今日はかなり滅入っているので短く。
世の中にまん延するヘイトに滅入っている。
トランス(トランスジェンダーのこと。英語圏ではトランス、と短くいうことが多い)のFacebookフレンドが、某SNSであまりにひどいヘイト画像にタグ付けされていた。フレンド仲間たちで、そのタグ付けしたアカウントを報告して一応アカウントは削除されたのだが、別の名前でまた新しいアカウントを作り、この友達をまたターゲットにしてきた。ショッキングな画像で、これを知った友人からのコメントの多くは「なんて酷い。なんでこんなことを!」のようなものだったが、トランスの友達は「トランスの人間には、こういうハラスメントは日常茶飯事なんです」と言っていて、さらに滅入った。
クライストチャーチや他の都市で起こる乱射事件もそう。
悲しい。
子供番組をやっていたあの神様のようなミスター・ロジャーズは「怖いことがあったら、助ける人(ヘルパー)を探してごらん。どんな怖い事件の時も、必ずそこで助けようとしている人がいるから」と言っていたけど、自然災害ならともかく、誰かが誰かを意図的に傷つけようとするヘイトクライムの場合、ヘルパーを見つけるだけでは救われない。どんなにサポートやヘルパーが居ても、一度つけられた傷は、簡単にもとには戻らないのだから。