これは今までに何度も色々な場所で言ってきたことだけど、私は自分は母である前に女であると思っている。
最近、友情についてよく考える。私の知っている女性は世代に関わらず、みんな忙しい。学校、仕事、恋愛、育児、家族、両親。。。みんな忙しい。
特に私の世代、30代後半から40代後半になると、女友達と遊びに行くような時間はほとんどない。しかもみんな疲れているので、余った時間は全て睡眠や休息にまわしたいというのが本音だろう。
もしそれを聞いて終わってる、と思うあなたはきっと30代以下の方だろう。
私にとって友情とは2ウェイストリート—一方通行でなく、相互に行き来できるものだ。お互いがその友情が長続きするよう努力しないといけない。
世の中には、二つのタイプの女性がいるように思える。ひとつは、自分の時間をすべて家族と過ごしたい女性と、そうでない女性。私は後者だ。
誤解されないように言っておくが、私も自分の家族は愛している。でも時々は自分のためだけのことをしたい。もしくは、友達と過ごしたい。だから私はポッドキャストをしたりものを書いたり絵を描いたりする。これらのものが、私を私にしているものなんだな。
Workin’ MomsというTV番組がどんなに好きかについては以前も書いたが、それはきっと主人公のケイト(演じているのはこの番組のクリエイターでもあるCatherine Reitman)が彼女も母親である以前にケイトだからだと思う。私は彼女にとても共感する。この番組は世の中の私達「ケイト」が感じるジレンマ—良い母親で良い妻でもありたいけれどそれ以前に自分であることをあきらめられない女—というのを上手く表現できているからだと思う。それをあきらめると、自分が自分でなくなってしまうのだ。
これは、家族とずっと時間を過ごしたいと思う女性たちへの当てつけではない(こういう但し書きを書かないといけないのも悲しいが、これまでの経験で学んでいるので)。私はただ、自分が幸せでいるためには自分を大事にしないといけないと言っているだけで、そのことに関しては謝る気もない。ただ、私達の友情が失われていくことがすこし悲しいだけだ。