カナダを自転車で横断した男、再び。

安部良さんと

カナダを自転車で横断した男」と題して英語ブログのほうで安部良さんをご紹介したのは2011年の9月のことです。東日本大震災の後、カナダから応援してくれた人達に感謝する為に、カナダを自転車で横断されました。

それから約2年後、安部さんがまたビクトリアに戻って来てくださいました。

今度は、アメリカ西海岸、サンディエゴから出発し、西海岸を北上してこられました。2011年の大震災の後、カナダの人達にありがとうを伝えたい、と自転車での冒険にでられた安部さんですが、今回は、海岸沿いを北上しながら、どのくらい津波後、がれきなどが漂着しているかも見てみたかったということですが、意外にも、まだ到着していないというところが殆どなのだそうです。

安部さんは2011年のカナダ横断後にニュージーランドと台湾でも自転車で各地を回りながら「日本を応援してくれてありがとう」と伝え続けて来て下さっていますが、やはり台湾ではものすごくサポートが大きかったとのことです。嬉しいですね。

そしてやはりアメリカ西海岸は、日系の人も多いなどということもあり、ニュージーランドよりもサポートが大きかったそうです。

カナダには、バンクーバーをいったん通り抜けてナナイモへ。その後、ナナイモからビクトリアまで南下してこられました。

それにしても安部さん、日焼けがすごい!日焼け止めを塗ると虫が寄ってくるので塗らないそうですが、ほんとに、こげちゃってる感じでした。気をつけて下さいね。。

久しぶりにお会いして、カナダの約2年ぶりの印象などをうかがったあと、今後の夢なども教えて頂きました。

台湾には親日家が多いのは良く知られていますが、本当にいいひとたちに沢山会われたようで、台湾の若い人達を助ける財団を作りたいとのことでした。

日本も震災後二年を過ぎて、まだ課題は山積みですが、日本は全員の足並みが揃うのを待つ傾向があって、いつまで経っても実行に移せないということが多くないですか?等というお話をしました。以前紹介した、東北で自分だけで寄付金集めをして復興の手伝いをしているキャロラインも、「待っていたらいつまでたっても復興は進まない」という意見で自分で活動している人です。自分で、一人で、やる、ということは、団体社会の日本では批判されることなのかも知れませんが、待っていてはいつまでも実行に移せません。

今しか出来ないこと、自分にしか表現できないことというのは絶対にあると思うのです。そして、口先だけじゃなくて、実際になにかやっている人のは本当に少ないと思います。

安部さんはこの数年の自転車の旅をまとめた本を出して、それから財団を始める準備に取りかかられるそうですが、もしこのプロジェクトに賛同いただける方は是非ご連絡下さい。私も応援しています!

TelTell東北ツアー(2) 復興と「あきらめない」日本人 & ブロガーミートアップ

東北ツアーの第一部はこちらをご覧下さい。

気仙沼をあとにして、南三陸町へ向かいました。ここは防災庁舎跡が生々しく残っています。もうすぐ披露宴を挙げる予定だったという、最後まで避難のアナウンスをされた女性職員の方のことを考えると、無念で胸がいっぱいになってしまいました。

次は北上川沿いに石巻方面へ。東北自体初めて訪れましたが、この川沿いの自然の美しさには息を飲まれるほどでした。カリと2人で、こんなに美しい自然が、恐ろしいものに変わることもあるんだよね、という話をバスの中でしたのが印象に残っています。

Kitakami river

ここ、大川小学校では全生徒の七割を津波で失ったとのこと。沢山の人達が手を合わせに来ていました。親として、胸が詰まります。

Okawa school

慰霊碑も出来ていました。合掌。

Okawa school2

caroline

そのあとは大原でボランティアをしているイギリス人のキャロラインに会ってきました。オンラインで知り合って友達になり、偶然彼女が大原にいる時に私が今回のツアーで近くに来ることになったので特別にスケジュールを変更して寄ってもらいました。「ヘルプが来るまで待っていたらいつまでも復興はできない」という信念のもと、個人で募金を集め、大原でバス停や公園を作っているキャロライン。震災以来、年に数回イギリスで募金を集め、日本にやって来てはお手伝いをしています。 私も見習わなくてはと思わされました。彼女に直接募金をしたい方は是非彼女のサイトまでどうぞ。

Yahoo ustream

その後石巻市へ移動し、ヤフー復興ベースにお邪魔してきました。ここはヤフージャパンが実際にオフィスを置いて、石巻の復興を様々な形で支援するというスペースですが、ここではUstreamの放送をして、カリが復興支援室 室長の須永さんをインタビューしました。復興ベースの主なプロジェクトは復興デパートメントというオンラインショップ。そのことについてこのビデオで紹介しています(英語)。

あっという間の2日間でしたが、これで東北ツアーは終わり、東京に戻ります。私達がこの2日間で見たものは氷山のほんの一角でしかないことは十分理解しています。たったの2日間ですが、その間共通していた印象というのはやはり、事態が大きすぎて、どこから手を付ければ良いのか、と言ったような無力感でした。それでも、ほんのちょっとの復興に向けて、毎日がんばっている人がいる。それがせめてもの救いでした。Ustreamでジョンが言っていましたが、この程度の震災が起こったらもう他所に移ろう、という国や文化は一杯あると。でも日本人はあきらめない。それは素晴らしい事だと言っていたのが印象に残りました。

日米ブロガーサミット 東京では松村太郎さんmehoriさんg.O.R.iさん、ソーシャルおじさんこと徳本昌大さん高橋学さん、家電ちゃんこと西岡舞子ちゃんなど他にも沢山の方とブロガーミートアップでご一緒できてとても嬉しかったです。日本のブログ界のことを何も知らないのでトンチンカンな質問をしていたと思いますが。。。ここでは、北米に住む人間として、北米の一般市民はすでに日本の震災のことを忘れかけているし、自分たちの問題(アメリカならハリケーンサンディや、経済危機など)のほうがいっぱいっぱいで、遠い日本のことまで気が回らない人が多い、という話をしました。そのような風化を防ぐには、ドーンと大胆なことをやらないと駄目だ、というのがジョンの意見でした。ソーシャルメディアの大物を日本に呼んで、大きなイベントを、、、というアイデアも出ました。また、TelTellのアプリを復興ベースで使えるようにすれば、海外の一般の人でも被災地の人の生の声、何が本当に必要なのか、などという情報を得る事に利用できるのでは、といったアイデアも出ました。非常に有意義なミーティングだったと思います。これをさらに次に繋げていけたらと思っています。

group

最後にホテルで助けあいジャパンの野田さんと一緒に撮った一枚。毎年この並びで一緒に撮ろう!と約束しました。野田さん、本当にお世話になりました。

カリ、ジョンと日本に行くのは今回二度目でしたので、彼らの仕事ぶりには慣れていましたが、やっぱりテクノロジーに詳しい2人には色々教えてもらって勉強になりました。ジョンは今回の日本滞在中に私の写真の先生になってもらいましたし、カリとは今もチャットでいつも近況報告しています。 また、一緒に日本に行ける事を楽しみにしています。TELTELLの皆さん、徳本さん、ありがとうございました。