人に関わってきた過去の体験をもとにたどり着いた結論です。なので、彼のことをよく知らない人たちが彼のことをすごくほめているのをみるとかなり複雑な気になります。

逆の例では、ものすごくクリエイティブで繊細で友人思いの友達が居るのですが、彼はエキセントリックなので、彼のことをよく知らない人からは「変なやつ」と思われていて、これは私を悲しい気分にさせます。

人はそれぞれに周りの人たちに対して、無意識のうちに「信用できる人」「あてにならない人」などのラベルを貼っていると思うのですが、それぞれの人に貼られたラベルは必ずしも同じではないと思います。私がAさんに貼るラベルとあなたが貼るラベルが全く逆ということもあり得るのです。

ラベル=個人の意見だと思うので、それぞれに違う意見があるのは全くかまわないと思うのですが、ある特定の人に関して、同じようなラベルがたくさん貼られているi場合もありますね。共通するラベルがたくさんある場合は、ある程度その評判は信用していいのでは、と思います。

私が面白いなと思ったのは、例えば私がAさんはあんまり信用できないなと思っていたとして、私の周りのたくさんの人たちが「Aさんはすごく頼りになる!」と言っていた場合。このような場合、あなたならどうしますか?それだけ多くの人が言うのならきっと素晴らしい人なのだろう、と自分のAさんに関する意見を変えますか?それとも、自分の意見に忠実でいますか?

いったいどのポイントで、他人の意見が自分の意見に影響を及ぼすのか。

これは状況によって人それぞれだと思いますが、いちど考えてみると、面白いトピックだと思います。

謙遜の落とし穴と目標を明文化すること

ここのところ黙々と、少しづつではありますが考えていること。

海外に住んでもう13年くらいになりますが、日本語を忘れたり(特に漢字!)、人とぶつかった時に”Excuse me”とか言ってしまい、もう半分以上外国人だなあ、と思うこともしばしば。

考え方や意見も、日本にいた頃とくらべるとだいぶ変わりましたが、未だに変わらないよなあ、と思うのが、自分を卑下しがちなこと。

良く言えば、日本の謙遜の美学なのでしょうが、褒められても、未だに「いえいえ私なんて、、とんでもない。」と言ってしまうことがよくあります。

もちろん、毎日人として向上するために生きているのだと思いますが、あまりにも卑下しすぎていると、いつのまにかそれを言い訳にして自分にストップをかけているのでは、と思うようになりました。

人はみんな周りから見られたイメージの自分と、自分自身がイメージする「ほんとうの」自分に分けられると思うのですが、自分を卑下してばかりいると、「ほんとう」と自分で思っている自分が、実は実際よりもすごく下になっていることがあると思うのです。

自分でビジネスを始めてみたい、作家になりたい、英語が話せるようになりたい、、、等、みなさんいろいろと夢はあると思うんです。でも、それを謙遜しすぎて「私なんてまだまだ」と思っていると、いつまで経ってもその夢って実現しないのでは、と思うようになりました。

もちろん、現実をしっかり受け止めて、謙虚な気持ちでいることはとても大事だと思います。でも、ある程度の年になったら、「私は起業家です」「作家です」「英語できます」と、明言しないといけないと、思うのです。

私もつい最近までは、謙遜して「これはほんの趣味でやっていることですから」と言っていたことがあります。でも、先日友人から、「どうしていつもそんなこと言うの? あなたは素晴らしい才能があるのに。もっと自分に自信を持っていいのよ」と言われ、気がついたのです。自分では謙遜だと思っていたのに、実は、「自分はまだまだだ」と思うことは、プロとしてやっていかなくて良い言い訳だったのです。

ここで何が私の頭に浮かんだかと言うと、漫画「ガラスの仮面」の上のシーンです。(70年代生まれなので、思いっきりガラかめ世代です)

確か、月影先生が聞くんですよね。「何の為にお芝居をやっているの?」と。「お芝居をやっていると楽しくて、だから趣味でやるの?」みたいに。そこでマヤが

「いいえ、あたし、女優になります!」って言うんですよね。(これ読んだことある人どのくらいいるんだろう?)

そこで明言してしまったマヤは自分でもびっくりしてしまう訳ですが。

みなさんの夢はなんですか?そして、あなたは将来何をする予定ですか?

さあ、言ってみましょう。「私、◯◯になります!」ってね。