完全ガイドでEvernoteを使いこなそう

Evernote基本&活用ワザ完全ガイド

先日仕事絡みで日本語の本が必要になり、日本のAmazonから注文することになりました。

日本からカナダに送るとなると、送料がけっこうするので、日本のAmazonから注文するのは年に数回でしょうか。せっかくだから、お友達の堀正岳さんいしたにまさきさん達が共著された「Evernote 基本&活用ワザ 完全ガイド」も注文しました。

Evernoteはほぼ毎日使っていますが、いまひとつツールを使いこなせていないというか、ツールの全貌が自分でも見えていないような気がしていたので、ちょっとおさらいするのに良いかも、と思ったのです。

さて注文した本が届き(いつものことですが、Amazon、はやっ!)Evernote本をパラパラと読み出すと、これが面白い。本書は6部に分かれており、第1章はEvernoteの基本の使い方など、初心者向けですが、第2章は「仕事」第3章は「趣味・遊び」第4章「日常生活」第5章「旅行・出張」第6章「トラブル・疑問」となり、全部で70のワザが紹介されています。

仕事でEvernoteを使うときはプレミアム機能の「名刺スキャン」(これは本当に便利。私はこれだけでプレミアムにする価値があると思っています。)やEvernote Web Clipper(こちらは無料です)には常日頃からお世話になっているのですが、「会議の録音」ができるというのは知らなかった機能で(今まではWordで取っていましたが聞き返すことってほとんどないんですよね)勉強になりました。

第3章の「趣味・遊び」では例えば英語の勉強をしている人の場合、どうやって効率良く学習記録を取り、弱点を克服するかが紹介されています。「読書記録を取る」では本の気に入った部分の書き取りをよくやる私としては、「なるほど、Evernoteで写真に撮れば良いんだ!」と目からウロコ状態でした。

電子書籍の場合も、気に入った部分をハイライトしたものの、そこからどうするかがいまいち解決していなかったのですが、Kindleのハイライト部分をEvernoteに持ってくるやりかたも紹介されています。なるほどね。

第4章の「日常生活」では、「買いたい、読みたい本リスト」や「息子や夫の服や靴のサイズ」などはノートを作って保管している私も、とにかくモノが増えがちな現代、片づけたものの場所や何が入っているのかや、子供の学校関係の書類や描いた絵などをどう片づけるか、などに関するワザが紹介されており、非常に参考になりました。

こちらに住んでいる日本人の友人に、『貸してあげるよ」と言っていたのですが、いやこれは下手すると一家に一冊あったほうが良い本かも、なんて気もしてきました。

何かと忙しい現代人の生活をオーガナイズさせてくれるEvernoteはやっぱりすごい。つい最近ユーザー一億人に達したのも納得です。

Evernoteいまいち使いこなせていない、という方、気になるけど使ったことないという方に是非おすすめの一冊です。

できるポケット Evernote 基本&活用ワザ 完全ガイド (できるポケットシリーズ)

「1万円起業」で世界征服を目指せ

一万円起業 クリス・ギレボー著

世界征服サミットについてはこちらで以前にも紹介していますが、その世界征服サミット(WDS)の主催者、クリス・ギレボーの2冊目の本の日本語訳が出ました!
クリスの一冊目の本は「The Art of Non-Conformity(邦訳は『常識からはみ出す生き方』」で、私もとても感銘を受けた本ですが、2冊目は「The $100 Startup」で、ビジネスを始めるのに大金なんて要らないんだよ、という本で、北米で発売になる前に、クリスに見本を送ってもらいました。

The $100 Startup

今回の邦訳版ではタイトルが、日本人にもわかりやすいようにか、「1万円起業」となっています。

さっそく読ませていただきましたが、やっぱり、日本語だとスイスイ読める〜。

一度読んだ本を、二度読み返す時間はなかなかありませんが(英語の本だと特に)二回目、日本語で読んで、この本のメッセージをさらによく理解することができました。

世界征服サミットにもよく出てくるテーマですが、この本のテーマも、「自由と価値」。一度しかない人生を、いかに自由に、自分の思うままに生きるかというのはクリスが前作の「常識からはみ出す生き方」で詳しく話してくれたことですが、この本では、そんな生き方には欠かせない、「仕事」をどうするかについて書いています。

気になる内容ですが、1500人のマイクロビジネスの「予期せぬ起業家」へのインタビューをもとにした、非常に具体的な実例集となっています。 第一部では、ポートランドで、今では有名な自転車でのマットレス売りをやることになったマイケルさんなどの、予期せずに起業家になった例を紹介。

従来の常識は忘れよう。マイクロ起業を成功させるには、必ずしも特定の分野の第一人者である必要はない。

と説いています。 立ち上げに必要な「たった3つ」のこととは?にも触れています。

第2部はもう少しつっこんで具体的なビジネスの始め方、どんなビジネスを始めるべきか、ビジネスプランはどういったものを書けば良いのか(ヒント:Twitter、リサーチの仕方など。
特に、考えすぎずにとにかくスタートさせることの大切さ、というのは私にもよくわかります。
そして「断れないオファー」を作るまでの完全ガイドも載っています。

クリス自身が、すでに何度も自分のサイトで情報商材をローンチさせている経験が豊富なので、この章での売り上げのサイクルや宣伝の仕方などは、非常に興味深いものとなっています。

第3部はビジネスを実際に始めたあと、いかにして利益を増やしていくか、ビジネスのツイーク(Tweak)のコツが紹介されています。また、ビジネスをやっている人なら一度は体験したことのある「アウトソーシングするべきか否か」という普遍のテーマにも触れていて面白いです。

自分のことにあてはめて空白を埋めて行く形式のワークシートも沢山あり、各章の最後にはまとめのキーポイントも載っていてとても便利。

私も聞いているポッドキャスターのGrammarGirlのミニョン・フォガーティや、Evernote Essentials のブレット・ケリーなど、私でも知っているオンライン起業家のエピソードが載っていて、「知ってる知ってる!」と親近感も。

自分でビジネスや副業を初めてみたいけど今ひとつ最初の一歩が踏み出せない、という人には必読本です。

余談ですが2014年のWDSのチケットセールスも開始されています。この本を読んでクリス・ギレボーってどんな人?彼の本を読んでいる人達ってどんな人達?と気になる方は是非チケットを購入みては。