ロイヤルBC博物館 この夏話題の展示—30日毎日ブログ Day5

今日は、ロイヤルBC博物館にて、エリザベス女王二世の特別展示を見て来ました。カナダは、英連邦王国の一つですので、エリザベス女王は、カナダの女王も兼ねています。特に今年は、即位60周年を記念して、連邦国各地で様々なお祝いのイベントが開催されていますが、この特別展示もその一つです。

セシル・ビートンという有名なファッション写真家が撮った、60枚にわたる珍しいエリザベス女王の写真が公開されています。下は私が気に入ったもののひとつ。(クリックで拡大)

Queen Elizabeth II by Cecil Beaton: Diamond Jubilee Collection は9月3日まで展示されています。

写真展の後は、恐竜を見て来ました。Dinosaursという特別展示です。

我が家には3歳児がいるので、この展示をずっと心待ちにしていたのですが、私達も今日やっと見に行くことができました。これはアメリカ自然史博物館からきているんだそうです。映画の「ナイト ミュージアム」の舞台になった博物館ですね。

最新のテクノロジーのおかげで、恐竜に関してさらに詳しいことがどんどんわかって来ているのだそうです。物理学的観点から見ると、巨大恐竜は、映画などでみるようにしっぽが地面についていて半ば直立の姿勢ではとてもじゃないが支えられないとのこと。面白いですね。

子供達にも実際に触ってみれる展示も多く、大人にも興味深いビデオなどが沢山ありました。面白かったのが、実物大のジオラマで、沢山の鳥や小さめの恐竜が再現されていたのですが、その景色の中には400以上の種族が含まれているそうで、でもその中で唯一の種(アシ科の植物でした)を除いてすべてが絶滅しているとのこと。考えさせられますね。

Dinosaurの展示は9月16日まで。

詳細はロイヤルBC博物館のウェブサイトを見てくださいね。

Oak Bay Tea Party—30日毎日ブログ Day3

30日毎日ブログも今日で3日目ですが、今日のブログは会社のほうにアップしました。基本、ビクトリアのローカル情報に関すること、カナダやビクトリアでの留学やワーホリに関することはルシッドのブログで更新しています。

ビクトリア近辺ではパレードは年に3回あります。春の最初のロングウィークエンド、ビクトリアデイのパレード、そして冬はクリスマスのパレード(クリスマスの時期はビクトリア郊外でも2、3のパレードはあります)、そして夏のはじめにあるオークベイでのオークベイティーパーティでのパレード。私はこのオークベイでのパレードが一番好きですね。

オークベイという街は、英国調の建物や文化がまだ残っている、ビクトリア周辺でも古い高級時宅地なので、そういった風潮を堅苦しいととらえる人も多いですが、私は美しい建物や公園のあるこの街が大好きで、いつか住みたいと思っています。

オークベイティーパーティに関するポストはこちらからどうぞ。

女性の為のカンファレンス、企画しました。

日本に住んでいる皆さんは、私が普段いったいなにをやっているのが疑問に思っている方も多いと思います。日本の人だけでなく、カナダに住んでいる人達も疑問に思っているようですが。ははは。

普段は留学エージェント、通訳、ライターとして仕事をしていますが、時々ソーシャルメディア関連の仕事もあります。

年が明けてからずっと取り組んで来たプロジェクトが、Breathe Nowです。

これは、女性の為の女性のよるカンファレンスで、私の住んでいるビクトリアで今年初めて開催しました。トピックは、メンタルヘルス、自分のコミュニティをいかに造って行くか、男性ばかりの職場でいかに働くか、将来設計、健康、フィットネス、女性の美から編み物やファッションのワークショップまで豊富に揃え、20代から40代の女性が100名近く集まりました。

私は創始者の一人として、将来設計とメンタルヘルスのパネルのモデレーターをさせていただきましたが、将来設計パネルでは遺言の大切さを再確認し、メンタルヘルスのパネルでは鬱病を克服した二人の女性のお話を聞くことができました。特に、メンタルヘルスは私が常日頃から積極的に取り組んでいるトピックなので、お話のあとのディスカッションでも、鬱に悩まされている人にどう対応するか、また政府や自治体のシステムにも厳しい意見が出たりと、大変勉強になりました。

この日の基調演説はカナダで国民的人気を誇る女性雑誌、Chatlaineの元編集長で、自身も鬱を克服したロナ メイナード氏。彼女は「自分の為に時間を取ることは決してわがままな行為ではない」ということ、女性はそれぞれの中に水源を持っていて、自分の面倒をきちんとみてあげないと、他人の世話をしたり人に親切にするためのエネルギーが枯れきってしまう、と話して下さいました。

この日の夜はパーティがあり、ビクトリアの地元のデザイナー、ブティックが集まってファッションショーをしたり、楽しい夜でした。

二日目は女性がいかにマスメディアの造りだすイメージにとらわれずに自分自身の美しさを大事にしていくかというパネルに参加しました。3人のパネリストはみんな私の友人で、偶然ですが20代、30代、40代でした。30代の友人は、子供の頃モデルをしていて、その後15年間フォトグラファーとして活躍していたのですが、「自分の写真を見て満足する女性はまずいない」と言います。40代の友人トレイシーは、「今までは写真を撮られる時に2重あごが嫌でいつも『綺麗に撮ってね』と言っていたけれど、最近は言い訳をしないようになった」と言っていました。雑誌のグラビアのモデルが、いかにPhotoshopなどで「整形」されているかについては日本でもよく知られていることだとは思いますが、このパネルでは、そのような美しさでなく、内面から湧き出る魅力にもっと目を向けよう、というディスカッションで非常に盛り上がりました。

2日目の基調は、カナダではとても有名なミュージシャンのビフ ネイキッド。彼女は孤児として育ち、その後養子として引き取られてカナダで育ち、パンクロッカーとして有名になりますが、その後乳がんを煩い、さらにはこのイベントの2週間前には心臓にも異常があり、ちょうど手術をしたばかりでした。女性としていかに有意義な人生を送るかについて真摯に話をしてくれて、実際に話をしてみるとすごく気さくな人で、みんなにハグをしていました。

あっという間の二日間でしたが、沢山の素晴らしい女性達とふれあうことができ、新しい友達もでき、色々学ぶことができました。既に、是非来年もやってほしいという意見があがっていますので、来年もがんばってやっていきたいと思います。