2018年を振り返って – Day 5

毎年大晦日に明けるハピネスジャー。嬉しかったことがあるとメモしてガラスの花瓶に入れておきます。

日本では数時間で年が明けようとしています。みなさんにとって、2018年はどんな年でしたか?

今年は、本当に色々大変なことがありましたが、それでも、良いことの方が辛いことより多かった年でした。今年を振り返ってみて、自分なりの8大ニュースを挙げてみたいと思います。

1.日本に行けた

1月に撮影の仕事で日本に10日ばかり行くことができました。この仕事は本当に大変で、今思い出してもゾッとしますが、、、お友達の堀正岳さんと塚越悦子さんとお食事できたことが唯一嬉しかったことでした。このプロジェクト自体、大変でしたが勉強になりました。

2.映画エキストラの仕事

去年の秋からひょんなことで始めた映画エキストラ。不定期で起こるバイトといった感じですが、昔フィルムスクールで働いていた当時のことを思い出し、とても勉強になりました。特に春頃参加した作品はハリウッドからのプロデューサーがやってきて撮影していた、いわゆるビッグバジェット作品で、使っている機材や出演している俳優さんもすごくて面白かったです。その後TV映画などにも関わったりしました。私は女優になろうとか、自分で映画を撮りたいなどとは思わないのですが、映画業界のワークショップに参加したりして、ひょっとしたらそちらの業界にいずれ入る可能性も今模索中です。年明けにも、尊敬する監督とひとつプロジェクトの予定が入っています。

3.ポッドキャストを始めた

4月から、福岡在住の友人須藤美香さんと、「はみだし系ライフの歩き方」というポッドキャストを始めました。毎週一回、zoom で美香さんと繋いでお話したものを編集、配信していますが、ほぼ休みなく毎週続けられたのは、一人でなくて二人でやってきたから、そして、「聴いたよ」と言って下さるリスナーさんのおかげだと思っています。

ポッドキャストを始めてみて、自分達が普段モヤモヤしていることはみんなもモヤモヤしているんだなと実感できて、面白かったですし、これを機会に良い変化を社会にもたらしていけたら、、、と思っています。年明けもポッドキャストは続けていきますので、どうぞご支援よろしくお願いします。

4.うまれて初めて個展をした

去年から続けている水彩画ですが、5月に、うまれて初めて友人のすすめで個展をひらきました。友人のやっているコミックブックショップの奥のちいさな部屋でしたが、それでも沢山の人達が観にきてくれました。また春から夏にかけて、2年目のThe 100 Day projectをやり、100日毎日絵を書き、インスタグラムに投稿しました。

まだまだ絵描きとしては未熟ですが、今はただ続けていくことを目標にして居ます。2019年も The 100 Day Projectには参加する予定です。(今はブログを100日書くというをやっています。)

5.オペレッタのプロジェクト

顔見知り程度の友人から、日本をテーマにしたオペレッタ、「ミカド」の文化コンサルを頼まれたのが春頃で、それから11月までミカドにどっぷりはまった年でした。ミカドのことも、作者のギルバート&サリバンのことも、プロダクションのこともほとんど知らない状況で参加しましたが、ディレクターをつとめた友人のサポートのおかげで、ショウは大成功でした。演劇のプロダクションの方が普段は慣れているのですが、オペレッタとなるとプロレベルの歌い手さんが揃っていて感動しきりでした。新しい友達もたくさんでき、素晴らしい経験になりました。また機会があればぜひやりたいですね。

6.ウィニペグ

9月には全日系カナダ人協会のAGMで、ウィニペグに行きました。

2017年のオタワに引き続き、日系カナダ人のみなさんそしてカナダ在住日本人のみなさんとの横のつながりを強めることができたことはとても有意義な経験でした。カナダで、そして日系人はどちらかというと現在の時点では安全ですが、戦時中の日系人強制収容という過去を経験しているからこそ、現代社会で問題になっている他の異文化団体への差別には、強く抗議していこう、自分達とは直接関係なくても声をあげていこう、と皆で再確認することができました。ウィニペグにあるNationsl Museum of Human Rights(人権ミュージアム)も必見です。

7.ポッドキャスト

私はポッドキャストが大好きで、暇さえあるとずっと聴いているのですが、今年になって自分がやりたいことの一つにポッドキャスト制作というものが上位に食い込んできました。4月から始めた自分のポッドキャストもそうですが、またそれとは別に、誰もが持っているストーリーを発掘したいという気持ちが湧いてきたのです。去年から地元ビクトリア大学にあるコミュニティラジオ局CFUVにて、ボランティアをしていて、最初はラジオ番組での声優のようなボランティアをしていましたが、この秋からこの局で配信するポッドキャスト担当になり、インタビュアーとして活動しています。まだ最初のエピソードの配信がされていないので、完成作品を聴いていただけないのですが、1月には配信されるはずです。ここでも新しいクラスタの人達と出会え、毎回色々と勉強になり、新鮮です。

また、リスナーとして大好きなポッドキャスト、My favorite Murderのライブショウを観に9月にバンクーバーに行き、2000人のファンと交流そしてホストの二人とも話をすることができて、夢のようでした。また、その他の私が好きなポッドキャストでもそれぞれのコミュニティで様々な興味深い人達と交流することもでき、友達の幅がひろがりました。

8.新しい仕事

私は普段から自分のビジネスという傘の下でも様々な仕事をしていましたが(留学エージェント、翻訳、通訳、映画のセンティメント解析など)今回ふとしたご縁がもとで、ケベック州発のチョコレート屋さんで仕事を始めました。新しいスキルを学び、新しいひとたち(その大部分が自分の子供くらいの年齢)と一緒に仕事をすることはまた新鮮で、いろいろと思うことが多いです(これはいずれブログに書きたいと思っています)が、仕事自体は楽しいので、2019年も続けていく予定です。

私は毎年その年のキーワードを3つ決めるのですが、2018年のキーワードは

  1. Move
  2. Story
  3. Communicate

でした。

Moveはどこか普段とは違う場所に行くことで、これは日本、ウィニペグ、バンクーバーなどでやはりいつもとは違う景色を目にすることで発見できることが多くあると実感しました。Storyはポッドキャストを常に聴いていることから意識しだしたことですが、誰にでもユニークなストーリーがあること、自分はそれを引き出していきたいのだ、そしてそれをどううまくやっていくか、などを常に考えて行動していました。最後のCommunicateも、特に日本人は思っているばかりでコミュニケート不足なことが多いな、と「はみだし系ライフの歩き方」でも実感することが多かったので、相手に伝わっているかどうか、に気をつけるようにしました。

こうやって振り返ってみると、アートにどっぷり浸かった一年で、その面では大満足な1年でした。エリザベス・ギルバートのBig Magicにも書かれていましたが、アートとは、豊かな人生を生きていくうえで欠かせないものだと実感しています。

2018年もあと数時間にせまり、最後にみなさんに伝えたいことは、感謝、それだけです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2019年の3つのキーワードは、明日発表します。