TelTell東北ツアー(2) 復興と「あきらめない」日本人 & ブロガーミートアップ

東北ツアーの第一部はこちらをご覧下さい。

気仙沼をあとにして、南三陸町へ向かいました。ここは防災庁舎跡が生々しく残っています。もうすぐ披露宴を挙げる予定だったという、最後まで避難のアナウンスをされた女性職員の方のことを考えると、無念で胸がいっぱいになってしまいました。

次は北上川沿いに石巻方面へ。東北自体初めて訪れましたが、この川沿いの自然の美しさには息を飲まれるほどでした。カリと2人で、こんなに美しい自然が、恐ろしいものに変わることもあるんだよね、という話をバスの中でしたのが印象に残っています。

Kitakami river

ここ、大川小学校では全生徒の七割を津波で失ったとのこと。沢山の人達が手を合わせに来ていました。親として、胸が詰まります。

Okawa school

慰霊碑も出来ていました。合掌。

Okawa school2

caroline

そのあとは大原でボランティアをしているイギリス人のキャロラインに会ってきました。オンラインで知り合って友達になり、偶然彼女が大原にいる時に私が今回のツアーで近くに来ることになったので特別にスケジュールを変更して寄ってもらいました。「ヘルプが来るまで待っていたらいつまでも復興はできない」という信念のもと、個人で募金を集め、大原でバス停や公園を作っているキャロライン。震災以来、年に数回イギリスで募金を集め、日本にやって来てはお手伝いをしています。 私も見習わなくてはと思わされました。彼女に直接募金をしたい方は是非彼女のサイトまでどうぞ。

Yahoo ustream

その後石巻市へ移動し、ヤフー復興ベースにお邪魔してきました。ここはヤフージャパンが実際にオフィスを置いて、石巻の復興を様々な形で支援するというスペースですが、ここではUstreamの放送をして、カリが復興支援室 室長の須永さんをインタビューしました。復興ベースの主なプロジェクトは復興デパートメントというオンラインショップ。そのことについてこのビデオで紹介しています(英語)。

あっという間の2日間でしたが、これで東北ツアーは終わり、東京に戻ります。私達がこの2日間で見たものは氷山のほんの一角でしかないことは十分理解しています。たったの2日間ですが、その間共通していた印象というのはやはり、事態が大きすぎて、どこから手を付ければ良いのか、と言ったような無力感でした。それでも、ほんのちょっとの復興に向けて、毎日がんばっている人がいる。それがせめてもの救いでした。Ustreamでジョンが言っていましたが、この程度の震災が起こったらもう他所に移ろう、という国や文化は一杯あると。でも日本人はあきらめない。それは素晴らしい事だと言っていたのが印象に残りました。

日米ブロガーサミット 東京では松村太郎さんmehoriさんg.O.R.iさん、ソーシャルおじさんこと徳本昌大さん高橋学さん、家電ちゃんこと西岡舞子ちゃんなど他にも沢山の方とブロガーミートアップでご一緒できてとても嬉しかったです。日本のブログ界のことを何も知らないのでトンチンカンな質問をしていたと思いますが。。。ここでは、北米に住む人間として、北米の一般市民はすでに日本の震災のことを忘れかけているし、自分たちの問題(アメリカならハリケーンサンディや、経済危機など)のほうがいっぱいっぱいで、遠い日本のことまで気が回らない人が多い、という話をしました。そのような風化を防ぐには、ドーンと大胆なことをやらないと駄目だ、というのがジョンの意見でした。ソーシャルメディアの大物を日本に呼んで、大きなイベントを、、、というアイデアも出ました。また、TelTellのアプリを復興ベースで使えるようにすれば、海外の一般の人でも被災地の人の生の声、何が本当に必要なのか、などという情報を得る事に利用できるのでは、といったアイデアも出ました。非常に有意義なミーティングだったと思います。これをさらに次に繋げていけたらと思っています。

group

最後にホテルで助けあいジャパンの野田さんと一緒に撮った一枚。毎年この並びで一緒に撮ろう!と約束しました。野田さん、本当にお世話になりました。

カリ、ジョンと日本に行くのは今回二度目でしたので、彼らの仕事ぶりには慣れていましたが、やっぱりテクノロジーに詳しい2人には色々教えてもらって勉強になりました。ジョンは今回の日本滞在中に私の写真の先生になってもらいましたし、カリとは今もチャットでいつも近況報告しています。 また、一緒に日本に行ける事を楽しみにしています。TELTELLの皆さん、徳本さん、ありがとうございました。

