ポッドキャストが大好きで、何かを書いている時、読書中、睡眠中、運転中以外ほぼつねに何かしら聞いています。一番聴く機会が多いのは、キッチンに立っているとき。
今回おすすめするポッドキャストは、Alie WardによるOlogiesです。
どのようなきっかけで聴くようになったのかは、私も覚えていないのですが、このポッドキャストは科学番組で、科学番組のレポーターとして知られているアリーが、毎回Ologist達をインタビューします。
オロジー、またオロジスト、というのは英語で○○学、○○学者、という際に単語の後半につく-ology , -ologistのことで、例えば生物学がバイオロジー、生物学者ですとバイオロジスト、人類学はアンソロポロジー、人類学者ですとアンソロポロジスト、となります。
エピソードの初回から順番にみていくと、第一回はボルケノロジー(火山学)、プライマトロジー(霊長類学)、古生物学 と結構王道を進んでいくのですが、そのうち、 宝石学とか時計学(!)とか 死亡学(!!) などがでてきて断然面白くなります。もちろん火山や恐竜の話も面白いのですが。最近では カラス死亡学(辞書にも載ってないw) なんてのもありました!!
そんな学問あるんかい!と毎回ツッコミを入れながらも楽しく聴いています。
そしてこのポッドキャストの何が優れているかというと、タイトルをみて「ふーん、あんま興味ないかも?」と思うエピソードでも、聴いてみると毎回必ず学びがあるし、聴いて良かったと思うことです。
そしてこのホストのアリーが素敵すぎます。女性に興味があるわけでもなく、普通に結婚している私が聴いても、アリーの笑い声が可愛すぎ。もう何この人?というくらい。インタビューも上手いし、時々追加情報として入れられるアリーの独り言も、各エピソードの前フリ、まとめも面白すぎ。英語も聞きやすいです。完璧じゃないし、ポッドキャスト以外にやっているメインの仕事も大変で疲れてるけど、科学が大好きで続けているアリーが、人として大好きです。彼女のインスタ・ストーリーも正直で素直で大好き。はい、ファンです。
各エピソードはジュラシックパークと猫が大好きでそれぞれのポッドキャストを自分でもやっているポッドキャスト界の王子様スティーブン・レイ・モリス の編集で、面白い効果音なども入ってます。
オロジーズはアリーが仕事の合間にやっているポッドキャストで、インタビューも彼女の出張や仕事の合間を縫ってスケジュールされています。家のクローゼットで録音することもあるとかw Patreonのページがあるのでぜひフォロー&サポ−トしてください。(Patreonは北米ではポッドキャストの資金集めに一番使われているプラットフォームだと思います。ポッドキャスト運営にもお金がかかりますのでね。)私もパトロンの一人で、パトロンになるとオロジストに質問をすることができます。またポッドキャストグッズ(英語ではMerchandiseを省略してMerchといいます)もオンラインで買えますので興味のある方はぜひ。
このポッドキャストを聴きだしてからの嬉しい副作用はファンのコミュニティです。 Facebook グループがあるのですが、毎日面白い科学ミームや興味深い記事、研究をやっている人や科学に興味ある人が集まるのでキャリアに関する悩み相談などが投稿されていますが、クリスマスの時期にはプレゼント交換(シークレットサンタ)や絵葉書交換も!また秋にビクトリアに旅行にくるというオロジャイト(オロジーズのファンを意味する造語)とも今メッセージ交換中です。
絵葉書交換は、 エピソード 36 – のデルティオロジー 葉書学? がきっかけで始まりました。絵葉書についてミシガンにあるヘンリー・フォード博物館の学芸員をインタビューしたアリー。私も手紙を出すことが好きなので、他の手紙好きなFB グループのオロジャイトで集まって、お互いの住所を交換してポストカードを送りあいました。私にはボストンとフロリダから葉書がとどいて、とても楽しかったです。今年もまた参加したいと思っています。
多くの面白いエピソードがありますが、特に カロロジー(美に関する研究)のエピソード は必聴です。あまりにもリスナーからの反響が多かったので、パート2ではリスナーのコメントを紹介しています。このエピソードでは社会にまん延する女性の擬物化、いくら着飾っても美しくないと感じる女性達、フェイクフェミニズム、女性自身が美しく感じればそれで良い、というけれど実際に自分が美しいと思っている女性にいかに社会が意地悪か、マタニティコルセット(あり得ん!!)、屋内配管の発達で鏡も家庭に増え、、、などなど、興味深くそして頭にくる内容ですのでぜひ聴いてみてください。
その他の私の好きなエピソードは以下です:
いかがでしょうか?興味があればぜひ聴いてみてくださいね。