ブレネー・ブラウンのコースのビデオが無料配信

去年、ブレネーの開催するLiving Brave Semesterというオンラインコースを取ったことは、このブログにも書きました

次のCourageWorks(ブレネー・ブラウン主催のオンラインコース)のコースは、4月からはじまるDaring Greatlyで、人生において勇敢に立ち向かっていくとは一体どういうことなのかを学んでいきます。

CourageWorksのサイトにて、一部のレッスンビデオが無料で公開されていますので、簡単に説明しますね。

この一連のビデオで、ブレネーは「ヴァルネラビリティに関する迷信」を説明しています。

Lesson Video One: Vulnerability = Courage

ブレネーの著書においてもっとも重要なキーワードが「ヴァルネラビリティ」です。日本語では「脆弱性」や「もろさ」、または「弱さ」と訳されますが、「ヴァルネラビリティとは『弱さ』?」のブログに書いたように、このビデオでも、ブレネーはヴァルネラビリティは弱さではない、逆に、「結果を全くコントロールできないにも関わらず立ち向かい、姿を表し、自分を見せる勇気」であると説いています。

Lesson Video Two: Myths of Vulnerability | “I Can Opt Out”

ヴァルネラビリティの定義は

「不確実性、リスク、生身をさらすこと」で、ブレネー自身も、

「生きることは、ヴァルネラビリティを体験すること」と言っています。

Opt out とは、参加しない、というような意味ですが、ヴァルネラビリティに限っては「私はヴァルネラビリティやらないから」と脱退することはできないのですね。

そのようにしてヴァルネラビリティを避け続けているとどうなるかというと、

“If you don’t do vulnerability, vulnerability does you.” つまり、無視し続けていると、ヴァルネラビリティの方があなたをコントロールしてしまうというのです。つまり、ヴァルネラビリティについて理解すれば自分がヴァルネラビリティを経験しているときにどのような行動にでるのかなどから学ぶことができますが、そうでない場合はまず間違いなく、ヴァルネラビリティによって、自分の信じる価値とは違った行動をしているだろうということです。

Lesson Video Three: Numbing Vulnerability

これは今まで私のブログでは詳しく書いていないと思いますが、実はとっても重要なポイントです。

ヴァルネラビリティを経験すると、多くの人がその感情を麻痺させようとします。先が見えない時、リスクを感じる時、自分が人目にさらされていると感じる時、悲しい時、辛い時、ストレスを感じる時、人はその痛みを和らげるために様々な方法でその痛みを麻痺させようとします。お酒、タバコ、ドラッグ、仕事、甘い物、暴飲暴食、セックス、インターネット、買い物。。。これらの麻痺が長期的かつ衝動的に続くとこれを中毒と呼びます。

それではそのような麻痺行動は、いけないことなのでしょうか?

中毒までは行かなくても、仕事でストレスがたまっているので、つい甘いものを沢山食べてしまったり、というのは誰にでもあることだと思いますが、ブレネーはその答えはイエスだと言います。なぜなら

人は選択的に感情を麻痺させることができないからです

ネガティブな感情だけを麻痺させることは不可能です。

ストレスや悲しさ、寂しさ、恥などを様々な行動で麻痺させると、喜びや楽しさ、愛、信頼、創造性などというポジティブな感情も麻痺させてしまい、感じることができなくなってしまうのです。

Lesson Video Four: Courage Over Comfort

セオドア・ルーズベルトのスピーチにあるように、「アリーナに立ち」ながら、倒れないでいることは不可能だとブレネーは言います。それでもブレネーは、アリーナに出て行き、倒れる価値はあると決めたと言います。なぜなら、ぬるま湯のなかで快適に生きるよりも、勇気を出して立ち向かうとき、人は最も「生きている」と実感できるから。

これは私も強く賛同します。全て自分の予想通りにコントロールできて、傷つくことも悲しむこともない人生よりも、傷ついても、失敗しても、やりたいことに勇気を出して挑戦して行く人生の方を私は選んできました。

もちろん、何度も失敗していますし、どん底に落ちたことも数回あります。それでもこの生き方を変えないのは、このほうが、誰でもない、私自身の人生であると断言できるからだし、よっぽと、生きているということを実感できるからです。

ブレネーのオンラインコース、興味のある方はこちらから申し込めます。

コースに関する質問などもお気軽にメール、コメントでどうぞ。