TelTell 東北ツアー (1) 気仙沼へ。

助けあいジャパンTELTELL東北ツアー

暖かい沖縄をあとにし、東京へ戻りました。日本滞在の後半は、東北の被災地を回ります。

ソーシャルおじさんとして最近大活躍の徳本さんから、TELTELLコンシェルジュというアプリを体験しながら日本を旅して下さいと言われた時、真っ先に浮かんだのが東北の被災地のことでした。助けあいジャパン野田さんとは震災直後にTwitterで知り合い、助けあいジャパンで翻訳のボランティアをさせていただいたのと、二人とも地元が佐世保ということもあり、仲良くさせていただいています。去年全日空のお仕事でカリとジョンとで来日した際にも、ホテルまで足を運んで下さり、震災を風化させない為にも、是非海外の人に被災地を見てもらいたい、と熱く語って下さいました。

なので、「被災地を訪問することは可能ですか?助けあいジャパンの野田さんにお願いできないでしょうか」とご相談したところ、快諾いただき、実現しました。

TELTELLコンシェルジュのデモ

東京は冬に戻ったかのような冷え込み。沖縄とは正反対です。早速初日は、TELTELLコンシェルジュを作られているアールシステムさんにて、商品のオリエンテーション。TELTELLコンシェルジュは、AppleのFacetimeを使って、オペレーターさんと直接つながれる翻訳アプリ。私は自分の仕事でもあるので、翻訳、通訳にはちょっとうるさいです。Googleなどの機械翻訳は全然使えないこともあり、常々、翻訳には「ひと」が不可欠だと思っていました。

TELTELLコンシェルジュ オペレーター

このTELTELLコンシェルジュは、ちょっと何か聞きたい時に気軽に、プロレベルの通訳さんに気軽にアクセスできるので、非常に便利だと思いました。例えば、海外旅行に行く時、わざわざ通訳を雇えるような余裕のある人は少ないと思いますが、このアプリを持っていれば、空港、レストラン、ショッピング、地元の人との会話など、いつでもアクセスできます。とはいえ、実際に使ってみるまでは私もどうなのかな?という感じでしたが、数名のオペレーターさんが実際にカリとジョンの為に通訳をしているのを見て(動画がもうすぐGeekbeat.TVにアップされるはずですのでチェックしてみて下さい)、オペレーターさんのレベルの高さに驚きました。日本人ではないオペレーターさんも沢山居ましたが、みなさん日本語、とくに敬語が素晴らしい。「少々お待ち下さい」と言われたあとに英語でちゃんと通訳して下さいます。

早速このアプリと共に新幹線で一関へ。

翌日起きてみると一関は雪!それでもみんな助けあいジャパンさんが用意して下さったバスに乗り込みます。カリフォルニアから一時帰国されていた松村太郎さんも参加して下さいました。出発前に撮ったビデオはこちら。

ちらつく雪の中、気仙沼へ向かいます。最初に着いたのは、大型漁船第18共徳丸の打ち上げられた場所。ニュースなどでその写真を見たことはありましたが、実際に巨大な船を目の前にすると、みんな思わず沈黙してしまいました。
第18共徳丸・気仙沼

下敷きになった車よく見ると、車が下敷きになっています。。。

shrine

亡くなった方々へのお供えものや花、千羽鶴なども沢山ありました。たまらず涙。しっかり手をあわせてきました。

この共徳丸は、私たちが見学に行った日には取り壊しが決定、と伺ったのですが、その後も保存するかどうかで色々と意見が分かれているようですね。被災者の方にしてみれば、見るたびに辛い思いそさせられる方も多いでしょうし、複雑な問題です。共徳丸の周りは、ほとんどが何も無い空き地状態で、まだまだ先は長いなという印象でした。

復興屋台村 気仙沼横丁

その後、復興屋台村 気仙沼横丁という仮設市場にて、大漁丸というお店の女将さん、幸江さんにカリとジョンがTELTELLを使ってインタビューしました。

TELTELL 大漁丸インタビュー

津波のあと、避難していた知り合いの方の家ごと流されたなど、大変な思いをされたようすを話して下さいました。今はご主人と大漁丸を切り盛りされていますが、是非沢山の人にお店に来てほしいと言っていました。明るくて元気な幸江さんに、これから先はまだまだ長いけど、復興の希望を少しだけ、少しだけですが見れた気がしました。気仙沼に行かれる方は是非寄ってみて下さい。

ここで私は気仙沼のキャラクター「ホヤぼーや」グッズを購入。可愛いですよね。

Hoya boya

次は南三陸、大原、石巻へと続きます。